記事のこととか

 HOMINISさんにて、岡崎体育さんのインタビュー担当いたしました。さいたまスーパーアリーナのワンマンライブに関するインタビューで、体育さんのライブに対する基本理念などについても伺っています。

 音楽媒体ではないので基本的なところを押さえた内容ですが、最後の質問には自分なりのオリジナリティが出せたかなと思っています。ご本人も拡散してくださったので、たくさんの人に読んでいただいているみたいで、原稿を担当した人間としましては非常にうれしいです。

 ちょっとエゴサーチしてみたら、「写真のインパクトがすごくて記事の内容が頭に入ってこない」という感想がいちばん多かったですが笑、インタビューの内容に触れてくださっている方々には体育さんのポリシーを感じられるものになったと思っていただけているようなので、良かったなと思っています。

 こちらとは別バージョンの体育さんのインタビューが、7/24売りの「月刊大人ザテレビジョン」さんと「月刊スカパー!プレミアム光」さんにて掲載されています。HOMINISさんと内容を変えていますので、お見かけの際はぜひチェックなさってください◎ すごく体育さんらしい、いいオチが控えておりますので……。

 そしてHOMINISさんでは、先月にナンバーガールのコラムを担当しました。人生で初めてナンバーガールについて書いたと思います。書いたことであらためて、この音楽に全然自分は追いつけない、彼方の星みたいな存在だと思い知らされました。

この原稿書いてる最中の7、8時間はずっとナンバーガールを聴いていたのですが、書き終えた後もしばらくナンバーガールの世界から出られず、心拍数が上がりっぱなしでした。唯一無二という言葉は、こういうバンドに使うのでしょうね。音楽のルーツや影響が見えつつも、強烈なオリジナリティを放つバンドだと思います。

 最近毎日取材か原稿があって、めちゃくちゃライターさんみたいだなあ、と感じる今日この頃。それと同時に、もちろん自分の書いているものにはプライドを持ちつつも、「わたしはライターとして相応しい人間なのだろうか?」という不安も大きいです。書けば書くほど、自分には文章力や語彙力、表現力、知識が全然足りないなあ……と思う。そのたびに気が遠くなります。

 そつなくこなすほど器用な人間ではございませんが、自分自身の美学を極力混じり気なく落とし込めたらなあと思います。

 いい締めくくりがまったく思いつかないので、わたしが神聖かまってちゃんというバンドに完全に持っていかれたきっかけのライブの動画を貼って終わりにします。「好きだな」とか「いいな」とか思うよりも前に、完全に心臓を持ってかれて、さらに抉られてしまって、終わったあとしばらく放心状態になったことを、昨日のことのように覚えています。こんなにいびつで綺麗で、悲しくて優しい、今にも消えてしまいそうなほど誠実な音楽がこの世にあるのかと。

 ライブバージョンのアレンジや演奏もさることながら、一挙手一投足も美しいので、わたしの文章を気に入ってくれている方々は特に観ていただけたらなと思います。なにか感じることがあるんじゃないかなあ。


最後までお読みいただきありがとうございます。