悲しいって何だろう。
さあ。どうしたものか。
去年のヒガシ逢ウサカから1年、またもや悲しいお知らせが。
芸人さんが解散してしまう事を、私は勝手に「失恋」と呼んでいる。
今年も失恋しました。
応援できたのはほんの半年間。
でもその間、出来る限りお応援は出来たと思う。
仕事に行くより早い時間に起きて、仕事に行くより早い時間に劇場へ向かい、イオンモール幕張に一日中居たこともあったし。
どうしても観たい物は有休使ったりもしたし。
でもやはり、仕事の都合と、住んでいるところの利便性を考えると、直ぐには行けない距離。
もしかしたら「もしもの時のために後悔したくない」と思っていたかもしれない。
2020年のM-1グランプリで決勝に上がれなかったら解散しますという公言を知った上で好きになったのだから。
知った時には既に2021年になっていたのだから。
もし、その公言を延期していなかった私に残された猶予はなかったはずだから。
2021年のM-1は、1回戦からドキドキしながらその人達を追い、準々決勝では「絶対残るな」と思った。
敗退しても少しの間、きっと公言は撤回される物だと思い込んでいた。
が、解散。
好きだった芸人さんが解散してしまう時のファンの「悲しいな」を私なりに考えてみた。
きっと悲しいのは、毎日何度も打ってきたから、最初の文字だけで予測変換に出てくるコンビ名が日に日に出てこなくなる事。
所属している劇場のスケジュールにその人達の名前がなくなる事。
そして劇場の検索で毎回してた様に、そのコンビ名を入れるのが無くなる事。
毎月仕事のシフト表が出ると、スマホを隣り合わせで休みの日に行けるライブはないかと探す事がなくなる。
そんな小さいことの積み重ね。
最大級の「悲しいな」はやはり「2人のネタが見られなくなる」
これに尽きると思う。
2人揃っての漫才が大好きでファンになった。
2人にしか出来ないやり取り。
2人にしか作れないネタ。
2人の間の空気感。
それが観られなくなるのが悲しい。
今回は去年の後悔も踏まえて、Xデーまで観に行けるライブは行こう!と決めた。
2人で一緒に居る姿を絶対にもう一度生で観よう!と決めた。
そして昨日、初めて神保町の劇場へ足を運んだ。
めんどくさい性格なので、初めての場所は本当に苦手。
道に迷うし、群馬からだとどこでも小旅行に感じるし…
緊張しぃのヘタレ。
でも行こうと決めた。
その感想は…
何でもっと早く行かなかったんだろ…
結局後悔するんよね、何をしても何を決めても残るのは後悔なんだな。
いつか行こう。
いつでも行けるし!
とか思って先延ばしにするのは良くない。
後悔しかしない。
とは言え、さっき書いた「悲しいな」がもう目と鼻の先まできてる。
もうコンビ名で検索しても出て来なくなる。
休みがいくらあってももう観に行く目的のお2人は揃っていなくなってしまう。
泣いてしまうかと思ってたけど、ネタが面白過ぎて笑いっぱなしだった。
もちろんナミダバシのおふたり以外の方々もめちゃくちゃ面白くて、あっという間の時間だった。
幸せな時間を貰えたなーって本当に思う。
お2人が一緒じゃなくなっても、お2人の事応援しようと思えた。
これを書き始めた時は、こんなにしんみりする予定ではなかったのよ。
でもやっぱりしんみりしちゃうね。
これから先、どうなるんかな。
この半年間、ずっとナミダバシを観に行くのが楽しみで仕方なかった。
未だに実感湧かないけどね。
楽しかったな。
本当に好きだったな、お2人の漫才。
今の所…もう一つだけ生で観られるチャンスがある。
配信で観られるのはあと3つ。
そしたらもう終わり。
本当に終わり。
こうして認めることが「1番の悲しいな」なんだよな。
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