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1月31日は決算と大晦日

 呉服業界に転職して11ヶ月が経ちました。
初めての決済月を向かえました。
在庫処分や売上げという面は、どこにでもある会社です。
ただ、社内で耳にする「大晦日」という言葉に、疑問にありました。
販売ルールとしてお客様に「大晦日ですよ。」という言葉を使うという指示があり。なんとなく、こそばゆい。

1月30日にお客様に、「当店は1月が大晦日なんですよ。2月が新年で・・・・」
と話したら「素敵ね。」と返があった。

理由を教えてもらいました。
2月3日は節分、2月4日は立春でしょ。(令和6年)
節分は季節を分けると書くでしょ。
そこで一区切り。
立春は、春の始り。ここから始めるのよ。

ざっくりと調べてみると

<節分> 太陰太陽暦では立春に最も近い新月を元日として、新年の始まりであることから、一般的に立春の前日に節分の行事が行われるようになったそう。新年を迎えるにあたって、邪気を払い清め、1年間の無病息災を祈る行事とされています。元々の発祥は、中国の大陸文化が広く取り入れられた平安時代、大晦日に宮中行事として行われるようになったそうです。時代の中で宮中行事が衰退して江戸時代には行われなくなったそうです。

<立春>一年の始まりは立春からと考えられており、様々な決まり事や季節の節目は、この日が起点となっています。節分の翌日の日とされているようです。
立春から88日目は霜が降らなくなるという「八十八夜」210日目と220日目は台風が多いとされる「二百十日」「二百二十日」。いすれも農作業の目安となっています。

なるほど。大晦日というのは、こそばゆいことではなかった。

着物には、古典紋様が記されています。
その紋様から歴史を紐解くことがありますが、暦も関係しています。
その暦から、会社として一年の始まりと終わりと決めているのも
呉服に関わるものとして情緒があると感じました。

深く知るまではいかなくても、迎えるときに意味合いを調べてみるのも
自分の心を豊かにしてくれると感じました。


余談
無事、決済月を終えました。個人として、必要数を達成することが出き安堵と
応援してくれた仲間に感謝です。
新人の私がどうやって達成できたかをどこかで綴れたらと思います。


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