見出し画像

『お便り』はよきよきばかり草の花    

(初投稿2022.12.12. よきよき+@  Ver.23.04.13.)

はじめに

・これは,遠廻しの悪態俳句である。その相手は『通信教育講座”おウチde俳句くらぶ”』を運営している『朝日出版社』に対してである。
・拓庵は『いつき組組員』を名乗っているが当然『チーム裾野』であり,裾野も広がるといろいろな変種も出てくるだろうモノの一人である,拓庵は自称『なんちゃって俳人』,『お便り』に紹介されるような俳句にちゃんと取り組んでいる人 では(あまり)ない。

『おウチお手紙』に投稿してみた

 「並」選になって,よし「人」選になるべく推敲した句を再投句してみましたが,やっぱり「人」にはなれませんでした。今の拓庵にはまだ「その句の問題点が分からず,だからどのように推敲していけばよいか」の力が足りていないようです。
 2022年10月からのルール改定で,『定例のお題』への投稿を優先すると『「並」から「人」への推敲句』の投稿はなかなか出来なくなります。このWebサイトの大きな趣旨であり,夏井先生もおっしゃられていた「自分の力で推敲して,”並”から”人”へとよりよい句にしていきましょう」という言葉に励まされてやってきました。「並」でも自分の思いが詰まった句です。更に自分なりにがんばって成長させた(つもりの)句なのに,その評価を受ける機会 がこのような形で奪われてしまうことが残念でなりません。
 例えば『「並」選の推敲句は,定例の2句とは別に,月にあと1句投稿できる』ような形になれば,「並」選の句たちも喜ぶと思います。「この句がまだよきよきでなければ〔ハシ坊〕に」というチェック欄があればよりよいと思います。そうなれば会員の皆さんも,もっと『句を推敲すること』の楽しさに気づくと思うのです。
-------
(以下は本文外です。お伝えしたかったことをこの場を借りて記させていただきます。失礼をお許しください。)
 先日,〔サポート〕に,『2022年10月からのルール改定』に対して上記の『お便り』と同様の意図の「問い合わせと要望」を送らせていただいた者です。予想はしていましたが,残念ながら返事はいただけませんでした。「内容により回答をしかねる場合」なのでしょう。そしてこの『おウチお便り』への投書もたぶん”掲載はない”でしょう。”〔おウチde俳句くらぶ〕をプラスに評価している投稿しか掲載されないだろう” と思うからです。
 ルール改正はしかたがない部分もあると考えます。しかしそのことに対する御社の対応が残念でなりません。

こうした投書があったことを夏井いつき先生に伝えていただけるよう,伏してお願いいたします。
/(Noteへの記載のために一部を改変した)

-----
・まあ載らないだろうなあ。それで『俳句生活』に投句するのも…なのだが。

『お手紙』はよきよきばかり草の花   沢拓庵

『夏井いつきのおウチde俳句くらぶ』オープンの頃

・組長が選者を担当しているWebサイトでは『俳句生活』が2021年4月「落花」から1人3句までの投句制限を設けた。『俳句ポスト365』が同じく2021年4月「春暑し」からサイトをリニューアルし句数の制限こそないものの『初級者・中級者別』,『中級者には選外も』というスタンツをとった。投句制限がなかった頃の『俳句生活』や『俳句ポスト365』では選ばれても1人2句までだった。
・その半年前の2020年10月21日付で『第2回おウチde俳句大賞』において,『朝日出版社』が以下のように発表した。

ーーーーー
夏井先生のオフィシャルWebサイト『夏井いつきのおウチde俳句くらぶ』のオープンです。このサイトに有料会員登録いただくと,夏井先生が選句する「写真de俳句」や「ドリルde俳句」への投稿,入選結果が確認できたり,夏井いつき監夏井先生のオフィシャルWebサイト修の句集が作れたりとスペシャルな特典をお楽しみいただけます
ーーーーー
・『おウチde俳句くらぶ』では「よき句はよき」と何句でも認めていただける。拓庵はなかなか 「人」 になれなかったが,がんばった方にはそれだけの評価が返ってくるというのはすんごく魅力的だった。

『朝日出版社』の誤算

・このWebサイトが開設された頃はもう〔プレバト〕の俳句コーナーは既に人気があり『チーム裾野』は広まる一方だった。そうなれば拓庵を含めいろいろなユーザーが『おウチde俳句くらぶ』入会してくる。朝日出版社はそこを見誤った。
・「あのプレバトの方が自分の句を見てくれるっ」というと,拓庵は不真面目なので「並」よりも「〔ハシ坊〕に載って自分の句を解説されたい!(文字も大きいし)」と思うことがある。また,同じ方の似たような句を何句も載せて解説する。組長としては「これで他の人も一緒に学んで下さいね」なのだろうが,そこは『チーム大裾野のいろいろ』である。「どれがよきか判らないからゼンブ投句すれば組長に教えてもらえるのだな」と受け止めてしまうユーザーがいたのではないだろうか。

・『俳句のセカイの常識』というのは(他の『句会』に所属してないのでよく知らないが)いろいろとあるのだろうと思うし,それは『句会』毎によって千差万別であろう。
・ここまで一般に開放した『句会』は珍しい。組長の「俳句のセカイの裾野を広げたい」という想いに『朝日出版社』が共感して立ち上げて下さったこ
とに感謝したい。だがこれは”ビジネスモデルになる”という判断もあったはずである。そしてこのように『Webで会員を会費制で募集する形』であれば,『俳句のセカイの常識』ではなく『他の通信習い事講座と同様の常識』が適用されるべきだと思う。どこかの習い事のサイトが「おひとり様いくつでも質問して構いません」として年間契約を結ばせておきながら「似たような質問が多いです」「まずは自分で考えましょう」と言って,最終的に「いくらお願いしても同じような質問が減らないので,質問は1人2つまでにします」としたらはたしてユーザーはどう思うだろうか。
・もちろん「不用意な投句」が減らなかったことは確かなのだろう。しかしその責を全てユーザーに押し付けるような記載の仕方はどうなのだろうか。このことは『組長が関わるネットでの投稿による句会』で先例があったわけであるし,組長の知名度を考えた場合,現在の状況は十分に予想できたはずである。最初から適切な句数制限を設けるべきだった。『朝日出版社』のビジネスモデルが甘かったと言いたい。そのことにまったく言及されていないことが残念でならない。
・『句数制限を設けたこと』への批判は表立って耳にしない。気に入らなければやめてしまえばよいだけではある。しかし年間契約をした途端この制限に引っ掛かってしまった方々は寝耳に水であっただろう。1年前からアナウンスをするか,せめて年間契約の途中解約を認めるべきだったと思う。

『おウチde俳句くらぶ』に望むこと

・これまで何句でもよかった投句に句数制限を設けるにしても,2句というのはあまりにも少ない。なによりも「人」として輝ける可能性をもった「並」の句が,こんな形で埋もれてしまうのは本当に本当に残念でしかない。また投句すらされず誰の目にも触れなくなってしまう句が増えるであろう。俳句を詠むことはタイヘンだがそれ以上に自分の句の中から選ぶのはより俳筋力を必要とするからである。
・先程『通信講座と同様の常識』としたが,やはり違う。ここは『組長のオフィシャル句会の常識』を通用させなければいけない。組長がおっしゃられていた『自分の力で推敲し、「並」から「人」へとよりよい句 にしていきましょう』が叶う『句会』でなければいけないはずである。

※アイデアをいくつか出しておきたい。

・〔ハシ坊〕には『季語無し』と『季重なり」は明記があるが他はない。記載順には組長の意図があるのだろうか。これを読み解くにはかなりの俳筋力を必要とする。(後になる方が難しくなってるようではある。)
・自分に甘いのが,例えばコーナーを『ハシ坊』(プレバトでは才能ナシから並・才能アリへのもの)と『ナミビト』(プレバトでは特待生へ向けてのもの)の2つのコーナーに分けていただけると自分の背筋力に合わせて読める。(『並』の句が『ハシ坊』に記載される例は結構ある。)『お家de俳句くらぶ』も2年が経過し俳筋力がそれなりについてきた方々が結構いらっしゃる。「人」より上を目指すためのコーナーがあってもよきと思う。
・2句とは別枠で『「並」からの推敲句』の投稿を可とする。〔ポイント〕を用いての投稿を可とする。〔年間契約者〕には+αの投句を認める。(皆が「句集作り」を目指しているとは思えない。ポイントの他の選択肢を増やしていただきたい。)
・『総ポイントによる段位制』を導入する。最初は4-5句。段が上がると月例への投句数を減らしていく。(「並」の推敲句は別として)

・「並」から「人」になった句は別枠で「元句」と「推敲句」の両方を掲載する。→これをしていただけると,「お互いがお互いに学び合う」ことがより可能な『句会』になると思う。せめて『第□□回並〇』の記載があれば簡単に検索ができるし,そこから学べるようになる。「並」から「人」へ上げた句の紹介が〔ハシ坊〕のような解説付で紹介されてもよきと思う。

・この『句会』を卒業して新しい俳句のセカイへと挑戦していかれた方もおられる。(自分の掲載順が早くなった)もっと組長に自分の俳句をと望むのであれば『伊月庵』の購読がある。(さしあたって1年間購読してみることにした。)
・ここを主戦場としているのは『チーム大裾野のいろいろ』が大半である。
・句数制限を設けるお知らせのところに,「今後ともサービス向上のために鋭意努力してまいります」と記している。『朝日出版社』においては,いつき組のスポンサーとして『おウチde俳句くらぶ』をよりよきものにしていかなければいけない。『夏井先生のオフィシャルWebサイト』と名乗っているのであるから責任は重大である。覚悟して取り組んでいただきたい。と願う次第である。

並句らの推敲重ぬ年の暮   沢拓庵   

『おウチde俳句 第27回 「凍てつく大河」《並》②
おおっ選ばれた。ありがとうございます。
なかなか「人」になれぬモノが何を言うのか ではある。

<了>

-追記2023.4.13.-
・そおか 『”重ねない推敲”があれば持って来い』ってやつだった。
並選の句らの推敲年の内
推敲か供養か冬ざれの並選句
並の句らを年の暮ゞ推敲す

・・・推敲中である。

・『2句制限』になって〔ハシ坊〕のレベルは下がった。(ように思う)
・『一人一句はとりあげます』なのだから,2句とも『並』以上でなければ一句は必ず〔ハシ坊〕となる。ここでの『コメントを記す組長の手間』は増加したように思う。
・逆に4-5句ぐらいにすると,自選が上手くできなくて落していた句を組長に拾い上げていただいて「並」になれれば,〔ハシ坊〕への記載はいらなくなる。
(追記 2023.7.20.)
・反面,〔人〕から〔地〕,〔天〕のレベルとその層は厚くなった。拓庵に始めてもうぐ〜んとチカラをつけていらっしゃる。こんなとこで文句を言ってる輩に,俳筋力などつくわけがない。/ココまで追記

・いろいろと考えて〔年間契約〕を更新した。
・『運営に意見を』ならば内部にいないと。でも それ以上に『大いなる野望』のためである。

もう一度『おウチ便り』へ桜餅   沢拓庵

いつもありがとうございます。第27回2023. 1.27.ハシ坊⑧にて「片足ずつをすぅと余春の水面まで」を取り上げていただきありがとうございます。組長のアドバイスに、そおかと腑に落ちるところがありすっきりしました。お便りの中にも推敲句が紹介されていて勉強になります。ただその推敲句がよきよきなのかもう一歩なのかの判断は自分には難しくあります。以前なら再投句されたかもしれません。投句2句までの投句制限は,結果として「人」として輝ける可能性の「並」の句らがそのまま埋もれていくことになってしまい残念でなりません。
・それまで句数制限が無かったわけですから暫くの救済期間として2句とは別枠に「並」からの推敲句 の投句を可とする。〔自分のポイント〕を用いての投句を可とする。年間契約者への+αの投句を可とする。〔総ポイントによる段位制〕を導入する。(段が上がると投句出来る句数が減る。…あれどちらだろう?)
・「並」→「人」の句は、その句の横に「第□□回並〇」の記載があれば元句を検索することができる。「並」→「人」の句を〔ハシ坊〕のように解説していただく。
・例えば、このような対応を少しでもしていただけると,「お互いがお互いに学び合う」ことがより可能な『句会』になっていくと思います。御社は句数制限を設ける際に,「今後ともサービス向上のために鋭意努力してまいります」と記しています。ぜひ組長が目指すところの『自分の力で推敲し、「並」から「人」へとよりよい句にが叶う句会』になっていくこと,ユーザーがうれしくなるサービスの向上をお願いいたします。

-----
(別件だが『「並」から半年かけて「人」に挑戦し,残念ながら〔ハシ坊〕になったけれど,推敲した句を組長に評価していただけてすっきりした 』という次の記事もよろしくお願いしたい.。)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?