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怖がりで方向音痴が運転してカフェに行ってみた話

わたしは方向音痴だ。行ったことがない場所には行けない。何度か行く必要のある子供の送迎などに限っては、覚悟を決め夫を乗せて数回練習する。

それも条件付きだ。片道5〜6km以内で1度目は助手席に乗り、どのルートを通るのかを夫が決めながら、わたしがマイ地図を書いてみる。帰りは向きが反対になるので、反対側から見える景色も確認する。
そして日を改めて、2、3度程練習してから本番に挑むのだ。

怖いと言う気持ちが強く、今まで自ら運転しようとも思わなかった。

怖いと言う気持ちがなくなった訳ではないのだが、どこへでもとはいかなくても、長い距離は走れなくても、5〜6km程度なら、運転できるようになりたいなぁと思うようになった。

何度も浮かぶことは、とりあえずやってみる。だめだったときは、それはそれで向いていないことだと分かると誰かのnoteに書いてあったなと思いだす。

前回の挑戦で、ほんの少しだけ勇気がでたこともあって、もしもの時に道案内をしてもらえるママ友に助手席に乗ってもらい、わたしが6km先のカフェまで運転することになった。

前回の挑戦はこちら
     ↓

わたしが運転が苦手な事を知っているので、車出しはいつも彼女の方だった。
それにすっかり甘えて、通った道やお店の場所などが記憶に残らないのである。
覚える気がなかったのかもしれない。

カーナビは付いていないけれど、スマホのGoogleマップが、今のところわたしにとって一番運転しやすい地図だということに気付いたので、数日前からイメージトレーニングをしていた。

彼女が到着したので、車の助手席に乗ってもらい出発した。

ここのカフェには、昨年彼女の運転で一度行ったことがある。まず、このようなルートで行きたいと伝えた。
目的地までの方角は家から右斜め前の北東。距離は6km。時間は15分と出たが、途中混むので30分位みておこうかな。


Googleさんのルートでは住宅街を抜ける道を指し示しているが、右折を3回程することになっている。
右折するタイミングに気をつけなければならないので、余計な神経は使わず、なるべく直線ですむ道を選びたい。

少し遠回りでも、右折一回にするために、Googleさんの指示を無視して進む道を選んだ。もちろん指示を無視しても、すぐに軌道修正してくれるから安心して任せられるのだ。

今まで、スマホの地図アプリをほとんど活用していなかったことにも驚くだろうが、見れるわけがない!と思い込んでいたところもあった。

今回このささやかな目的を達成するために、いつもは何も考えずに助手席に乗るのだが、夫が運転する時は助手席で必ずGoogleマップを開いて、目的地を入れて地図を確認するという作業を続けた。

何回か続けていたら、不安はあるがもしかしたらいけるかも…という気に少しずつ変わってきた。


そして、ついに自分で運転することが出来たのだ。


「ここを曲がるんだよね?」
と、いちいち彼女に確認しながら、カフェに無事辿り着いて、前回と同じメニューをいただいた。


何だか前回よりも美味しい気がするのは、気のせい?


運転できる人には何でもないことなのだろうが、このチャレンジは、フルマラソンを完走する位にすごいことなのだ(フルマラソンを完走した夫へのあてつけか!


そして、運転できたことが本当に嬉しかった。
まだ一人で行く勇気はないが、何度か同じようなチャレンジを続けていけば、もう少し自信がつくんじゃないかと思う。


まだ夫には話していないが、わたし以上に驚くだろうなぁ。

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