清水湯

上京銭湯日記。~第七回 南青山 清水湯~

今回ご紹介させていただくのは、表参道駅から4分ほど歩くと見えてくる「清水湯」さん。住所はなんと南青山。こんな超高級層エリアにもサウナがあるなってと不思議に思いながら今回は訪れさせていただきました。基本今までは下町の銭湯ばかり行く人間で今回はどんな出会いがあるのでしょうか。早速のぞいてみましょう。

サウナ込み手ぶらセットは1200円と銭湯にしては少し高めですが、南青山という立地なのでしょうがないですね。自身の健康のために払うお金は屁でもないです。これからどんな物語が待っているのか楽しみです。

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一通り体を洗い終わってからまず最初に向かうのは水風呂です。水通ししてからサウナという流れではないと満足しない体になってしまったみたいです。この快感わかってほしいです。僕の周りで水通しを実践している方がいないので我こそはと言う方ぜひお声がけください。一緒に水通ししましょう。(?)

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水通しが完了したらお次はサウナ。ここのサウナ湿度を保つために色々な工夫がされているんだとか。詳しくは把握はしていないままサウナ室へイン!室温は80℃と高いわけではないのですが、湿度のせいか体感温度は90℃越え。この感じたまんないんだよなぁとか感じながら楽しんでいました。湿度のおかげでジンワリ体の芯から汗が溢れてくる感じが本当にたまらない。水風呂で引き締まった体がほろほろと崩れていき毛穴から我慢できず吹き出てくる汗に心地よさを覚えます。いっそ身体中の水分を全部出し切りたいくらいです。
そんなことをすると倒れてしまうので、ギリギリまで入り体が呼んでいる水風呂ゾーンへ。先ほど紹介しそびれたのですが、ここは全てに軟水を使用しているため、19℃ほどの水温でもしっかり肌にまとわりつき火照った体をじわじわとクールダウンしてくれるんです。思わず声が漏れてしまうのですが生理現象ですので仕方ありません。許してください。

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サウナを4セットほどしばいた後向かうのは高濃度炭酸泉。毛穴がもうこれ以上いじめないでくれと叫んでいるのを無視するかのように湯船に肩まで浸かる。サウナ後の炭酸泉の気持ち良さは、本当に好きで好きで大好きなんです。例えるならお酒をしこたま飲み終わった後に、背徳感を感じつつも向かってしまうラーメン屋のようです。それくらい好きです。
ちなみに最近は飲む前に二郎系に行くのにはまっています。中野の豚山とか好きですね。小ぶたダブルでニンニクマシマシ、野菜、アブラマシマシ、カラメが僕の定番ですね。サウナの話どっか行っちゃいましたけど、豚山は好きです。

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炭酸泉の隣に君臨しているのは微細気泡をふんだんに放出し続けているシルク風呂。入った途端ヌルヌルとした肌触りで少し不思議な感じ。高級スパに来たような気分(行ったことない)になりお肌すべすべになりたい僕はついつい長居してしまいました。上がった後すぐはまだ足元がヌルヌルするので転倒注意です。何も隠せない状態での転倒は多分恥ずかしいです。

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ここの凄いところは、銭湯上がりに生ビールを飲めるところ。お風呂上がりは思考停止で脊髄が反応してビールを購入してしまうもの。生理現象なのでしょうがないですね。キンキンに冷えた生が飲める環境下にあるのに飲まないのはもはや犯罪なんじゃないかと思うほど。すみません言い過ぎました。でも本当に美味しくいただきました。ナイスホスピタリティ!

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人は何かにはまってしまうことがあると思います。ゲームだったり、ラーメンだったり。キャンプやサーフィンといったアウトドア。映画観戦や音楽鑑賞色々ありますが、僕がはまったのが銭湯だっただけです。

皆さん色々な趣味があると思いますが、人生一度きりです。
趣味がないというひとはぜひサウナや銭湯に行ってみてください。体も心も健康になり人生を豊かにしてくれるはずです。

今週も銭湯を訪れていただきありがとうございます。個人的な偏見がふんだんい盛り込まれているのでこの感覚が全てではございません。あらかじめご了承ください。