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ひとり雑談| そこに「クィア・アイ」

Netflix「クィア・アイ」のシーズン6が始まった。
実はシーズン2まで一気見して、しばらく遠ざかっていた番組だったが、最新シーズンを見て、また少しハマっている。

「クィア・アイ」はファッション、インテリア、美容、それぞれの専門家が、自分を変えたいと願う視聴者を手助けする番組だ。専門家たちは、「ファブ5」と呼ばれ、手助けしてもらう視聴者は「ヒーロー」と呼ばれる。

この番組のすごいところは、毎回ヒーローを否定することなく、変革を成し遂げるところだ。番組を見ていると「むちゃくちゃですやん」とツッコミを入れたくなる人も出てくる。
ヒーローの現状がどう作られたのか、彼らが打破出来ないお悩みは何か、など、優しさで包みながら明らかにしていく。この5人の手法は、正直すごい。

タイトル通り、この5名の専門家たちはそれぞれゲイだったり、ノンバイナリーだったりで、彼ら自身も今の自分に至るまでに多くの葛藤があったと、度々経験談を語ってくれる。その辺りも、番組が安っぽくならないポイントに思う。
ファブ5の人格は厚めなのだ。

もう1つ、ファブ5の代名詞と言えば、「涙」と「ハグの嵐」だ。

5人の仲間内でも、しょっちゅうハグしてるし、
初対面の「ヒーロー」とも熱くハグ、
ヒーローが変わっていく様を見て感動して涙、ハグ、
ヒーローのお悩みを聞いてハグ、
とかもうしょっちゅうそんな感じだ。
割とウェットで濃い人間関係が見られる。

シーズン2まで見て、一旦あたしがシリーズから離れた理由もこの濃さだったように思う。一気見してしまうと濃い分、飽きがくる。

ところが、3年以上経って、今あたしがこの番組にハマっている理由もまたこの濃さだった。

こんなに近い人間関係、しばらく経験してない。惜しげもなくハグしたのって最後いつだろう。
パンデミックを経験した後に見ると、この濃さがとても温かく、新鮮に感じた。
なんなら、あたしもこのハグの嵐にのまれたい。

それと、最近は、感動の沸点がえらい低い。(母ちゃん なりたてって、そうなんかな?)
ヒーローが変わっていくところとか、以前とは比較にならないくらいグッときて、毎エピソード目頭を熱くしている。
ヒーローがファブ5に勇気づけられていく様を、自分に置き換えちゃって、奮起してる恥ずかしいパターンだ。涙安すぎ。

(ちょっとこの、母ちゃんよりのポイントは、置いておいて)人間関係の濃さが新鮮に映ると言う点で、興味が湧いた人はシーズン6、楽しめるかもしれない。

そこにクィア・アイ
そこってどこやねん
知らんがな




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