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Punk of meー私の音楽遍歴 39

私の現在の音楽のマイブームはいくつかあるのですが、そのうちの一つは
「コンピレーション盤」です。私が好きな音楽ジャンルは70年代~80年代初頭のパンク、ニューウェイヴ、ポストパンクなのでそこら辺のコンピ盤ってことなんですが……。今日はそんなコンピ盤の魅力について語りたいと思います(っていうか、前にも書いたっけ?)。

まず、コンピ盤とはなんぞや?オムニバスとは違うのか?ってとこから始めないといけないのかしら。私も厳密にはよく理解してません。
とりあえず「あるジャンルやテーマの曲が主に年代別、国別、レーベル別等に分けられて(複数のアーティストの曲が)寄せ集められた音源」ってことにしておきましょうか(いいのかな、こんないい加減で💦)。

とりわけ私が好きなのは、英米のバンドが9割5分以上の初期パンク、ニューウェイヴ、ポストパンクが雑じったもの。例の「高校生の頃にダイクマで買った2枚組のコンピ盤」もそれだね。ま、イギリスのバンドの方が必然的に沢山収録されてるわけだけども。

コンピ盤の最大の魅力は、新しい発見があることだね。自分の知らないバンド、名前だけは知ってるバンドの曲が入ってたりして。1曲目から最後まで飛ばさずにBGM的に流して聴いて
「おっ、この曲カッコいいな、なんてバンドだろ?」って気になったら収録曲リストやブックレットを見てさ。今じゃネットの時代だから気に入ったバンドがいたら、簡単な情報やディスコグラフィーはwikiやDiscogsなんかを見たりすればいいし曲も動画サイトやサブスクですぐに探せる。でもある意味では沼に陥るともいう。「うわ~、こんなにアルバム出してるのかよ!どこから聴けばいいのか?名盤って言われてるやつから?うーん、全部聴いてみたいなぁ、けど気に入らないやつもあるかも知れないしなぁ」とかね(私みたいにフィジカル派でサブスクに入ってない方は特にそうだろう)。

コンピ盤の魅力その2は、自分の好きなジャンルの曲だけしかかからない有線を聴いてるような感じで気持ちがいいってことかな。私は余程具合の悪いとき以外は何かしながらでも常に音楽を聴いてるしね。ほとんどの曲もう知ってる!ってコンピ盤でもついつい買ってしまうことがあるのはこの理由が大きい。

コンピ盤の魅力その3は……いや、本当はその2かな。ブックレットの内容やボックス、ジャケの意匠、デザインがイカしてるものが多いから。ヘッダー画像は私が所有しているパンク/ニューウェイヴ系のコンピ盤の中でもその点においては最上級にイカした代物だ。
コンピ盤ってのはレーベルや関係者が
「このバンドのこの曲を入れよう。曲順は……」って考えて作ってるわけで、解説もバンドや曲に対する愛に溢れてたりする。
このコンピ盤はデザインが秀逸、バンドや曲の紹介文はウィットに富んでて最高、写真のチョイスもいい感じでね。
このコンピ盤はバンドのチョイスと選曲自体は割とスタンダードなんだよね。マニアックめなのは入ってない。4枚組だけど2曲以上同じバンドの曲が入ってたりするし。そういうコンセプトなんだろう。けど「魅力その2」でも書いたように自分の好きなジャンルしかかからない有線って感じでいいんだよね。その点は「ダイクマで買ったコンピ盤」も同じ。あれもスタンダードなバンドや曲のチョイスだし同じバンドから複数の曲が収録されてるから。
だが両者の決定的な違いはブックレット。ダイクマで買ったやつは解説は一切無し、薄っぺらい紙にただ作曲者、プロデューサーの名前、いつどこのレーベルから発売されたか書いてあるのみ。
私はブックレットが豪華な方が嬉しいんだよね。図鑑を見ているようで楽しいから。

コンピ盤については改めて記事を書こうと思ってる。私が所有してるものを紹介しつつ。
先日話した通り「『パンク入門』のミックステープを私が作るならどの曲を入れようかな?どんなコンセプトにしようかな?」と考えていることだし(ミックステープってのはつまりコンピ盤ってことだしね)。

しかしまぁ、楽器はまるで出来ないしありえないくらい音痴で、音楽の基礎知識ゼロの私がこんな色々語っていいものかって今更思うんだが……。ただ「このバンドが大好き!この曲がカッコいい!」とか個人的な思い入れの話しか出来ない私がさ。でもね、好きなものは好きなんだからしょうがないじゃん?