【ざっくり知識】アミノ酸とは!?

※このブログは農家の嫁(会社員なので農業はしていない)が旦那の言葉を理解するために、疑問に思ったことをかみ砕いて、小学生レベルの文才で執筆しています。読みやすいを意識して、短くまとめてるつもりです!

こんにちは!前回こちらでお届けした、光合成。

ビタミン・食物繊維・たんぱく質が光合成から作られたブドウ糖から出来るというお話でしたね!

https://note.com/sayas1229/n/n49118b68c1f0


上記お時間ある方はぜひ読んでみてください!今回は上記の中で説明した、

糖(炭水化物)が窒素と結びついてアミノ酸になる

と書きました。このアミノ酸についてざっくり知識をつけましょう!


アミノ酸!って一言で言っても理解していない私!
義務教育でやったことってなんでこんなに覚えていないんだろう…

1、今日のざっくりアミノ酸とは?人間にどうかかわる?
アミノ酸は生物の源であり、タンパク質を構成する成分です。

人間の体は、どんなもので構成されているかご存知ですか?

私たちの体は、水分60%・たんぱく質20%・脂肪15%・その他5%で構成されています。

アミノ酸=たんぱく質ですから、私たちの体の20%はアミノ酸と言うことになりますね!

ちなみにこのたんぱく質は、髪の毛や皮膚、消化管、ヘモグロビンなど体の中の様々なものを作っています。


身体の2割!?そう言われるとすごいね。アミノ酸。
想像つかないけどすごい(笑)

私たちがタンパク質を取りたいとき、お肉や、魚を積極的に食べますよね。

体内に取り込まれたお肉や魚のタンパク質は、20種類のアミノ酸に分解されます。その後私たちの体に必要なたんぱく質に組み替えられます。

20種類のアミノ酸と言いましたが、11種類は合成が可能です。(非必須アミノ酸)

9種類は合成が出来ないので、食べ物からとるしかありません。(必須アミノ酸)

また、体内でタンパク質にならずに細胞や血液に送られるものもあります。これを遊離アミノ酸と言います。(これが結構重要らしい!)

2、今日のざっくりアミノ酸とは?植物にどうかかわる?

人間にどうかかわるかも大事だけど、これ農業ブログだから!!
植物にかかわるところを教えてよ~

はい!

復習がてらにやっていきましょう。

光合成の動きを改めてみてみましょう

昼間:二酸化炭素+水+光エネルギー

   →水+ブドウ糖(葉にでんぷんとして蓄積)+酸素

夜間:糖を炭水化物やミネラル・食物繊維へ変換

   →炭水化物は窒素と結びつきアミノ酸になります

    アミノ酸は植物の細胞になります。

人間と同様、植物の中でもアミノ酸は重要な役割をしているということです。

3、すこし考えてみましょう。
いままでざっくりと得た知識を利用して、ちょっと考えてみましょう。

【Q1】天候が悪いとき、植物の中で何が起こっていると思いますか?


天候が悪いとき、光エネルギーを得にくいから、光合成は進みにくいよね?そうすると、ブドウ糖の生成が少なくなるのかな。
そうなると、アミノ酸もできにくいよね?

そうです。

本来であれば、植物体内で炭水化物(ブドウ糖)が窒素と結びつき、アミノ酸を作り出します。ただ、天候不順の場合、アミノ酸の生成が少ないため、結びつけなかった窒素が植物体内に残ってしまいます。

また、炭水化物の生成が少ないと植物の体を構成するセルロースやヘミセルロースの材料が不足し、植物体が弱り、病害虫の原因となります。

さらに、ミネラル吸収を促進する根酸が不足し、品質低下や収量が下がります。

ではどうすればよいのでしょうか?

植物はタンパク質を根から吸収することはできません。

ですが、炭水化物が付いた窒素(=アミノ酸)を吸収することはできます。

なのでアミノ酸を肥料として与えます。(ぼかし肥や有機アミノ酸肥料などネット検索するといっぱい出てきます!)

そうすると植物の中では下記のような動きになります

アミノ酸肥料=====アミノ酸+窒素→たんぱく質→細胞

直接アミノ酸を吸うことにより、光合成で生成された炭水化物は、アミノ酸化せず、そのままセルロースやヘミセルロースへ変換され植物を丈夫にします。

よって病害虫から守ることが出来ます。

今回は、アミノ酸が人にとって、植物にとってどれだけ重要か学ぶことが出来ましたね!

アミノ酸=タンパク質

これが欠乏することで、人も植物も体が弱くなります。

こんな感じでざっくり知識!

次回は、病害虫にやられやすい植物とは?

を更新しようかな!!

THE亀ペース!

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