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自治体SDGsを考えるならこの都市から!@北九州市

PRディレクターのさやです。

平日はランチもカフェもとにかく空いていて、もう土日に外出するのはやめようと心に誓うのでした。#極端。

さて、今日は昨日の記事の続きで、北九州市に注目します。(トップ画像は糸島市の夫婦岩です。北九州市に行ったことがないため失礼!)

実はすごい北九州市

北九州市はOECDが選出したSDGsのモデル都市であることに加えて、国が指定する「SDGs未来都市」・「自治体SDGsモデル事業」にも選ばれています。(すごい!)

SDGs未来都市とは、SDGsの理念に沿った取り組みを推進している都市・地域の中で、特に、経済・社会・環境の三側面において持続可能な開発を実現するポテンシャルが高い都市・地域のことです。また、自治体SDGsモデル事業とは、そのSDGs未来都市の中でも、特に先進的な取り組みのことを指します。選定は国が行い、選定された自治体は3年間国と連携しながら、「SDGs未来都市等提案書」の策案・実施を行います。

SDGs未来都市・自治体SDGsモデル事業については、OECDのSDGsモデル都市と同様に、成功事例の普及による他自治体の発展が大きな目的の一つです。「SDGs未来都市」は全国29自治体、うち「自治体SDGsモデル事業」は10自治体が選定されています(平成30年6月15日時点)。

北九州市 SDGs未来都市計画

北九州市が掲げるSDGs戦略のビジョンは次の通りです。

「真の豊かさ」にあふれ、世界に貢献し、信頼される「グリーン成長都市」

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出典:https://www.city.kitakyushu.lg.jp/kikaku/02000156.html

このビジョンを中核に、社会・経済・環境の三軸が双方に関係し合いよりよい街を築いていくことを目指しています。

具体的なSDGs未来都市計画は以下のpdfにまとめられています。九州の人口・地理的特性などを踏まえた将来ビジョンや、SDGs達成に向けた推進体制など幅広く記載されていて非常に面白いです!例えば、人口においては以下のような考察がなされています。

北九州市の人口:昭和54年をピークに減少。2018年1月には94万人台。
北九州市の高齢化率:29.6%(2017年3月末時点)で、政令指定都市の中で最も高齢化が進んでいる。
→人口減少と高齢化という日本共通の課題にいち早く直面している現状を、チャンスと捉えて「持続可能な住みやすいまち」をつくることで、他の都市のモデルとなる。

いま、市が置かれている現状を的確に把握し、その現状をどのように捉え、どのような打ち手をしていくのかがわかりやすく記載されていて、自治体がSDGs戦略を策定する過程で非常に参考になると思います。

まとめ

今回こうして記事を執筆するまで、北九州市がこんなにSDGs先進都市であることを詳しく知りませんでした!数多ある自治体の中で、SDGsの明確に取り組んでおり、またそれをパブリックに発信しているからこそ、多くのSDGsモデル都市に選出されているのだと思います。こうして発信していると、人や情報が集まり、人材確保という面でも観光という面でもいいこと尽くめです!来年4月からは北九州市でSDGsをテーマにした美術祭が開催されます。私もこの芸術祭をきっかけに、初めて北九州市に行ってみたいと今からワクワクしています!
今日もご精読いただきありがとうございました。



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