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坂本慎太郎は最高!

6月25日 日比谷野音 坂本慎太郎

あんまり覚えてないんだが、チケットが取れた。
あんまり取れるとは思ってなかったような気はする。

担当編集者のHさんが「奥野さんが坂本慎太郎のライブを楽しめるように締め切りは6月24日にしましょう」とスケジューリングしてくれたので、なんの苦しみもなく野音へ。
ちゃんと締め切りに間に合ったのだ。間に合いすぎて手持ち無沙汰になるほど……。
しかし今回はHさんが「わたしはゆらゆら帝国の2009年の野音に行ってますから」という宣言に対抗する形で、わたしだって日比谷野音で坂本慎太郎を見る、という気持ちはあった。

余裕をこきすぎて、18時30分開演なのに18時くらいに到着する気配があり、その道中の電車では「遅いのでは」と不安になる。
わたしは多少どんくさいくらいにタイムスケジュールを組んだほうがむしろいい感じなのだろう。

会場ではみんなが飲酒していた。
わたしも飲酒したいなぁと思ったが、ライブが終わったら編集者Aくんと会う予定があったので我慢する。

坂本慎太郎は本当に最高だった。
はじまりがちょっとゆるかったので、「これが野音のバイブスか」と思っていたが、途中からギターをガンガン弾き出してハードスタイルになっていた。
とくに「ディスコって」と「仮面をはずさないで」ではみんな踊りまくりだった。
4人というタイトな編成で!と思わずにいられなかった。
しかも、もうやらないと思っていた、坂本慎太郎がゆらゆら帝国のときにやっていたギターソロの際にやるアクションの、膝を曲げて溜める動作をやっており、「えぇー!」となる。
やはりバンドマンなのだな、と思う。
もっとフワフワな感じで進むと思っていたので、かなりダンスな展開でうれしかった。
途中で「坂本慎太郎、暑いのでは」「MCがないので休憩できていない」などといらない心配をする。かっこいい。しゃべらなさがかっこいい。
坂本慎太郎、デビューから25年間見た目も声も変わってなくてすごい。

だいたいのライブでは途中で「なんか音響が微妙だし帰りたいな」「ここまでして見るものだろうか。疲れたな」と思うのだが、最後に紹介があった肝入りのPAと照明の方の尽力のおかげかまったくそんなことはなかった。

考えてみれば坂本慎太郎を見るのは、2007年の「空洞です」ツアーで札幌に来てくれたとき以来。
なんで16年も見なかったのか謎である。なんなんだ?

ライブが最高の余韻でAくんと飲みに行き、中村一義や坂本慎太郎の話をする。全然ラストオーダーでもない時間に退店を要求され帰宅。

ビールとか飲みます。