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好きなピアニストを何かに例えてみた

さよりんです。
横浜で小さなピアノ教室をやっています。

好きなピアニストさんはいますか?
もうこの世を去られた方々も含め、国内外に素晴らしいピアニストさんはたくさんいらっしゃいます。

外国人ですと、私はホロヴィッツ、キーシン、アヴデーエワが好きです。ロシア寄り…?あ、でも、リストはボレットの演奏が一番好きです。

で、今回ですが、

□今現在ご存命で
□日本人で
□リサイタルがあれば足を運ぶわね

いわゆる「推し」ピアニストさんを、物やらブランドやら、何かに例えてみよう!という、自己満足に全振りな記事となります。ご興味ない方はこのままそっ閉じしてくださいませ。
お名前は伏せつつ、自身から遠い存在の順でまいります。

■Aさん 月

月の光を彷彿とさせる音。
青白く冴え冴えと張り詰める時もあれば、暖色で柔らかく包みこまれる時もある。
条件によって、望んでも会えるとは限らず、選曲の予測もできず、それだけに希少価値がある。生演奏を聴ける機会は、おそらく一生無いだろうけれど、そのあまりに遠い距離感が逆に心地良い。うん、まさに月だ。

■Bさん ISS(国際宇宙ステーション)

地球を股にかけて、上空をあちこち飛び回っている。日本の上空に来た時に見上げて手を振る感覚。
この方のフレーズとフレーズの間にある、無音の音楽がとても好き。ソロリサイタルは減ってしまったけれど、足繁く通った過去の思い出だけでご飯3杯いけます、くらいに好き。同じ時代を生きられて良かった。

■Cさん 飛鳥Ⅱ

日本にいながらにして、異国を感じさせてくれる演奏。私、今日電車に乗って来ましたか?と、脳内がバグることがある。
ピアニスト界随一のピアノヲタで、蓄積されたデータ量は計り知れない。ピアノ愛を語り尽くすトークも楽しく、彼とピアノのイチャイチャをほっこり見守る、あの時間がたまらなく好き。彼のリサイタルは豪華客船的なラグジュアリー。

■Dさん TIFFANY

美の中の美。SNSに流れてきた彼の演奏の衝撃が忘れられない。
たくさんたくさん勉強されて、努力されて、後進を育成されるお立場に就いておられるのだろうけれど、そういういわゆる高貴な方々の演奏とは少し違う何かがある。ピリッとした何か。
一音一音に魂をのせる弾き様がめちゃくちゃカッコよく、聴き手は瞬く間にその世界に引きずり込まれる。
ちなみに私、誰にもTIFFANY貰ったことないんです。触ったこともない。だから永遠の憧れ。そんな位置付け。

■Eさん  L'OCCITANE

L'OCCITANEのヴァーベナシリーズ。私この香りが無いと生活成り立ちません。
ハンドクリーム、日焼け止め、オードトワレ、ミスト、虫よけ、シャンプー、コンディショナー、シャワージェル、あとなんだ?まだあるな。
仕事の前にミストをシュッ。気合い入る。
お風呂でめっちゃ泡立てて髪洗う。疲れ抜ける。
彼のピアノ、オリジナル曲はまさにL'OCCITANE。日々の暮らしの質を支えてくれるもの。無いと困るの。

■Fさん GLOBAL WORK

気付けばいつもGLOBAL WORKの服を着ている私。この夏に出たお気に入りのボトムスなんて、色違いで4着持ってますから。今もまさに着てますから。
デザイン・色味・素材・着心地…全てが自分の好みや体型に合い、信頼できる服のブランドって多くない。
初めて彼のyoutubeチャンネルを見に行って驚いたのが選曲。自分が過去に弾いてきた、そしてこれから弾こうとしている曲ばかり。ほぼ全て一致。演奏も「それ!そこそう弾きたいんだよ!」ばかり。「嘘やん…」が最初の感想でした。
彼のピアノはまさにGLOBAL WORK。
今この時も聴いてます。とにかく心地良い。

こうして改めて文字にしてみると、一口に「ピアニストさん」といっても、自分との距離感とか、位置付けとか、色々なんだなぁと実感します。
他の方の価値観では、逆にFさんが月で、AさんがGLOBAL WORKかも知れないしね。
推しピアニストさんが複数人いらっしゃる方、それぞれ何かに例えてみると面白いかもですよ♪