マガジンのカバー画像

『太平記』関連 YouTubeチャンネルの動画シリーズ紹介

21
1991年大河ドラマ『太平記』の再放送、松井優征先生の『逃げ上手の若君』連載開始を記念して、『太平記』(鎌倉時代末期・南北朝時代)関連の動画をシリーズ物・単発でたくさん作成しまし… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

再生

動画版【『逃げ上手の若君』全力応援!】(63)瘴奸は武士・平野将監(ひらのしょうげん)へと戻り……歴史&作品ファン目線で考察するキャラの魅力

 noteの記事を読み上げで動画にしてみました。現在、全記事の中で四番目に閲覧数の多い、瘴奸の作品における魅力とキャラクター論(分類してみました)の記事です。  音声読み上げソフトの使用や動画作成の方法にまだ慣れず、今回も最後の部分がお聞き苦しくなり申し訳ありません。慣れてきましたら、多様なジャンルで動画を作成していきたいという気持ちで取り組んでおります。なにぶんオバチャンなので、うまくいかない点はあたたかく見守っていただければ幸いです。 👇noteでの記事はこちらになります。 https://note.com/sawa3333sawa/n/n1c00f4baed74

再生

動画版【『逃げ上手の若君』全力応援!】㉝関東庇番について調べてみた。そして、北条時行VS足利直義の鎌倉愛対決へ…?

 noteの記事を読み上げで動画にしてみました。現在、全記事の中で二番目に閲覧数の多い、「『逃げ上手の若君』全力応援!」のシリーズ内で関東庇番のことを初めて紹介した記事です。  読み上げソフトを使ってみてのテスト動画でもあるのですが、オバちゃんの自作動画でも少しずつ良いものができるようにがんばりたいと思います。 👇noteでの記事はこちらになります。 https://note.com/sawa3333sawa/n/n73e05e5245b4

再生

動画版【『逃げ上手の若君』全力応援!】④どこまで本当? 諏訪頼重と諏訪大社(上)

 noteの記事を読み上げで動画にしてみました。現在、全記事の中でもっとも閲覧数の多い、「『逃げ上手の若君』全力応援!」のシリーズ内で諏訪氏のことを初めて紹介した記事です。  読み上げソフトを初めて使ってのテスト動画でもあるのですが、オバちゃんの自作動画でも少しずつ良いものができるようにがんばりたいと思います。 👇noteでの記事はこちらになります。 https://note.com/sawa3333sawa/n/n466c182d988a

【古典『太平記』の楠木正成】物語の構成から考える…楠木正成が見つめていたものとは…?

 冒頭のキャラクターは、『暗殺教室』の大ヒットで有名な松井優征先生の『逃げ上手の若君』(週刊少年ジャンプ)で満を持して登場の楠木正成です。従来の人物像に配慮しながらも、松井先生の鋭い解釈が加わった〝ゆるカッコイイ〟(?)正成にどのような活躍の場が与えられていくのか……これからの展開がとても楽しみです。  楠木正成の好きな友人の〝原文で楠木正成のカッコイイ台詞を読んでみたい〟というリクエストにこたえて『太平記』の楠木正成登場シーンを読み直しています。歴史的に正しい知識というの

YouTube「現代人への警告~『太平記』『逃げ上手の若君』で描かれる足利尊氏が示唆するものとは?~」配信

 冒頭のキャラクターは、『暗殺教室』の大ヒットで有名な松井優征先生の『逃げ上手の若君』(週刊少年ジャンプ)で、主人公・北条時行の敵(かたき)である足利尊氏です。  谷口雄太先生のお話を聞いて、『逃げ上手の若君』第15話で描かれた足利尊氏がダブったので、少し話をしてみました。尊氏が最強(凶)である理由が、そういうことなのでないかな?というトンデモ推測です。あ、でも、ただの作品評ではありません。現代社会の分析も少ししています。  ※谷口雄太先生についてはこちらをご覧ください。

YouTube「「不思議」の現代~『太平記』鎌倉幕府滅亡の場面から考えたこと~」配信

 冒頭のキャラクターは、『暗殺教室』の大ヒットで有名な松井優征先生の『逃げ上手の若君』(週刊少年ジャンプ)で、主人公・北条時行を匿(かくま)い、数々の奇抜な方法で時行の成長を促す諏訪頼重。    おはようございます。日中は汗ばむくらいの陽気になりましたね。  前回のメルマガでは、古典文学や歴史の分野で私が本名で展開しているYouTubeの動画を紹介しました。占い鑑定をしている中で気づいたことなどもふんだんに盛り込んだ内容でした。……が、そのあとすぐに、これまで動画を視聴し

YouTube「【古典『太平記』の最後】現代の私たちへも問う、語り手の見果てぬ太平の世」を配信しました。

 冒頭の画像は鹿苑寺の足利義満像です。  古典『太平記』四十巻の最後は、細川頼之が管領職に就き、十歳の足利義満を補佐するところで終了します。「中夏無為(ちゅうかぶい)の代に成つて、目出たかりしことどもなり」と語り手は評価をくだしていますが、南北朝の合一はそのさらに二十年以上あとのこと。これまで『太平記』を読んできた我々は消化不良を起こしそうな、あっけなく、中途半端な印象をまぬがれない幕切れです。それには意味があるはずーー現状で私が推測できる範囲で、語り手の思いについて考えを

YouTube「【『太平記』義貞朝臣妖夢の事】夢がつなぐ諸葛孔明と新田義貞、託された理想」を配信しました。

 冒頭の写真は、もう配信していない「明星の華」というゲームでのキャラクターです。動画の画像にある「太田×足利観光パンフレット」の「太田」のキャラクターもですが、新田義貞はちょっと〝ヤンキー〟っぽいイメージなんですね。  北国で無念の最期を迎える新田義貞が、その死の直前に不思議な夢を見ていたーー古典文学に夢はたびたび登場し、重要な暗示をもたらします。『太平記』では、後醍醐天皇が楠木正成につながる夢を自身で夢解きしたことが有名ですが、その夢が吉か凶かの判断はどのようにされるので

YouTube動画「【智と論の太平記・補遺】脇屋義助、吉野にて後村上天皇に拝謁~洞院実世と四条隆資の見方~」配信

 冒頭の写真は、新田神社の案内と太刀斬守です。URLは公式HPです。 https://www.nittajinja.org/ (動画などお子さんでもわかりやすい秀逸なものです。また、ご朱印やお守りがとても素敵です。)  先日、南北朝時代を楽しむ会・東京を再発見する会共催の史跡巡りで、「新田神社」とその周辺を訪れました。気合の入った宮司様のお話、引きも切らず参拝に足を運ぶ地元の人たち、そして新田神社周辺の新田一族に関わるいわれと祠(ほこら)の存在に、多摩川で無念の自害を遂

YouTube「【因果応報?『太平記』が語る足利尊氏・直義兄弟の最期」を配信しました。

 冒頭の写真は等持院です。  大河ドラマ『太平記』の再放送が終わってしまい、よく言われる〝〇〇ロス〟ってこんな感じかといったところです。  30年前には、足利尊氏が弟・直義を手にかけるシーンも、ストーリー展開のひとつととらえて何とも思わなかったのですが、歳をとったせいか、胸に迫るものがありました。  実際のところ、あんなに露骨に尊氏が直義に毒を飲ませたのか、毒殺にしても誰の仕業なのか、単なる病死だったのか、真相はわからないそうです。 年齢が上がるにつれて、兄弟が遺伝で受

YouTube「【非業!足利直冬】父に愛されなかった子が道徳の名のもとに敗北する悲しみ」配信

 冒頭の絵図は歌川貞秀(江戸後期から明治時代)のものです。  大河ドラマ『太平記』の再放送もあと1話を残すばかりとなりました。  毎日動画を作るのはやめて、週1回の配信にしてからは、足利尊氏、足利直義、高師直という順番で人物を取り上げて、自分なりの視点で『太平記』内での彼らの人物像を紹介してきましたが、この順番で来たら、足利直冬も取り上げてみたいなと思いました。  大河ドラマでは筒井道隆さんが演じていますが、当時の私は筒井さんの大ファンでした(今も好きです。いつまでも老

YouTube「【執事!高師直】実はかっこよくて意外と純情な『太平記』での人物像」配信

 冒頭の肖像は「守屋家旧蔵本騎馬武者像」(高師詮説もあるとのこと)ですが、私が中高生の頃はこれが足利尊氏だと教えられてきたので、まだ少し慣れません……。  私が所属している「南北朝時代を楽しむ会」には、総選挙(人気投票)で選出した「NBC48」および「選抜神7(セブン)」が存在するのですが、高師直は「神7」のナンバー2です。ーー最初は、これを聞いて驚きました。私には高師直のイメージが良くなかったからです。  しかし、『太平記』を読み進めていくにつれて、高師直がだんだん好き

YouTube「【逐電! 足利直義】「君臣永く不快の基(もとい)、兄弟忽(たちまち)ち向背の初め」となった南朝への降伏」配信

 「逐電(ちくでん)」とは、逃げて行方をくらますことを意味します。また、冒頭の肖像は神護寺の伝源頼朝像ですが、近年、足利直義像とする説が出されています。  すっかり『太平記』の魅力にとりつかれている私ですが、〝兄弟〟活躍のかっこよさもその魅力のひとつかと思います。  個人的には、新田義貞と脇屋義助、北陸の瓜生兄弟、義貞の息子たちがいかにも「物語」で好きなのですが……足利尊氏・直義兄弟は別の意味で興味があります。  南北朝時代を楽しむ会の中でも、足利兄弟の女性人気は高く、

YouTube「【強運!足利尊氏】『太平記』の語り手も評価をくだせなかった?想定外の英雄」配信

 『麒麟がくる』で、止まることのできなくなった信長に安らかな眠りを与えたのは十兵衛だったーーという展開、木を切り倒す夢が、十兵衛の(あるいは信長や集団の願望とも結びついた?)深層心理で、TVドラマだとヴィジュアルで衝撃的に表現されてもいて、興味深かったのですが……。  時代の転換期に天下を覇するような活躍をする人物は、常人にははかりしれない何かを持っているのでしょう(私は占いもするのですが、ごくまれに、やはりそうとしか思えない〝もの〟を見ることもあります)。  足利尊氏も