SMBC日本シリーズ2018 第5戦 福岡ソフトバンクホークス VS 広島東洋カープ 試合プレビュー

試合プレビューの前にまずは両チームの先発投手から紹介です!

福岡ソフトバンクホークス 先発  千賀

今年のシーズンも昨季と同様13勝を挙げて結果を残している投手です。

奪三振能力の高い投手で、今シーズン奪三振率は10.4と非常に高いです。奪三振率とは、1試合投げたら何個三振が取れるかの基準の数値です。千賀の場合、9回投げると10個は取れる計算なので、毎イニングに1つは三振取れることになります。

切れ味鋭いフォークなどの変化球と140キロ後半から150キロ台中盤のストレートを織り交ぜて三振を多くとるピッチングスタイルが持ち味。

広島東洋カープ    先発   大瀬良

今シーズンは15勝7敗と1年間ローテーションをしっかり守ってくれた投手!!今年のカープの先発陣を支えたのは大瀬良の力が大きい。

QS率(クオリティースタート率)が77.78となんといっても、高い。クオリティースタートとは先発投手が6イニング以上を投げ、かつ3自責点以内に抑える確率のことです。77.78%なので、大瀬良の場合10試合投げたら、7〜8試合はクオリティースタートできるということです。

カットボールを中心とした多彩な変化球とキレのあるストレートを投げ込んで打ち取っていくピッチングスタイルが持ち味。

今日の試合の見どころ

投:  千賀、大瀬良が何回まで粘り強く投げれるかに注目!中継ぎのタイミングと中継ぎ投手の選び方に注目!

打: カープは打線の繋がりでの得点ができるか、ソフトバンクはチャンスを作る回数が多いだけにどういった点の取り方をしてくるかに注目したい!カープは調子を落としている丸の打席と反対に調子の良い鈴木に今日も注目したい!ソフトバンクは、内角攻めに苦しんでいる柳田と安定感のある中村の打席に注目!

スターティングオーダー

福岡ソフトバンクホークス

1 上林 右  2 明石 二   3 グラシアル DH   4 柳田 中          5 中村晃 左 6 内川 一 7 松田 三 8 今宮 遊 9 甲斐 捕 投手 千賀

広島東洋カープ

1 田中 遊     2 菊池 二    3 丸 中    4鈴木 右           5松山  DH   6 西川 一  7 安部 三 8 會澤 捕            9 野間  左   先発 野村

では、実際に試合を振り返ってみよう!

1回表

田中がセカンドゴロ、菊池が三振に倒れると、丸も2-2からファウルで粘るもあっさりレフトフライでチェンジ。

おいおい、、、この時は初回からあっさりとした攻撃で終わったなーと思いました。ただ、丸が空振りだったボールがファウルでき始めたのは復調の兆しが見えてきました。今後の打席に乞うご期待!

1回裏

上林、明石を打ち取るも、グラシアルにフォアボールを出す。続く柳田が、セカンドゴロでチェンジ。

大瀬良も立ち上がりは慎重でしたが、きちんと0で抑えてくれました。柳田にはインコース3球、アウトコース3球の配球でやはり今日もインコースを突いていくのだなと確信しました。

2回表

鈴木が三振で簡単に1アウト取られるも、松山がフェンス直撃の2ベースヒット。続く西川がフォアボールで続くと、安部のファーストのゴロのゲッツー崩れで2アウトランナー1.3塁。會澤のセンター前タイムリーヒットで先制する。野間のライト前ヒットの間に安部が本塁を落としいれようとするも、上林の好返球により本塁タッチアウト。

いやー、この回1点で止められたのは悔しい!!広島の持ち味の前の塁を陥れようとする果敢な走塁の姿勢を見せたが、バックホームへの上林の返球には頭が上がらない、、、、これは第4戦であった暴走とは違い、サードコーチャーの判断は間違ってはいなかった、、、少しでも逸れていたらセーフだった、、ソフトバンクは先制点を取られるも、このプレーで流れをカープに持っていかれるところを引き戻したと思う!


2回裏〜4回表

両チーム、フォアボールやヒットでランナーを出す回があるが、千賀、大瀬良共に粘りのピッチングを見せて無失点で終える。

この間の回は、共に両先発が粘りのピッチングを見せたなぁー!崩れそうで崩れない、点が取られそうで取られないという展開が続いた!カープ目線では、ここで、特に得点した次の回も点を取りたかったのが正直なところ、、、、。

4回裏

明石がフォアボールで出塁すると、グラシアルのレフト前ヒット、柳田のフォアボールでノーアウトランナー満塁。中村晃のセンター前ヒットで、走者2人が生還し、2-1と逆転。その後は内川がバントを成功させ1アウト2.3塁にするも松田、今宮が打ち取られチェンジ。

この回で踏ん張れなかったのが、、、痛かったなぁー、、、、フォアボール2つ出してしまったのは、打たれまいと思って慎重に攻めた結果だとは思うんだが、、このシリーズ中村晃は当たっていて怖い存在だったからランナーを溜めて迎えて欲しくなかった、、、、、

5回表

野間がセカンドゴロで倒れ1アウト。田中がフェンス直撃の2ベースヒットで出塁するも、菊池が三振。ここでソフトバンクは千賀からモイネロにスイッチ。丸がライトスタンドに、突き刺さる逆転の2ランホームランを放つ。2-3とカープ逆転。鈴木がフォアボールを選ぶが、続く松山がセカンドゴロでチェンジ。

ここでカープも当たっていなかった丸がホームランを打つ。カウントのこともあったのでストレートにヤマを張ってたなという印象だったが、よく打ったなと思います。これでお互い中継ぎの交代のタイミングが余計難しくなったなぁー!!

5回裏

甲斐がピッチャーへの内野安打で出塁、上林もショートへの内野安打で、1.2塁。明石がバントを決めて、1アウト2.3塁。ここでカープは大瀬良からヘルウェグに交代。グラシアルに、デッドボールしてしまい、満塁となる。柳田のピッチャーゴロの間にソフトバンクが1点を取り、3-3の同点。中村晃はレフトフライに打ち取られ、チェンジ。

カープの投手交代のタイミングはベストだと思いました。ヘルウェグも調子を上げてきていて、ここはヘルウェグで良かったです。柳田のあたり、もう少しヘルウェグが落ち着いていれば、あのピッチャーゴロをホームで刺せていて同点にならずに済んだのでは、、、と思ってしまいます。やはり、ツキにも見放されているような感じでした。ただ逆転を許さなかったのは、非常に評価できる点です!!

6回表

ソフトバンクはモイネロに代わり武田がマウンドに上がる。西川、安部が簡単に三振してしまい、2アウトになる。會澤が、レフトスタンドに勝ち越しのホームランで3-4となる。野間が三振し、チェンジ。

いやー、あれが入るのかよーと思うよう會澤のホームラン。會澤自身もビックリしていたのではないかなと思います。ソフトバンクも武田を責めることはできないと思います。良いところにカーブは決まっていましたし、上手く拾われたなと言う感じです。これまでのシリーズを見ていると、この1点はカープとしてはどうやってでも、守らないといけないですね、!


6回裏

カープはヘルウェグに、代わって一岡がマウンドに上がる。内川、松田を打ち取って2アウトにするも、今宮の2ベースヒットでランナーを出す。ここでカープは一岡からフランスアに投手交代。代打の長谷川がファーストゴロでチェンジ。

珍しくカープにしては、中継ぎのタイミングが早かったですね!フランスアも良く抑えてくれました。来シーズンも期待できる助っ人外国人です。来年はメヒアあたりも常時一軍で活躍を願いたいです。外国人枠の問題もありますが、、、


7回表

田中、菊池があっさり凡退し、2アウトを取られる。続く丸がセンター前ヒット、鈴木がフォアボールで繋ぐも、ここで投手交代で武田に代わり嘉弥真がマウンドにあがる。カープはここで代打新井。サードゴロに打ち取られ、チェンジ。

ソフトバンクも中継ぎのタイミングが良いですねー!!右の新井に左の嘉弥真とは!!右の被打率も低い、左キラー投手ってもう最強じゃないですか、どの場面でも使える。カープはここで追加点を取って中押しをしたかった!!

7回裏

上林を三振に取るも、続く明石にライトスタンドへのホームランを打たれて、4-4の同点となる。その後はグラシアル、柳田を簡単に打ち取りチェンジ。

フランスアー、、、、抜けた甘いコースにきた変化球を打たれてしまったーー、、、本当にこのシリーズ良くホームランが出るなー、、、明石も見逃さないあたりさすがやなー!

8回表〜10回表

両チーム中継ぎの好投でお互い無失点が続く。どちらのチームも本当にあと1本が出ないという状態が続いた。

本当に継投で投げた、投手みんな頑張って0に抑えてるなー!!ヒヤヒヤしながらいつ点が入るんだよーと思いながら見てました、、、

10回裏

先頭の柳田が、ライトスタンドにサヨナラホームランを放つ。5-4でゲームセット。

中崎、、、、まさかホームランでこの試合終止符を打たれるとは、、、、しかも試合後のインタビューによるとバット折れてたらしい、、、、バット折れながらもホームラン打つとかどんだけすげーんだよ!中崎、来シーズンは負けない投手であってくれ(負けが多くついている今シーズンであったため)!今シーズンを強調するかのような、ラストイニングだったぞ、、、、


試合の総評

日本シリーズ第5戦は、ソフトバンク対カープは、5-4でソフトバンクの勝利!!カープは1勝3敗1分ですので王手にされてしまいました。

本日の試合やはり、カープは追加点を取るべきタイミングで取れなかったのが大きいと思います。ランナー出たら、最低限進めるバッティングは出来ているように感じたが最後の1本が出なかったです。ソフトバンクは常に、先手を取って後手に回っていませんでしたが、この試合では先制され、常に追いかける展開でした。ただ流れを持っていかれそうになったら大事な場面で流れを持ってきていました、攻守ともにです。それが上林の好返球であったり、明石のホームランであったり、、、、。

長々と試合を振り返りましたが、、、ここまで読んで下さった方、本当にありがとうございます😊

野球好きな私が独断と偏見で書いている内容ですが、面白いと思って頂けたら幸いです。

第6戦もの試合プレビューも書こうと思っていましたが、時間の関係上書けそうにないです。

次は先日行われたJ2の第40節横浜FC VS 大分トリニータの試合プレビューを更新しようと思っております。

興味がある方はぜひ、そちらの方も読んで頂けたら嬉しいです!ぜひ、宜しくお願い致します!


 











岡山出身の現在大分住みのサラリーマン! 大分トリニータと広島東洋カープの大ファン(^^) 独自の目線で トリニータ・カープの試合のプレビューを中心に更新していきます!! 他にもファッション・音楽・旅行・お酒が大好きなので、 気まぐれで更新しようと思います😁