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J1第5節J2第6節J3第5節プレビュー

皆さん、ごきげんよう。ごきげんようって良い挨拶ですね。いつでもどんなときでも使えますからね。これからは積極的に使っていこう。

それはともかくとして。早速週末の試合のプレビューを行っていきます。今節はJ1から1試合、J2から1試合です。あっ、J3がない。またタイトル詐欺だ。

1.苦しむ名門、浮上のキッカケを掴めるか

J1第5節
鹿島アントラーズVS横浜Fマリノス(7/18 18:00)(県立カシマサッカースタジアム)
対戦成績:34勝10分28敗(鹿島から見て)
長きJリーグの歴史において一度もJ2降格を経験していないクラブ同士の伝統の一戦。黎明期からタイトルを分け合ってきた両雄同士の第1ラウンドとなります。
ところが、両チーム共、今季は成績が上向きません。前年王者のマリノスは湘南戦での1勝のみ。勝ち点4の13位とやや出遅れた感があります。
そして、何より深刻なのが鹿島です。開幕4連敗で最下位に沈んでいます。今季ここまで苦しんでいる要因はたった一つ。得点力不足です。
開幕から4戦でわずかに1得点。しかも、唯一の得点は相手のオウンゴールで鹿島の選手には誰も得点が生まれていません。
これはどうしたことなのでしょうか。要因はいくつか考えられます。まず、監督が変わったこと。新監督による新戦術が落とし込まれる上で、基本的にはまず攻撃より守備です。攻撃は守備より落とし込みに時間がかかります。2月の時点でもまだちょっとかかるかなという感じだったのは覚えています。
そこに追い打ちをかけたのが新型コロナウイルスでした。COVID-19の蔓延に伴い、どのチームの活動も休止せざるをえなくなりました。中断期間にずっとトレーニングできたチームはありません。しかし、新監督による新チームを作っていた鹿島にはこの影響が大きくのしかかりました。
結果としての今があるわけですが、今節はどうなるのか。ここまでは新外国籍選手にやや外れ感が出ていますが、攻撃的にくるFマリノスが相手ですので、得点のチャンスはこれまでよりも多くあるはずです。まず、点を取るという成功体験が今の鹿島には必要なのではないでしょうか。
この試合、肝となるのは鹿島の左サイドとFマリノスの右サイドの攻防だと思います。というのも、Fマリノスの攻撃のキーマンは今のところ右SBの小池っぽいんですよね。前節は相手左SBの中村帆高に同サイドを制圧されたことで攻撃が機能不全に陥りました。だとすれば、カギを握るのは鹿島の左SBです。ここに誰を起用するか。
守備を重視するなら杉岡、攻撃を重視するなら永戸でしょう。特に永戸は調子が良いみたいです。個人的には後者かなと予想しています。やはり今は点を取りたいですからね、鹿島としては。
というわけで、この一戦は小池と永戸の裏の取り合いが見どころではないでしょうか。

2.前節の課題を活かせホーリーホック

J2第6節
水戸ホーリーホックVS FC町田ゼルビア(7/19 19:00)(ケーズデンキスタジアム水戸)
対戦成績:2勝6分2敗
水戸と町田……。うーん、何もネタが思い浮かばない。チームカラーがどっちも青なことくらいですかね。割と程よい距離感でやってる両者なんじゃないでしょうか、知らんけど。
今季からボールを持つサッカーを志向している水戸にとって厄介な難敵がやってきました。町田ゼルビアです。何がアレって前節まで町田は僅かに1失点、しかもPKによる失点のみだったんですよ。今季屈指の堅守を誇るチームとの対戦というわけです。
前節、町田は新潟と戦って3失点食らいました。今季初の複数失点です。でも、わかりますよね? 相手新潟ですよ? リーグ屈指の攻撃力を誇る新潟じゃないですか。町田の守備大したことないななんて思います? 思わないでしょ。そういうことなんですよ。
しかも、内訳で見ると3失点のうち2失点はセットプレーからです。流れの中からは5戦で1点しか取られていない。やっぱり堅いじゃないですか、やだー。
そういうわけで水戸にとっては難敵オブ難敵となります。
町田の堅守を支えるのは豊富な運動量です。とにかく前から前からプレスかけてくるんですよ。これを足元で剥がせるか。これが水戸に課された第一のミッションです。
引いて守ってくるような相手ではないので、千葉戦の二の舞みたいなのはないと思いますが。焦ってミスをすれば高い位置で奪われてカウンターに持っていかれます。セットプレーを与えれば平戸という優秀なキッカーもいます。非常に怖い存在です。水戸様2つ目のミッションは冷静なゲームメイクです。前節の課題でもありますしね、これは。
そして、付け入る隙があるとすればセットプレーです。町田のここまでの4失点中、PK含め3点がセットプレーですから。この好機は絶対に逃さないこと。3つ目のミッションは決定機を確実に決めきることです。前節の課題でもありますね、これも。
というわけで、前節から中3日でどこまでチームが意識を変えられているか。その試金石になる試合かと思います。幸い連続でホームなので地の利は生かしたいところ。勝って連戦を終わりたいですね。

今節は以上となります。現地に行かれる方は感染対策をバッチリして楽しんできてください!


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