草間彌生作品巡り⑥「ナルシスの庭」

4ヶ月ぶりに大好きなルイジアナ美術館へ。

今回のお目当ては、先日公開された「ナルシスの庭」と、5年前に開催された大きな草間彌生展のキュレーター、マリー ラウベアーのお話し。

「ナルシスの庭」は1966年にベネチアで初公開されたた作品。金色の振袖を着た草間彌生が、銀のボールひとつ2ドルで「あなたのナルシス売ります」と言いながら売ったとか。

キュレーターが、ルイジアナの柳に囲まれた湖にナルシスの庭を設置したいと考えたのが、5年前。5年越しです。

5年前の展示会前、日本に渡り、草間彌生本人と展示作品の打ち合わせをしたキュレーターのマリー。長年に渡り作品を作り続けているけれど、草間彌生の一番の関心は「今作っている作品」だったそう。草間彌生の事を知らず、近年の作品を観たら、30代の芸術家だと思うのでは?と。(ちなみに現在91歳。コロナ自粛中にも作品を発表した。)

マリーのお話しの後、作品に会いに。ルイジアナはメインの彫刻のお庭も素敵だけれど、裏の湖周辺も良いです。長い滑り台もあって、子どもたちのオキニイリ。

大きな湖に浮かぶ「ナルシスの庭」。ずっと眺めていたい光景でした。

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