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「佐和福都心」と「佐和ブランド」【佐和駅】

いばらき観光マイスターの筆者が佐和駅エリアのまちづくりについて語ります。
📝R6年4月修正加筆

目次: 1 そもそも何で佐和?
         2 佐和福都心って?
         3 佐和ブランドって?
         4 今後の展望

1. そもそも何で佐和?

伸びしろがあるのに扱いが雑だから。 
観光マップや市のPRでは佐和だけスルーされる、商店会のような街づくり団体が無い、バスが無いので最寄りスポットを他の駅に取られる、駅前にはコンビニすらなく「何もない」と揶揄される。
市が「シビックプライド」を掲げているのに?

市内には4つの都市拠点がありますが、
佐和だけ湊線沿いではないという特徴があります。
(仲間外れにされる主要因だったり)

そんな佐和に新駅舎整備という転機がやってきます!しかも駅前&シンボルロードまで整備される大掛かりな工事です。人生に1回あるかないかの機会なんだから、これを機に佐和の価値を高めようというのが筆者の意図です。

こんな立派な駅前広場を作ってもらえたり…
コンセプトは「交通広場に交流広場を」
メインストリートに商業ゾーンもできます!

2. 佐和福都心って?

佐和エリアの「愛称」のこと。
せっかく駅舎や駅前が新しくなるんだし、やるなら質の高いものにしたい。そこで佐和駅周辺エリアをひとつの集合体とみて、地元民/出身者の拠りどころになるキーワードを考えていました。

そこで思い出したのが市議会の議事録に書かれていた「佐和副都心」。佐和は市の副都心になるはずだったんです。この当時の熱意を受け継ぎつつ、新しいスタートを切るという意味を込めて「佐和福都心」としました。

より多くの人に誇りを持ってもらいたく、
今までの佐和地区のひとつ外側までをまとめて
「佐和福都心」と呼ぶことにしました。

3.佐和ブランドって?

「佐和福都心にある魅力」のことで、佐和の認知と価値を高めるハッシュタグ。

地域循環共生圏(その地域にある地域資源を上手く組み合わせて新しい価値を創ろう)という、環境省の視点をヒントに、佐和のあらゆるモノコト=貴重な地域資源として佐和ブランドと呼んでいます。

佐和にあるものは全て佐和ブランドといえます!
その数なんと50以上!ぜひ”マイ佐和ブランド”を見つけて、色んな人と共有していってもらいたいなと
地域循環共生圏(ローカルSDGs)では
地域資源という新しい捉え方を教えてくれます

佐和ブランドを価値あるものに育てるには、佐和での暮らし(居住/通勤通学)を経験している方々の応援が欠かせません。
佐和にいる人同士では日常生活でのトピックとして、そして佐和を離れた人は新天地で自己紹介として拡散していただきたい!
「地元どんなところ?」「おすすめある?」……
答えに迷ったら 佐和ブランドです、日常に溶け込んだ新発見がたっぷり詰まってます。
地元にいてもいなくても、佐和ブランドをヒントに、佐和での暮らしを語り継いでもらえたら幸いです。

4.今後の展望

今の時代は「グローバルな」課題に、地域ならではの「ローカルな」形で向き合うことが求められてます。そこで国〜県〜市が掲げる動きに、佐和ブランドを盛り込み、佐和福都心の在り方を考えてみます。

今の佐和駅は通勤通学需要が大半ですが、これからは新しい役割が生まれます。特に東側へのアクセスが大きく改善され、市公式も「第二工業団地の操業環境向上に向けた周辺環境整備」や「ひたちなか地区間の新規路線バス検討」をしていくそうです。駅前の商業施設が充実すれば混雑を避けて佐和から向かう周遊ルートも開拓できます!

西口の笠松運動公園、東口のひたち海浜公園など
有名スポットにもアクセスも可能!
今まで改札がなかった東側。
海浜公園や工業団地は駅から見えるくらい近いです!
駅前整備(商業機能充実)と道路整備(バス路線充実)のダブル効果で佐和の価値がグンと高まります

そもそも駅整備のお金は全国の人々からもらった税金なので、人々に還元できる街づくりを目指したいよねと。そこで(新駅舎の)見た目だけで終わらない街づくりを目指して、10年〜15年で実現したい構想を練ってみました。

1 運営組織を作って土台固め→2 駅前のハードを充実
→3 体験などのソフトを充実→4 市街地の外へも拡大
この四つを柱に据えています。
佐和福都心の土地利用。
凡例:🟥駅前  🟨🟩住宅地  🟪工業団地
佐和福都心のプロジェクトを進めるにあたって
市や県の総合計画はコンパスのようなもの🧭

〜離れていてもぜひ応援を〜
地域応援としてUIJターンが流行っていますが、地元を離れたあと新天地から携われる地元づくりは滅多に聞きません。
最近はデジタル田園都市国家構想のテレワークなど物理的距離にとらわれない生活スタイルが注目されているので、遠隔地から地元のまちづくりを応援するスタイルもありでしょう。
応援といっても難しくなくて、日常会話やSNSで佐和ブランドに触れてくれるだけで、街づくり団体のない佐和にとっては十分心強いです。

佐和を離れた人々が新天地で拡散することで
新しい人が佐和に来て、人の流れが循環します。
小さじ1杯でも佐和の日常について話してみて下さい!

5. まとめ

・佐和は伸びしろがある、駅前整備は好機!
・愛称=佐和福都心 魅力=佐和ブランド!
・佐和のこと小さじ一杯だけ話してみて!

ひたちなか市の都市拠点は4つあり、そして市は「ひとが咲くまち。ひたちなか」をスローガンに掲げています。
私はこれを「四つ葉のクローバーが咲く」と喩えています。佐和以外の3エリアだけをPRしていると普通の三つ葉しか咲かず、佐和を入れて4エリア揃うからこそ幸福の四つ葉のクローバーが咲くのです🍀
市や県の総合計画という土壌に、佐和ブランドという種をまいて育てることで、ひたちなか市に四つ葉のクローバーが咲き、住みやすく暮らしやすい佐和"福"都心が実現できるのではないでしょうか!

佐和福都心の実現は、ひたちなか市、さらには茨城県全体の幸福度向上にも繋がる


今回はここまで。長い記事にお付き合いくださり誠にありがとうございます(感謝!)

筆者:ばらき
県公認「いばらき観光マイスター」認定。茨城県の魅力度ランキングに疑問を持ったのを契機に茨城のポテンシャルを知る。47都道府県での茨城と立ち位置が似ているという発想で、地元佐和エリアの活性化を独自に模索中。

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