はじめに

いつの世も「シリーズ的にはメチャクチャ重要な内容が入ってるけどそこまで評価は高くない作品」ってあると思います。
どうやら「マイティ・ソー／ダークワールド」もそういう評価らしいです。
結論から言うと、いやまあ普通の映画くらいには面白かったです。ただソー無印とかキャプテン・アメリカの方が面白かったなーと感じましたが。
クソつまらない訳ではないんです。ただキングスマン・ゴールデンサークルみたいな、なんかそんな感じもありけりな感じ。面白いんです。比べちゃだめなんです。批判じゃないんです。面白いんです。
という訳で私は『マイティ・ソー／ダークワールド絶対擁護マン』になります。
ちなみに私の中での「シリーズ的にはメチャクチャ重要な内容が入ってるけどそこまで評価は高くない作品」第1位は「ダージュ オブ ケルベロス -ファイナルファンタジーVII」です。

わからんわからんわからん！

この映画の問題点その①は「専門用語がよくわからん」です。
もう～～エーテルとかエルフとかよくわからん！なんじゃそれ！いやアイテムだったり種族だったりはわかるんだけどどういうポジションなんだよ！
なんで重力異常で月とあそこが繋がってるんだよ！脈絡ねえよ！敵に魅力がねえよ！
とにかく専門用語が多くてついていけなかったのですが、私はファイナルファンタジーを全部やってる(本当に全部やってる)ので意味不明な専門用語や唐突な展開も雰囲気で聞き流すことが出来ました。これで問題点その①は解決ですね。

セルヴィグが全裸になる所が最高に面白い

この映画で一番面白いのはセルヴィグが全裸になってストーンヘンジで走り回るシーンです。強烈なビジュアルもさることながら意味不明な展開に開いた口がふさがりませんでした。何なんだコイツは。
しかしコメディとして面白かったのでこれは良かったです。

ジェーンとソーの再開の模様が全然描かれていない

それどころじゃないというのは承知なんですが、2年ぶりに会ったんだからもうちょっとさぁ！こう……さぁ！しようよ！何とは言わないけど！彦星だって織姫にむしゃぶりつくと思いますよ！なんなら「織姫が生理じゃありませんように」とか短冊に書くと思うよ！

私はソーの逆異世界召喚モノみたいな雰囲気が好きなのでもっとソーにはチーズバーガーとか食べながらFacebookしてて欲しいんですよね。
もうなんか久しぶりの地球の癖に全然普通にしてるし。まあ良いんです。ソーの人間臭い所も好きですが戦士としての一面も好きなのでとりあえずジェーンを救うためにがんばってもらいましょう。これで問題点その②は解決ですね。

アスガルド軍が弱すぎる

中盤、アスガルド軍とエルフ軍が戦うのですが、アスガルド軍がマジで弱すぎてイライラします。
おまけに母親フリッガも殺されてしまうのでなんでだよ！！！感がすごいです。悲しいですが仕方ありませんね。
ですがこの結果によりロキがソーと協力したりしなかったりする展開が描かれることになったので問題点その③はこれで解決です。
ところで、キャプテン・アメリカが一瞬出てきたシーンは最高でした。なんていうか、Facebookをやるソーもそうなんですが、コメディのセンスはブレないんだよな。とても良い。

惑星直列によってパルスのファルシのルシがコクーンでパージ

なんかエルフと戦ってたらロキが死にました。セルヴィグが「それは良かった！」と大喜びするシーンが印象的でしたね。
とりあえず言ってる意味はわからないんですが地球にエルフが攻めてくるらしいです。普通にアベンジャーズ出動案件ですがソーしか出てきてくれません。仕方ないね。
ジェーンが持ってる謎の装置で謎の事をして謎の時間を稼いでエルフが謎の儀式をしていると地面が抉れたり異空間同士が繋がったりしてムジョルニアがあっちいったりこっちいったりする謎のバトルになります。

そして別にソーが決着をつけるわけでもなくセルヴィグの謎の発明でエーテルの発動を阻止し、エルフの王様が飛空艇の下敷きになって死んでゲームセット。対戦ありがとうございました！まあ映像は派手だったので問題点その④も解決です。

終わり

ラストですが、ロキが謎の理由で生きており、オーディンのフリをしているという終わり方をしていました。オーディンどこ行ったんだよ。謎だなぁ。

とりあえず謎の多い今作でしたが、次回作以降で見ることが出来るのでしょう。楽しみにしておきます。

……ところでムジョルニアをアルグリムが弾き飛ばしたのはマジでなんだったんでしょうね？？？