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映画「アントマン」を観た。

はじめに

ヒーローには大きく分けて多分6種類くらいある。
まず、キャプテン・アメリカやハルクのような後天的にスーパーパワーを付与された者。次にブラック・ウィドウやホークアイのような身体能力が抜群に優れている者。宇宙的存在・あるいは神に近い力を持つソーのような者。ワンダや後々登場するドクター・ストレンジのように超能力で戦う者。グルートのような生まれつき特異な体質を持つ者。
そして、今回のアントマンは超技術で作られたスーツのパワーを使って戦うアイアンマンのようなヒーローだ。

良い父親、でもダメな父親

主人公スコット・ラングは一児の父だ。ただし、前科者な上に離婚し親権を失っている。娘には愛されているし同じくらい娘を愛しているが、養育費を払っていない為に会う事すら否定される。そんなダメ親だ。
正直、こんな奴がヒーローになれるのだろうか?と思った。つい心が緩んで、釈放されたのにまた窃盗にまで手を染めてしまうような奴が、だ。

だがそんなスコットにとある人物が目を付ける。
天才研究者、ピム・ハンクだ。彼には天才的な窃盗の才能があった。そこに眼を付けたのだ。スコットが自分の屋敷で窃盗するように仕向け、アントマンとして育て上げるためにおびき寄せたのだという。

えっピム博士すごすぎない!?
ていうか流石に無理があるんじゃない!?
他に適任がいた気もするけど、まあ細かい話は置いておこう。

まんまとピム博士に嵌められたスコットは約1.5cmになれるアントマンとしてのトレーニングを要求される。断れば窃盗罪として通報され刑務所行き。

という訳でピム博士の娘ホープと一緒に戦闘技術を磨くトレーニングが始まる。
良いですよね修行パート。キングスマンとかでもそうですが素人が戦闘技術を身に着けていって強くなる描写って王道でそれだけで爽快感がありますよね。

そうして強くなりホープとの様々なやり取りやピム博士の助言によりアリを操りながら自在に小さくなったりできるスーパーヒーロー、アントマンが誕生する!

VSファルコン

アントマンとして覚醒したスコットは最終試練としてアベンジャーズの保管庫へ潜入します。
しかし当然ですが最新のセキュリティを備えているので潜入したことがバレます。警備をしていたファルコンが飛んできて、アントマンと戦闘になる!
ここのまさかのファルコン登場は興奮しました。単独映画でそういう他キャラクターの存在が出るのってなんかいいですね。
さて、戦闘のプロとの大立ち回りはなんとアントマンの大勝利!ファルコンにとって未知のテクノロジーを駆使して発信器を持ち帰ることにも成功します。

VSイエロージャケット

スコット達はついにピムテックのダレン、及び新アントマンとしてヒドラに売り出されていたイエロージャケットと対峙することになります。

かつてのスコットの犯罪仲間も参戦し、研究者全体を巻き込んだ戦闘が勃発!ここの犯罪仲間たちの活躍がすごく良かった。かつて犯罪を犯した連中が、「俺たちは変わるチャンスなんだ」と奮闘する姿にはとても来るものがありました。
追い詰められたダレンはイエロージャケットを装着して逃走し、スコットの娘・キャシーを襲おうとする。そんなことさせまいと、キャシーの部屋で最終決戦が始まる!
しかし一歩及ばず、どうしても娘がピンチになってしまいます。ここでイエロージャケットを倒すには原子以下のサイズとなる必要があったのです。
覚悟を決めたスコットは娘を救うため禁断の能力を解放!原子以下の存在となりイエロージャケットを撃破、自身は二度と元へ戻れなくなる……。
その瞬間、スコットの頭の中に響く娘の声!スコットは物質を大きくすることの出来る投擲アイテムを自身に使い、また元の姿に戻ることが出来ました!

ここら辺、正直都合の良いというか、奇跡として処理されているというか、家族愛がテーマとして描かれているアントマンだからこその描写だなあと感じました。
でも、そういうアツい描写がアントマンのいい所なんだよなと思います。

自慢の父親に

キャシーを助けたスコットは娘からも、元妻からも、そして現在のキャシーの義父からも歓迎されるようになりました。定期的に食事を行ったり、交流が出来るようになりました。めでたしめでたし……。

とはならず、アベンジャーズの保管庫へ潜入したことが無かったことにはなりません。彼はファルコンに捕捉されており、後々の戦いに巻き込まれていくのであった……。


いやー、面白かったですね!父親とヒーローの両立というか、規模としては大っぴらにならない、小さな物語かもしれませんがそれも魅力の一つなのかなと思います。特にキャシーが良いキャラしてたなと思います。可愛い娘として描かれていて、スコットに感情移入出来る理由になってるんじゃないかと感じました。
あとピム博士が普通に武闘派なのが良いですね。さすがは元アントマン。
ていうかホープにスコットにピムに全員戦えますね。強いなこの部隊。


さて、これでフェーズ2まで見終えましたが、実は私はすでに「エンドゲーム」まで観てしまっています。
なのでフェーズ3の感想をチマチマ書くのがちょっとアレな気分になってきているので、もう「インフィニティ・ウォー」と「エンドゲーム」の感想だけ書いてMCUの話はいったん終わりにしようかなと思います。
惰性になってきてるし。

という訳で次回は「インフィニティ・ウォー」です。よろしくね。

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