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酔いどれ雑記 70 旅行写真


20代後半はかなり海外旅行に行きましたが、最初の方は物珍しさか、もう来られないだろうとの思いからか、写真をたくさん撮りました。とにかくまず東欧ばかり行っていましたので、アルバムにはルーマニアやブルガリア、旧ソ連等、旧共産圏の国ばかりの写真でいっぱいです。どこかで書いた気がしますが、東欧に行っているうちに東方正教の国に興味津々になり、エチオピアにツアーで行こうと申し込んだのに(さすがにエチオピアに一人で行くのは大変な気がしましたので)、ギリギリまで人数が集まらず催行不可になってしまいました。せっかく仕事も休みをもらったし、どこかに行かねば損。どうしようか考えましたが、ダメになったエチオピアのツアーとほぼ同じ時期、同じくらいの料金で、催行が決定していたポルトガルのツアーへ参加しました。そこで一旦、私の東欧熱が醒めることとなります(正確には醒めたのではなく、ポルトガルが熱すぎたんですが)。ポルトガルの写真はいっぱい撮りました。またすぐに戻って来る、と思ったのにも関わらず。実際、その年にはもう2度ポルトガルに行きましたがその2度の旅では写真はほとんど撮っていません。そして以来、どこへ行くにも写真はほぼ撮らなくなってしまいました。パリの写真なぞ、多分10枚もありません。ノートルダムも、ルーブルも、シャンゼリゼも写っていないパリの写真が数枚だけ。

このnoteにも旅の写真をよく載せていますが、ほとんどがフィルムカメラで撮った写真をデジカメで撮影したか、スキャナーで取り込んだものなので画質が悪いです。まぁ、腕が悪いのもありますけれど、撮り直しできず一発勝負で撮った割に偶然きれいに写ったものもあります。世界には(と、まるで世界一周したかのように言ってしまいますが)誰がどんな風に撮ってもそれなりには雰囲気のある写真が撮れる街、場所というのがありまして(上手に撮れるとは言ってない)......。たとえばクロアチアのドブロヴニクなんかはこんな感じですし、

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ロシアはサンクトペテルブルクなんかは街自体が博物館のような感じで、適当に撮っただけなのに聖堂と夕焼けが写っているだけでそれっぽい写真になります。なにより電線が味わい深いです。

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これは百万回書いてます(言っています)が、旅行に行ったら
「また来るから」「次回に」とばかりに写真を撮らなかったり、買いたいお土産を買わなかったり、入りたい施設に足を踏み入れないなどという後悔はもうしたくないです。次はないと思え、ですね。いつ行かれなくなるか分からないし、次行かれてもその風景はないかも知れませんから。旅行の写真を撮って後悔するなんてことは......まぁ、ありますかね。撮っちゃいけないものを撮って大変な目に遭ったり、嫌な奴が写ってるとか......。