「ハンドメイド作家」としての使命


「なぜハンドメイド作家をしているのか?」
「ハンドメイド作家として目指しているものは何か?」

そんなハンドメイド作家としての使命みたいなものを問われたとしたら、私は迷わず

「身につけてくれたあなたの幸せに繋がるモノづくりをすること」と答えます。


ハンドメイド作家駆け出しの頃は、
「人気作家になりたい」「多くの人に届けたい」
「ハンドメイド一本で生活出来るようになりたい」

そんな、どちらかと言えばビジネスライクな野望をたくさん抱いていました。人気作家になる事が私がハンドメイド作家をする上での使命/目的だと感じていました。

しかし、年月を重ねていくにつれて
自分がハンドメイド作家として大切にしたいのは「人気」「売上」「知名度」「利益」そんなものでは無いことに気づいたんです。

(もちろんそれらも大切ですが!)


私がハンドメイド作家をしていて一番幸せな瞬間は、「知名度が増えた時」でも「売上が増えた時」でもなく

目の前にいる「あなた」からの喜びの声や表情を頂けた時でした。

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決して綺麗事ではなく、
「こんなに可愛い商品買えて嬉しいです!」
「これから大切に身につけます!」
「また次も遊びに来ますね!」
「nantecotta目当てで来ました!」

そんなリアルな、たったひとりの「あなた」と
モノを通して喜びを分かち合える瞬間こそが
何よりもの やりがい に繋がるのです。

これはオフライン/オンライン
販売方法の違いに関係なく、いつもそう。

私はほとんどの商品を1点もので
作っている訳ではありません。

言葉を選ばず言えば、同じデザインの商品を
何十個と制作して販売しています。

それでも、どんなに見た目は「同じ商品」でも
届けた先にはそれぞれ違う「あなた」がいて

全く違う日常に寄り添っている

ハッピーな日に身につけてくれる時もあれば
勇気が欲しい時に身につけてくれる時もある

同じ商品を手に取った理由だって
きっとみんな違うはずだ。


そう考えた時に、
「人気だから」「可愛いから」という理由で
選んで貰えるのも もちろん嬉しいけれど

「この日に付けて行きたいと思ったから」
「自分に自信をくれそうだったから」

そんな手に取ってくれた人の先にある
幸せに繋がるモノを届けたいんだ

そう強く感じたのです。

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「仕事」としてハンドメイドと向き合っている以上、
現実は決して甘くはなくて様々な「数字」で他のモノたちと比べられ続けます。

その数字が自分の生活を左右してきます。
フリーランスはそんなシビアな世界ですよね。


だけど、だけど やっぱり

「数字」の先には同じ数だけ商品を届けた人がいて、それぞれの届けたモノがその人の日常に寄り添っている。 これは間違いない事実です。


モノは言葉を話さないから、どれだけ気持ちや想いを込めても目には見えません。

でもだからこそ、自分からこうしてハンドメイド作家として「感じている使命」や「伝えたい想い」を言葉に残す必要があると感じています。

だから今日も、こうして伝えます。


「身につけてくれたあなたの幸せに繋がるモノづくりをすること」

これが私、sayamoがハンドメイド作家という仕事をする使命なのです。


sayamo

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【関連note】




最後まで読んでくださりありがとうございます!