皆様こんにちは。カクヨムとアルファポリスで連載中の『女子2人で鉄道旅をしています』のロケハン写真を上げていきます。
　今回の舞台は箱根登山鉄道。スイッチバックや急勾配、あじさい電車などで有名な路線ですね。
　例によって、一部写真には加工を施しておりますので、ご了承ください。
　作品URLは↓から。

　それでは、まいりましょう。

　まず、みずほとさくらが訪れたのは大平台駅です。

　大平台駅は箱根登山鉄道内で唯一の駅でスイッチバックを行う場所です。ですので、頭端式ホームのような形になっています。車止めのところが通路になっていて、両ホームを行き来できるようになっています。

　大平台駅の出口は2か所。ホームのICカード簡易改札機がある場所から階段を昇ると駅舎に出ます。また、改札口のあるホームからスロープのように直接外に出ることも可能です。

　この後、みずほとさくらはスイッチバックカフェに向かいます。正式には『箱根上の湯　スイッチバックカフェ』というお店です。箱根上の湯という旅館の1階をカフェに改装したお店です。
　売りは何といっても、線路が目の前にあること！　箱根登山鉄道の上大平台信号場のスイッチバック線に挟まれるという特殊な立地をしています。

　店内からはこんな感じの眺めです。本当に目の前を電車が走っていきます。ご飯がより美味しく楽しく食べられますね。

　みずほが食べたオムライスです。優しく懐かしい味わいでとても美味しかったです。

　スイッチバックカフェには外にデッキも設けられています。店内よりも更に迫力ある風景を臨めました！
　カフェと旅館のURLも貼っておきますので、是非一度訪れてみてください！　途中、道が細く入り組んでいるので、迷わないようにご注意を！

　さて、みずほとさくらはこの後塔ノ沢駅を訪れます。

　塔ノ沢駅は箱根登山鉄道でも屈指の秘境駅です。何しろ、トンネルとトンネルの間に挟まれており、周囲は山で建物がほとんどありません。
　塔ノ沢温泉への最寄り駅でもあり、駅から徒歩で温泉街に行けるのですが、駅だけを見ているととてもそんな感じはしません。

　塔ノ沢駅の特徴といえば、ホーム上に神社があること。日本全国数多の駅があれど、ホームに神社のある駅は早々お目にかかれません。
　この深澤銭洗弁財天は、塔ノ沢温泉を社員の保養地としていた松井証券の創業者・松井房吉氏が寄進したものだそうです。パワースポットとしても有名であり、境内の水で小銭を洗うと金運がアップするのだとか。
　すぐそばには滝も流れており、なんとも風光明媚な場所です。

　そして、この塔ノ沢駅、私のおススメは夜に訪れることです。

　夜の塔ノ沢駅はちょっと不気味な雰囲気もありますが、それ以上に美しく幻想的で、この世のものとは思えない空間を楽しむことができます。
　ひょっとしたら、きさらぎ駅ってこんな場所なのかも……。そんな感想がふと頭をよぎりました。

　最後に、塔ノ沢駅で撮影した写真をいくつか紹介してお別れしたいと思います。
　次回の更新もお楽しみに！