基本はパンク・ハードコアが好きな僕ですが、ジャンル関係なくライブで見て１撃で好きになってしまったアーティストを紹介したいと思います。

The BONEZ

知らない人前提で書きますが、まずこのBONEZというバンドのVoはジェシーといいます。彼は元々RIZEというバンドで活動していて、BONEZを始める前から認知度がありました。見た目もかっこいいし、それこそファッション雑誌の表紙をバンバン飾るような扱いで世間ではイケメンだなんだ言われてて、正直僕はそんな入りで彼を見てたんであんま好きじゃなかったです。MVなんかで見たことはありましたが音楽自体もそんなに興味そそられず、ただ単にチャラチャラしてんな、ファッションで音楽やってる奴だろくらいに見てました。

そのジェシーがファッション雑誌に出てた頃からだいぶ先の、10年以上経ち渋谷のライブハウスでたまたまBONEZのライブがあり、あーRIZEのジェシーのバンドね、、、くらいにしか思ってなかったけど友達がちょっと見ようぜ言うもんで少し覗くことにしました。

ライブハウスのドア開けて、フロアの1番前でライブ見たい派なので当然1番前に行きます。１曲目始まってどんくらいだろ、たぶん１分くらいで僕の彼への印象はチャラいファッションロック野郎から神に変わってました。

一瞬で空気変えるってのを体感。気づいたら僕はフロアでモッシュのダイブの大暴れ。汗だくでライブ終わって外でタバコ吸ってたらジェシーがこっち来て、『ヘーイ！ナイス！』って声掛けてきてくれて握手して。

カッコ良すぎだよ。背なんか思ってたよりだいぶ小さくて少年みたいな印象だったのがステージで見る彼は誰より大きく誰よりカッコ良かった。終わってみれば僕は彼のただファンになり替わってました。

RYO the SKYWALKER

彼のことも知らない人前提で説明するなら、ジャパニーズレゲエ界のレジェンドです。RYO the SKYWALKERはそれこそ20年くらい前からMTVでMVなんか見てて知ってはいたんですが、このMV見てもわかるように割とPOPで聞きやすい。=当時ゴリゴリのパンクだハードコアしか聞かず、POPな音楽なんか一切受け入れない状態の僕からしたら全く興味無かったです。それから10年後くらいに渋谷のクラブを経営してる友達から、『今からRYO the SKYWALKER来るから見に来なよ！』と電話きたので暇だしちょっと行ってみるかくらいのノリに。

箱に入ってまぁこれも驚きました衝撃受けました。ただのJ-POPの延長線上くらいにしか思ってなかったRYO the SKYWALKERを現場で見て、

『なにこれ全然違う』

もうなんだろ、カッコいいのはもちろんとにかく熱気がヤバかった。クラブ全体がぶっ壊れるんじゃないかの盛り上がりで息をするのもきついくらいの酸欠状態。MVのRYO the SKYWALKERは誰？別の人？ってくらい破壊力が凄かったです。現場でしかわからない、音源よりも現場至上主義でやってきた本物の空気を見た感じでした。以降彼をきっかけにジャパニーズレゲエの扉を開くことになりました。

KOHH

KOHHを初めて見たのは名古屋のTATTOO＆ライブイベントにて。名古屋という土地は特に独特の空気感とゆーか地元レペゼン意識が強いので、この時のイベントは地元開催の主催がメインを張らずに他元のKOHHが務めるとゆー珍しいイベントでした。イベント前日に主催の人間に『なんでメイン張るのが名古屋じゃないのか』と聞いたところ『おもしれーかなと思ってｗ』と言ってました。

まぁ時代はどんどん変わってくので、いつまでもオールドスクールにこだわる必要なく新しいもん取り入れて発展させてく意識の高さも見えました。

でまぁ実際KOHHのライブ始まりこれまた度肝抜かれたとゆーか。決してデカい箱ではなかったですが現場の熱気たるやもう。最初はあんま知らない人もいたであろう空間で、徐々にKOHHの気合いとゆーかテンションと熱意に我々完全に持ってかれました。気づけばHIPHOPのライブなのにモッシュ状態。終わって思ったのはKOHHはロックである。いやジャンルとかもう関係ない。熱いもんは熱い、カッコいいもんはカッコいいんだとシンプルに感じました。

ライブ終わりにKOHHに感謝伝えに行ったらこれまた腰低くて超好青年。イケメンだし。天は色んな人に余裕で二物を与えます。

とこんな感じで他にも現場所見で１撃で好きになったアーティストは数知れずなんですが特に印象に残ってるのがこの３つかなと。共通するのは皆熱がハンパない。本気度が目に見えて違う。ライブにおける他のアーティストとの空気がまるで違う。実際話すとすげーいい奴。みたいな。でもこれってどの業界でも共通するもんで、やっぱその人の人間性が全てを決めるってことですよね。仕事でも音楽でもプライベートでも、魅力的な奴はみんないい奴説。

何かに興味を持ってみようって時は、是非少しだけ深く掘り下げて見てみて下さい。何でもいいスポーツでも音楽でもアニメでも映画でも、その人そのものや作者だったりの人となりを知ることによって魅力も100倍にもなるんで。さて書いたら思い出したから飲みながらまた聞くか。