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うまく生きるには


最近自分の生き方が分からなくなってきた。

何が好きで、何がしたいのか。どんな仕事に就きたいのか。

何が得意で、何ができないのか。

人生一度きりというけれど、一度きりの人生で自分に合った生き方ができる人はどれくらいいるだろうか。

やりたいことを全てやるには人生は短すぎるし、本当に望んだ人生を送れる自信もない。

もっと勉強したい、資格を取りたい。

もっといい職場に行って、自分を高めたい。

無駄に向上心があるせいで、メンタルは弱いのにどんどん上に進もうとする。

結局、上司や同僚にキツイ言葉をかけられて落ち込んで辞めたくなる。

自分には向いてなかった。耐えられるだけの精神力がなかった。

これがHSPだからなのかINFJだからなのか、そもそもそんなこと関係なくただただ自分のメンタルが弱いせいなのか。

きっと、何かカテゴリーのようなものに分類してそのせいにしてしまえば楽なのかもしれない。
わたしは悪くない。この性質のせいだ、と。

こんなことでいちいち挫けてる自分も嫌だし、普通に生きている人が羨ましくなる。

周りの目ばかり気にして、本来の自分が出せなくて、萎縮して、どうにか嫌われないような行動をとってしまう。

こうなってから何年もたった。一度は、もう何があっても大丈夫と思えていたけれどそうそう簡単には変われないのだ。

悲しいくらいに傷ついて、立ち上がれないほど打たれたら少しは強くなれるかな。


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「人生は暇つぶしだ」

よく聞く言葉で、初めはそんなわけないと思っていたけれど、無職という時間が膨大にある期間を過ごして、本当に人生って暇つぶしなのかもと思った。

朝起きても特にやることがなく、ダラダラと時間を過ごして、夜は眠るだけ。

今まで仕事に費やしていた時間が急に自由なものになってしまったから、何をしたらいいのか分からなかった。

とにかく暇だった。暇をつぶすためにゲームをしたり、掃除や家事、買い物に出かけたりした。結局、仕事に充てていた時間は暇を潰すための時間として使い、人生は暇つぶしの連続なんだと思った。

暇だから仕事をする。

暇つぶしにしていた仕事を違う暇つぶしに使う。これの繰り返しなんだ、と。

この言葉から得られたものは、単に人生は暇つぶしだから真剣にならなくていいという事だけではなかった。暇つぶしなんだから自分の好きなことをどんどんやっていけばいいし、物事をあまり深く考えすぎなくてもいいということだ。

生まれてから死ぬまでの暇つぶしのために始まった人生ゲーム。

その中で、何を学び、何を感じ、何を作り上げていくのか。

過去ばかり振り返って、あの時はよかったとか、あの時に戻りたいとか後悔しても意味がない。過去を振り返るのは、人生が終わった時だ。今ある自分と照らし合わせて答え合わせのために使うんだ。

人生は複雑なあみだくじでできている。

いろんな選択をして、遠回りをして、紆余曲折あって初めていい人生だったと言える。

そう思えるように、わたしは生きていきたい。

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