朝、水分を失ってグッタリした気分

夢を見た。遊園地に行く夢。詳しくは覚えてないので軽く書く。
ひたすら階段を登り続けて、途中で近道があるとスタッフさんに教えられ、みんなに逆らって逆走した。私はそのまま遊園地に辿り着けなかった。
ホールを覗きながら階段を探してると、合唱コンクールがやっていた。ここを突っ切れたら近道だろうになぁ…。
合唱コンクールが終わって、そこを突っ切って奥の部屋を開けたら自分の家の台所だった。後ろを振り返ると自分の部屋だった。そこで私は重い荷物を脱ぎ捨て、着替え始めた。エトセトラ。

大学の友達のさくらちゃんが出てきたり、高校時代に仲違いし絶縁して、大学卒業時に仲直りめいたものをした花ちゃんも出てきた。が、まあほとんど覚えてないので続きを書くのはやめよう。

ニートになってからしばらく経つ。最近は毎朝汗ビシャビシャ、布団が熱を持って水浸しで腐っちゃうんじゃないかな、と思うくらいにグショグショな状態で起きる。
パンツまでビッショリなので、まずはお漏らしを疑う。なんせ20歳の冬に一度やからしてしまっているのだ、とびきり派手なものを。用心深くなっている。
お尻と股を触りながら、これはお漏らしではなく汗だ、と気付いてまず安心する。ろくに運動もせず日中ゴロゴロしてるのに体中が痛い、というか気だるい、疲れている。
今飲んでる不安を抑えるための精神薬、副作用で体がダルくなったり眠たくなったりする。大学時代は忙しさと勢いで疲弊しながらも走り切ったが、今はその怠さを紛らわしてくれるものが無い。ニートだから!
かといって何も飲まなくなると、それはそれで症状が悪化する。もっと不安定に心が荒れる。人と会うのが怖くなるし、すごく落ち込む。

きっと薬が合ってない。今飲んでる薬も最初は効いたが、今はあまり効かない。不安が普通につのっていく。

新しい薬をもらおうと思って昨日精神病院に行った。口コミは散々な書かれようで、最初はここに行くべきか悩んだ。
でも精神病院なんてどこも口コミ悪いし、良さげな所は電話しても「新規を取ってない」と言われ跳ね返される。悲しいねぇ。精神を病んだ人たちの口コミだ、あてにするなよ、と思いながら、ズタボロな言われようの病院に向かったのだ。
場所は商店街の入り口。人がひたすら通り続けてひっきりなし、そこにでかでかと精神病院の看板が掲げられてる。最悪だ、こんなんじゃ入るとき必ず誰かに見られる。これは口コミが悪い訳だ。

この街は、以前住んでた街と比べて人も多い。大勢を抱え込んでる訳だから、患者の話を長く聞く暇も無いのだろう。
朝はガラガラでちょっと心配になったが、少し時間が経つともうぎゅうぎゅうに賑わっていた。
先生に呼ばれて対面したが、カウンセリングのようなものは一瞬で終わった。ごめんね、時間無いんです、と言われて。話は以前の病院で散々聞いてもらったので構わない。前通ってた病院は優しかった。
今何を飲んでるかと聞かれ、薬を差し出す。へえ、これでいけたんですか?と驚かれる。驚かれたことに驚く。どういうことだろう。
体がだるくなるんです、この薬を飲むと。そう言うと、でしょうね、と返された。この薬の副作用はそれですもの。不安は緩和されるんですが、体がダラーんとなるんです、と言いながら、先生は体をダラーンとさせて静止した。面白い人だな。
前の病院では、薬の作用、副作用をしっかり説明して貰えなかった。この病院への信頼度が上がった。
飲み続けるのはしんどいので、新しい薬をくださいといったら小さな手作り冊子を渡される。薬の説明書だ。両親に読んでもらい、許可をもらってから渡しますと言われた。ずいぶん大層なもので、こんな説明とか、親の許可や考える時間が必要なくらいの劇薬なんだろうか。とちょっと怖くなった。強い薬はやめてほしい。精神薬を飲み続けた場合、長生きってできるんだろうか。

帰りにマックのポテトLサイズ2つとマックシェイクバニラをテイクアウトして家路に着いた。今はポテトが安いんだ。食べてる途中、ポテトの旨さも味覚も消えた。ポテトの旨さの賞味期限ってほんと一口目までよな。なのに私は大量に買い込んで機械のようにひたすら手を口へ動かし続ける。こんな食生活だから、そもそも長生きなんてできないのかも。怖いこと言うなよな。

家に着いて、ジョジョを見て、今日届いたばかりの逆転裁判をプレイして昨日は終わった。面白かったはずなのに、上手く感動できなかった。今は何を観てもそうだ。不安が感受性に制限をかける。サッサと働いた方が良いんだ、私がちゃんと娯楽を楽しめるように。

ニートになるのにも才能が必要で、私みたいな社会の歯車に収まってないと安心できない人間は向いてない。しかし薬が上手く効いてくれないので無闇に社会に出るのも怖い。
次の精神病院はおよそ二週間後です。一週間後が良かったのですが、忙しいようです。はあ、一週間以内だったら医療費安くなるのになぁ。


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