2020年Jリーグ戦力分析・愛媛FC編

愛媛FC

IN
忽那喬司(← びわこ成蹊スポーツ大学)
三原秀真(←愛媛U-18)
加藤大智(←明治大学)
吉田晴稀(←帝京長岡高校)
横谷繁(←甲府)
茂木力也(←浦和)(レンタル→完全)
吉田眞紀人(←千葉)(レンタル→完全)
岡本昌弘(←千葉)(レンタル→完全)
西岡大志(←琉球)
池田樹雷人(←長野)(レンタルバック)
川村拓夢(←広島)(期限付き移籍期間延長)
辻周吾(←横浜FC)
長沼洋一(←広島)(期限付き移籍期間延長)
渡邊一仁(←横浜FC)
森谷賢太郎(←磐田)(レンタル)
シシーニョ(←徳島)

OUT
下川陽太(→松本)(レンタルバック)
玉林睦美
林堂眞(→富山)
神田夢実
ユトリッチ
神谷優太(→湘南)(レンタルバック)
近藤貴司(→大宮)
野澤英之(→FC東京)(レンタルバック)
馬渡洋樹(→川崎)(レンタル→完全)
兎相皓(→栃木)
パクソンス(→岐阜)(レンタル)
河原和寿(引退)

寸評
川井体制2年目の昨季は得点数に伸びが見られたものの失点数が増加。降格争いに巻き込まれながらも19位で残留することができた。5位に入った15年シーズン以降、年々右肩下がりに成績が下降している。資金面でも厳しい戦いが続くが、そろそろ上昇気流に乗りたいところだ。
ポゼッションを重視する川井監督への信頼は厚い。今季で3年目、内容の良さを結果に結び付けたいところだ。
入退団では、チームアシスト王の近藤、攻撃の軸だった神谷、左サイドで存在感を示していた下川、中盤を任されていた野澤が退団。長年チームの顔として愛された河原が現役を引退した。ただ、茂木、岡本、吉田(眞)が完全移籍に移行。長沼もレンタル期間延長と明るい話題も見られる。
新加入選手で注目したいのは11年ぶりに復帰した横谷。今年で33歳とベテランの域に達した男のいぶし銀ぶりは必見。ボランチが主戦場だが2列目もこなせる。京都や大宮、甲府でもサポーターからの人気が高かった愛される漢は古巣でどんなプレーを見せてくれるだろうか。
もう1人、中盤にベテランが加わった。磐田から加入の森谷だ。長年川崎でプレーしていたゲームメーカーは初のJ2挑戦。横谷同様、落ち着きのあるプレーでチームに安定感をもたらしたい。
最終ラインでは兄・大輝と共にプレーすることになった西岡大志に期待だ。琉球の躍進を右サイドで支えた男にはアシストの量産が求められる。
ここ数年は厳しい戦いが続く愛媛。今治がJ3に昇格したことで集客面や営業面でも苦慮が増えることが予想される。状況の打破には目に見える結果と、より愛されるチーム作りの両立が求められる。まずは少しでも順位を上げ、勝ち星を増やしたい。一つでも多く歓喜の瞬間を分かち合うために。

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