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どうして「継続」は、むずかしいのだろう?


娘が幼稚園に通っていたころ、多くのママさんたちが、専業主婦だったんです。夫がお休みの週末を利用して、アルバイトしているのは、わたしくらい。「ああ……場違いな世界に来てしまったかもしれない」と思いました。

専業主婦ママの中には、子供が幼稚園に通い始めたことをきっかけに、ママ起業した人が、ちらほら居ました。

それはもう、さまざま。

フラワーアレンジメント、アクセサリーづくり、パン教室、写真収納、英語教室……。周りのママさんたちは、自分の時間が出来たチャンスをきちんと活かしていたんです。自己実現のために。

わたしは、そのころから「時給」で働いていました。確実にお金が欲しかったからです。週に1回〜2回の仕事だったため、収入は僅かでしたが、自分の収入があることは心に安定をもたらしました。

わたしとは対照的に、自己実現として、起業しているママさんたちはキラキラしていました。彼女たちから何かヒントを得たくて、彼女たちが開く「お教室」に、たびたび顔を出していました。

子供が卒園して8年が経ち、現在は、「お教室」を閉じている方が大半です。

理由を訊いてみると、

  • 下の子(赤ちゃん)ができて続けられなくなった人

  • 小1の壁にぶつかった人

  • インボイスをきっかけに辞めた人

  • 「お教室」を閉じて、オンライン販売に切り替えた人

やる! と決めて、それを継続することってむずかしいですよね。

身近に、継続できている女性が2人います。

1人目は、わたしの母です。母は結婚して47年間、主婦として料理を続けてきました。その料理を軸に、YouTube活動を始めて、もうすぐ1年。収益化に成功したので、毎月、入金があります。それが僅かな金額であったとしても、自分の力で稼いだ「お金」は、母に自信を持たせました。

娘として応援していますが、たまに母は落ち込みます。そのたびに励ましてはいますが、電話で話すと、「もうダメかもしれない」とポロッと弱音がでます。

先日、結婚記念日のお祝いにブラウスを贈りました。さっそく着用し、YouTubeにアップすると、視聴者さんから「素敵なブラウス」「お似合いですね」とコメントがきました。元気が出て、気持ちも回復したようです。

母に贈ったもの

2人目は、ママ友つながりでお会いした方です。彼女は3人の子供を育てながら「お片付け」を軸に、起業しました。今年で起業してから9年が経ちます。わたしは片付け終わったので、「お片付け」に関する相談はもう無いのですが、彼女とお話するのが楽しくて、今でも継続的にお会いしています。

お会いしたときに飲んだ「炭酸レモネード」

わたしの母と、「お片付け」を仕事にしているママ起業家さん。2人から話を聞いたとき、共通点がありました。

どちらも、お金のためだけに働いていなかったんです。確かに、仕事(働く)となれば、「お金」を稼ぐことは必須です。「お金」は絶対大事。

だけど、家族を第一に考えながら、「自分の能力を活かして働けないか」を軸に考えていたのです。それが、うらやましいポイントであり、理想的であり、素敵だなあと思えるところでした。

仕事として続けるには、コンスタントに稼ぎ続ける必要があります。そこが1番むずかしいですよね。お金を稼がなければ、趣味やボランティアになってしまいますから。

「お金」のためだけにがんばることはむずかしい。しかし、「お金」を稼ぎ続けなければ、続けられなくなる。

その絶妙なバランスを保てているのが、2人の共通点でした。

家庭を持ち、ママとか母とかになると、自分のためだけに動けなくなります。どうしても制限があります。わたしもそうです。わたしは勤め人として働いていますが、自宅から通える距離で、パートタイムで、残業がほぼない事務職です。

Well-being(ウェルビーイング)という言葉があります。Well(よい)とBeing(状態)が組み合わさった言葉で、「よく在る」「よく居る」状態。心身共に満たされた状態を表す概念です。

わたしにとって、よく在る状態は、仕事と家庭とバランスが取れていることです。たまに、バランスが取れなくなり、身体をこわしてしまうので、悩みながら、試行錯誤しながら、実践中です。

そして、母やママ起業家さんのように、いずれは自分の能力を活かして収入を得ることができたら、理想的だなと思っています。

その「自分の能力を活かして」の部分が解像度が低く、まだ、実践出来ていません。現在は自分の棚卸し中。

ああ……!! 見つかりますように。

SNSの世界って、主婦は人気がないと思うのです。わたしのサポートをして、あなたに何のメリットがあるでしょう? だからこそ嬉しいです。ムダ遣いせず、大切につかわせていただきます。ありがとうございます。