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優しい時間

saytou
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※試聴版。オリジナル版(07:16)は購入後に視聴可能。

優しい時間

いつも見ている風景の中、繰り返してく、行ったり来たり。
誰かが愛され、誰かが殺され、繰り返してく、行ったり来たり。

人にとって、何が幸せなんだろう。
人にとって、何が幸せなんだか。
あの子は、わからずに、此処で笑っていた。
あの子は、わからずに、此処で笑うだけ。それでも、笑っていた。

まだ見てもない、風景も見れぬまま、繰り返していく、行ったり来たり。

ボクが、書いていた、東京という曲の歌詞の一部である。

今と違い、弾き語りで、ライブしたりもしてた、東京の日々もあった。
今は、あんまし、と言うか、ほとんど、歳を重ねるとともに、歌詞を書けなくなった。
感情のモヤモヤは、あるんだけど、歌詞に、言葉にできなくなった。
生きてる時間が増えるにつれ、知らないままでいれれば、それでもいいことを、大人だから知ってしまう、そんなモヤモヤもあるのだと思う。

だが、そんなこんなでも、音が好きだから、音を創作したい。言葉が書けなくても、音は出せる。
と、現状につながる。

相変わらず、なんだかんだで、慌ただしい東京の毎日だった。
秋の連休だった、家族が集まることとなり、新潟県に帰った。

祖父が亡くなったこともあり、親戚の家に墓参りに行った。

幼少期に、親戚の家には、夏休みに北海道から遊びに行った。
親戚の家のすぐ隣にある公園に行った。
親戚と遊んでいた公園。
あまり、変わっていない風景。
優しい時間が、過ぎていた。
知らないままでいれれば、それでもいいことを知らなかった、あの時と変わらない、優しい時間が、過ぎていたように思えた。
慌ただしい毎日の中だったから、さらにそう思えたのかもしれない。

また、頑張ろうと、素直に思った。

そんなこんなで、描いた曲であった。
優しい時間。

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