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「自分をいたわる」の意味がよくわからなかった私は、こう変わった。

友人の投稿で思い出した。

先日、人間関係で傷ついたという友人が、SNSでこんな投稿をしていました。

人間関係に傷ついた時、1番にするといいのが、自分をいたわる事なんだと聞いたのだけど、「自分をいたわる」っで具体的にどうするのがいいのかな?

「いたわる」ってどうすることか?そういえば、私も以前はよくわかりませんでした。

ワーカホリックで、休みなく仕事(NGO活動)に没頭する私に、「もっと自分を大切にした方がいいよ」と声をかけてくれる人たちも時折いましたが、当時の私には本当に意味がわからなくて、困惑したのを覚えています。

そもそも、私は好きなことを好きなだけしてただけだったので、自分のやりたいに素直な自分は「自分を大切にできている」と思っていたし、だからこそ「自分を大切にした方がいい」と言われるのは正直、心外だったのでした。

でも、それ以降の数年間で、私はだんだんそうした周囲の人たちの心配の声やアドバイスの意味がわかるようになりました。

体と心が教えてくれた

28歳の頃から、私はよく体調を崩し(頭痛、下痢、めまい、肩こり、倦怠感など)、精神的にも鬱症状(不安感、寝付けない、消えたい・死にたい感、罪悪感など)に苦しめられるようになりました。何年もそういう症状に苦しめられた結果、私はそれらが体からの「ちょっと休んで」のサインだと理解できるようになりました。

それまでの私は、「やりたいことがたくさんあるのに、心身がしんどくて悔しい」としか思っておらず、「心身がしんどい=頑張りすぎているので休む必要がある」ということを理解できていなかったのです。

本当はもっともっと頑張りたい。でもしんどい。そこで嫌々ながら心身の状態を自覚して、行動量を制限してみると、心身の不調は少しずつ減っていきました。

体の声に耳を傾け、行動量を調整することの大切さをきちんと理解できたのは、私にとって本当に大きな変化でした。

そしてそれこそが、「自分をいたわる」「自分を大切にする」ということの意味だということを、少しずつ理解できるようになっていきました。

自分をいたわる具体的な方法

心や体の発している「しんどいよー」というサイン(なんらかの不調)にしっかり耳を傾けて、行動を制限していく。

最初は難しかったのですが、最近はゲーム感覚で取り組んでいます。

私が日々やっていることはこんな感じです。

✔︎ 寝たいだけ寝る
✔︎ 安心できる人としか会わない
✔︎ 自分を責めたい気持ちになったら「私は悪くない」と口に出して言う
✔︎ 頑張らなきゃと思ったら「頑張らなくていい、ちょっと手抜きしよ」と考える
✔︎ 自分の好きなちょっと贅沢なものを食べる
✔︎ 仕事とか義務的なことを丸一日放り出して、気の赴くままに過ごす

特に最後の「気の赴くままに過ごす」は最近、習得しつつある、オススメの自分のケア方法です。

例えば「今日は〇〇が食べたいな、でも作るの面倒だな。」と思ったら、「面倒くさがらずに頑張って作らなきゃ」と思いがちだった私。最近は「面倒って感じるということは、私はかなり疲れてるんだなー。ご飯は手抜きでいいや。」と自分をぞんぶんに甘やかします。

「せっかくの休日、こないだ買った本読んで自分を成長させたいな。でもなんだか気が向かない…」という時も、「気が向かないのは、心が疲れて、学ぶタイミングになってないってこと。今日はインプットに向いてないから、心身を休ませよう」と受け止める。

何事も自分に「こうしなきゃ」「頑張らなきゃ」「もっとちゃんと」と思わない。これが私の「自分をいたわる」「自分を大切にする」方法です。

いろんな人がいるので、自分に鞭打つことでいい結果に辿り着ける人もいるでしょう。でも、しょっちゅう体や心の調子が悪いという人は、たぶん私と同じで「頑張りすぎる人」。頑張らない時間をしっかり確保してみてほしいです。

私はこういう暮らし方に変えてから、元気に過ごせる時間が増え、仕事や活動のアウトプットの質が上がり、人間関係と充実して、良いことづくし。自分でもびっくりしています。

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