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本音は常に隠されているもの。


中2の娘が、学校へ行けなくなった。無理をさせてはいけないと様子をみるうちに、8ヶ月が経った。そして、最近ようやく変化が生まれた。

一緒に夕食を食べたり、お風呂の中で会話をしているうちに、娘が、ポツリ、ポツリと本音を話しはじめた。

イヤだったこと。悪夢を見ること。緊張しぃなところ。学校に行きたいと思っているけど、行けないでいること。でも、どうしたらいいかがわからないこと。「一緒に考えていくから大丈夫だよ」と娘に伝えた。

このままではいけないと娘もわかっているようだった。だけど、元の中学校には戻れそうにない。出した結論は、中学校と連携している適応指導教室に通うことだった。

「4月から行きたい気持ちがある。だけど1人では行きたくない。お母さんが送迎してくれるなら行ってもいいよ」と娘は言った。

直ぐさま職場の上司にかけあった。「これこれこういう事情で、4月の月曜〜金曜日まで1日も出勤できません。大丈夫でしょうか……」

幸い、何度かやりとりをし、承諾を得た。周りのパート仲間にも、少しずつ話していく。言いづらいことでもあった。だけど、仕方がない。娘が前に進もうとしているこの時期を逃したくはない。娘が慣れるまでは、仕事を休むことにした。

夫にも話した。4月から娘の送迎をすること。一時的に収入が減ること。「また、働けるときにがんばればいいさ」と言ってくれた。

中2、14歳。身体は大きく、わたしよりも身長が高い娘。見た目は成長しているのだけど、まだまだ「お母さん」が必要なお年ごろなんだと改めて思う。別々に寝ていた寝室を一緒にして、2人で寝ている。

東京に親戚は皆無。夫は単身赴任中。孤独な8ヶ月間だった。わたしと娘と2人きり。外に出れば、こんなにたくさんの人がいるのに、頼れる人は少なく、一層寂しい気持ちになってしまっていた。

元の中学校には通えそうにないけれど、娘が新しい一歩を踏み出してくれて嬉しい。良い方向へ進みますように。

祈りながらnoteを書いた。

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