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翻訳時に使っている主なサイト

私が日々、ウェブ小説の翻訳をしながら使っているサイトをサクッとご紹介します!


韓国語

①Naver辞典

韓日、韓韓どちらも参考にします。
韓日で載っていないことが韓韓の方に書かれていることもあるし、類義語、例文が出てくるので情報が豊富です。
ウェブ小説では、たまに漢字が登場したり、また日本で使われてないのも出てきたりするのですが(何かの技とか)、「Hanja」で検索すれば意味を調べられるので便利です。

Naver辞典

②연세 한국어 사전

韓韓辞書です。Naver辞典より端的に(コアの意味を)説明されてあり、こちらを読んだ方がしっくりくることもあるので、併用しています。

연세 한국어 사전

③Kpedia

上記2サイトに比べれば使用頻度は低いですが、ことわざや慣用句などでわかりやすい説明が載っている時があるので、たまに使います。

Kpedia

④Naverまたはgoogle

普通に検索するだけです。「○○ 뜻」と検索して、意味を調べる時もあれば(信憑性に注意ですが、解説してる個人ブログなどあり)、単語や文章で検索をかけてヒットするか(使われているか)を見たり、画像検索をしたりします。

⑤X(Twitter)検索

ウェブ小説では、若者が日常で使うような言葉(辞書に載っているのとは違うニュアンスで使っていたり)も出てくるので、「原文のこの言葉のニュアンスがいまいち掴めない!」というような時に検索をかけて、ネイティブがどういう文章の間にその言葉を使っているのかを調べたりします。
かなり最終手段ですけどね(笑)

日本語

①goo辞書

単語の意味や四字熟語を調べる時に使います。
韓日辞書で調べた単語と、韓韓辞書で説明されている単語の意味(ニュアンス)がイコールでない時があって(例えば漢字語など)、単純に日本語の意味を調べるのにも使いますが、その漢字語が本当に両国で同じ意味を持っているのか調べる時にも活用しています。

goo辞書

②類語辞典

このサイトはよく使います。韓国語の文は同じ単語をすぐ近くに並べて使うこともあるのですが、日本語ではあまり同じ単語を繰り返さないので、そういう時に「同じ意味だけど違う言い方」を調べます。

weblio類語辞典

③連想類語辞典

類語辞典と似ていますが、こちらもよく使います。こちらは連想なので、上記の類語辞典よりも、もう少し広い範囲の連想ワードが出てきます。小説などでは結構活用できるかと思います。

連想類語辞典

④日本語表現インフォ

頻度は低めですが、たまに使います。小説の文が載っていたりするので、「こういう文章(表現)って小説で使われてるかな?」と思った時に使ったりします。

日本語表現インフォ

⑤漢字辞典

これは特殊かもしれませんが、ファンタジー小説では技とかに漢字が使われたりすることがあり、日本語にない漢字の場合、これを参考にある漢字に変換します。

漢字辞典オンライン

⑥朝日新聞デジタル

これは何の媒体を翻訳するかによって変わってくるとは思いますが、間違った表現が載っていることはないと信頼して、活用しています。
一番きっちりした使い方を調べたい時に参考にします。
例えば、この単語の後に続く表現はなんだろう?という時なんかです。

⑦ピクシブ百科事典

私は比較的、アニメやマンガ、ゲーム用語に疎いので、
例えば原文の単語を直訳してみて「普段使わない言葉だけど、これはそのまま使えるのか?」と思って検索してみると何件もヒットしたり、技やキャラクターなどが出てきて結構参考になります。

ピクシブ百科事典

番外編

ATOK+記者ハンドブック

記者ハンドブックは本ではなくATOK版を使っています。いちいち指摘してくれるので楽です(笑)
記者ハンATOK版のメリットについては以下リンクより。

確かに小説とかではこれに従わないこともありますが、媒体によっては記者ハンをルールにしているものもあるので、これはほぼ必須と言っても過言ではないかと思います^^

最後に

翻訳をしながら気付いたことは「翻訳は単語を単語に直す作業ではない」ということ。
例えば「この単語を別の言葉に置きかえたい」と思って類語辞典を検索して置きかえたりする時もありますが、
本当はその単語に固執するより、もっと引きで見て、文章全体の表現をガラッと変えた方が日本語の文章としてしっくりくるなんてこともあります。

私は上記のサイトを駆使して探し尽くした後、森(文章全体)を見て、その絵を日本語の文章として表現するよう心がけています。
まだまだ完璧にはほど遠いですが、日々精進していきたいですね。

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