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「なんとなく」が的中するのは勘が良いからじゃない


「なんとなく、こっちの方が良さそう」
感覚人間な私は、日常の中でそんな選択をよくしている。

そして「ほら〜 やっぱりこっちで良かった!」と自分を褒める。いやはや能天気野郎だなぁ。



しかし、最近ふと思った。

「なんとなく」が高確率で的中するのは、「勘が良い」とかではなく「過去の経験からのデータ反映」みたいなものじゃない?


なんとなく、電車で真ん中の車両に乗ったら座れた。

なんとなく、お洋服屋さんに行ったらセールをしていた。

なんとなく、こっちの道を選んだら空いていた。

なんとなく、朝から出かけたら気分が良い。

全部「なんでその選択をしたの?」って聞かれたら「いや、なんとなく!」と答えてしまいそうな出来事。

でも実際は、ガチで当てずっぽうってな訳でなく、自分の過去の経験または事前の知識から無意識に判断してるんだよね。


上記の例は日常の些細な出来事だけど、例えばハンドメイドアクセサリー作家として仕事をする場合を考えてみる。

新作を考える時「なんとなく、こっちの色の方がお客様が好きそう」とカラー展開を決定することも多い。

この場合の「なんとなく」も、蓋を開けば過去の販売経験からの予測だ。


事実として、ハンドメイド作家としての活動年数と比例して人気商品を生み出す頻度も多くなった。

すなわち、過去の経験の数だけ、自分が感じる「なんとなく」の精度が上がるということだ。


冒頭にも書いたように、自分のことを「直感で物事を判断する感覚人間」だと思っていた。
が、いま私が直感で感じている「なんとなく」は実はやみくもな勘ではなく、過去の経験の賜物なのだ。



もちろん、経験にはプラスなものもあればマイナスなものもある。
そしてマイナスな事柄は出来れば起きてほしくないと思ってしまうけれど、経験を「過去のデータ反映」とすれば、マイナス事象こそ価値のあるデータになったりもする。面白いよなぁ。



どんな経験も自分の人生において財産になる


これから先も自分の「なんとなく」を信じで選択できるように、失敗を恐れ過ぎずに経験しアップデートしていきたいな。


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