『自民党の統一教会汚染』の疑問点・矛盾点③（教団名変更の根拠！？）
その関係は翌14年の衆院選を経て15年夏、一つの結実を迎える。
その一年後、ある禁断の果実を落とすことになる。
この不可解な認証の背後には、やはり安倍首相側近閣僚との密接なパイプが見え隠れする。
合間にちょくちょく意味ありげな文章入れてくるのが面白いのよね（笑）
◼️統一教会の教団名変更は政治家の圧力？
鈴木エイト氏は、2015年に文科省が統一教会の教団名変更を認証した裏には統一教会とズブズブの関係にあった安倍総理（当時）や下村博文文科大臣（当時）の圧力があったからだとする。
政治家の圧力はあったのか？
◼️鈴木エイト氏の教団名変更の根拠とは？
鈴木エイト氏が、教団名変更に安倍総理（当時）・下村文科大臣（当時）の圧力があったとする根拠は以下の３つ
① 下村元大臣が2年間で3回「世界日報」に登場したこと（＊登場した時期は文科大臣就任前）
② 山本朋広議員が2014年9月、統一教会の政治団体の講演に出席したこと（＊但し、山本議員は出席を否定）
③ 2016年、世界日報社から下村元大臣が代表を務める自民党東京都第十一選挙区支部に6万円の献金があったこと
う〜ん…根拠が昭和の我が家のカルピス並みに薄い…。まして山本議員は出席すらしてない………
根拠らしい根拠といえば世界日報社が下村元大臣に6万円を献金したことくらいかな
以下の添付画像は下村元大臣が代表を務める自民党東京都第十一選挙区支部の2106年の「政治資金収支報告書」（＊🟩は個人、⬛️は法人）
６万円、法人としては最低ラインでしょうか。。。
下村元大臣のWikipediaには他に下村元大臣が文科大臣になる前の2013年に国際勝共連合の会計責任者、2013・2014年に世界日報社の政治部長が下村元大臣の政治団体「博文会」の政治資金パーティーに出席しそれぞれ会費2万円を支払っています。2016年の世界日報社の献金と合わせて合計12万円！
鈴木エイト氏風に言うと「統一教会は政治家を使って悪名高き統一教会という教団名を消し去ることに成功した。別団体に偽装した統一教会は伝道・勧誘が容易になり新たな被害者を生み出していくことになる。安倍・下村は教団の加害行為に加担したという訳だ」とかって言うのかな（笑）
悪名高い教団名が変更でき偽装勧誘ができまくり献金がウハウハ見込める統一教会にとって、その教団名変更という最重要ミッションの成功報酬が6万円、前後の工作活動費を合計しても12万円って安すぎませんか？？？
ちなみに下村元大臣の2021年の「政治資金収支報告書」↓（＊🟩は個人、⬛️は法人、赤線は同一人物）
個人でも50〜100万円、法人なら100〜200万円がザラですね。毎年継続して献金している人が大半です。
鈴木エイト氏なら「世界日報社が2016年の1回限り献金したのがより怪しい。2015年の教団名変更の報酬とみて間違いない」というかも知れませんが（笑）
6万円で政治家が便宜を払ってくれるなら毎年継続して大枚献金している支援者には何が行われているんでしょう！？考えると妄想が止まりません（笑）
下村元大臣の過去12年分の緑・黒海苔を剥がした「政治資金収支報告書」はコチラ↓で閲覧できます
◼️「萩生田−勝共連合」ルートとは！？
鈴木エイト氏は、教団名変更には「下村−世界日報」ルートの他にもう一つ萩生田光一議員に働きかけた「萩生田−勝共連合」ルートもあったという。
「萩生田−勝共連合」ルートのエイト氏の根拠はエイト氏が「内部情報」より入手した情報のみ
統一教会に関するエイト氏の情報源は、
「教団内部情報」「教団内部資料」「内部の情報筋」「教団内部のあるルート」「内部情報」「情報筋」「教団関係者」「地区教会幹部」「教団本部関係者」「関係筋」「顔見知りの勧誘員」
と、おそらく集会やイベント・教会に出入りする信者に声をかけ聞いているのでしょう。
しかし、このエイト氏が入手する情報には誤り・誤報が多いのである。言い換えればエイト氏はよく偽情報を摑まされるのである…。
教団名変更の根拠とした「②山本議員の出席」も結局はエイト氏が「内部の情報筋」より摑まされた偽情報でした。
これ以外にはざっとエイト氏が掴まされた偽情報を挙げると
⚫︎「内部情報」より入手した福田康夫元総理、ジョージ・W・ブッシュ元大統領が韓国の統一教会イベント出席後に北朝鮮を訪朝するという情報
⚫︎「教団内部のあるルート」より入手した安倍元総理が官邸に統一教会会長夫妻を招いたとする情報
⚫︎統一教会本部へのガサ入れ
⚫︎ガサ入れ阻止に教団が政治家（＊亀井静香氏・小野次郎氏）を使ったとする情報（＊小野次郎氏は全面否定）
⚫︎伝道活動に行く信者を北村経夫議員の選挙応援に行くとする情報
etc.
エイト氏が摑まされる偽情報は挙げればキリがありません…。
街頭活動中の勝共ユナイトメンバーや末端の信者に話しかけ真偽不明の話や噂話をエイト氏がサブカルブログサイト「やや日刊カルト新聞」で面白ろ可笑しく書いていただけなんでしょうね…。
『自民党の統一教会汚染』はそのサブカルブログサイト「やや日刊カルト新聞」の焼き直しです。だから記事のソースがあやふやでも裏付け・事実精査・検証なしでも発信さえすればよかったものと思われます。
よってエイト氏のいう「萩生田−勝共連合」ルートも事実曖昧な不確かな情報です。だから1年近く経った今もハッキリした事実が出てこないのでしょう。
結果としては下村―木下ルートが奏功したことになるが、いずれにしろ、統一教会が政治家への働きかけによって名称変更に漕ぎ着けた可能性は極めて高い。
悪名高き統一教会という名を消し去るための成功報酬が6万円
世界日報社の下村元大臣への6万円の献金が教団名変更の成功報酬だったのか？皆さんはどう思われますか？
◼️文科省の手続きは通常通り！？
統一教会は1997年以降18年間、教団名変更を文科省に申請していたようです。その間、世界各国では教団名変更が行われていたみたいですね。
同課によると、家庭連合の前身の「世界基督教統一神霊協会」が名称変更を申請したのは15年6月。7月に受理され、8月に申請が認められた。変更申請があれば、団体内の手続きを経ているかや法令に適合しているかなどを審査するが、憲法が信教の自由を保障していることを踏まえ、「行政が許認可する制度と違い、要件に合致していれば原則として自動的に申請を認めている」という。
データ・グラフから統一教会の被害件数は2009年の統一教会のコンプライアンス宣言後、特に2018年、安倍政権で「霊感商法」とハッキリ明記した「消費者契約法改正」（＊2019年施行）により激減しているのが分かります。
問題のない団体で「要件に合致していれば原則として自動的に申請を認めている」という文科省の認証は通常通りの判断ではないでしょうか？
◼️行政を歪めたのは前川喜平氏
元文科事務次官、前川喜平氏は統一教会の教団名変更について安倍総理暗殺事件後に以下のように発言しています。
前川（喜平）は、「しかし、最終的には政治的圧力で認可されてしまった」と振り返る。下村の関与の有無について問うたところ「あり得る」と答えた前川。その理由を「統一教会は第2次安倍政権と近しい」と指摘した。
前川氏といえば、朝鮮学校の分身といっても過言ではないコリア国際学園（2008年開校）の高校無償化に文科省の担当としてお気持ちを添えた役人です。
コリア国際学園の理事長だった宗在星氏は「私塾のような状態のコリア国際学園が文科省と話しをつけ学校無償化の就学支援金を受け取ることができた。民主党政権で文科省の交渉相手が初等中等教育局長だった前川喜平氏だったから通りやすかった」という旨を述懐しています。
コリア国際学園の設立メンバーは金時鐘氏（＊済州島事件で李承晩と激突し日本に密航。アイヌ独立運動を画策中）・姜尚中氏・梁石日氏・ミスターゆとり教育、寺脇研氏・朴一氏など錚々たる韓国というより北朝鮮にお気持ちを寄せる方々です。
現在、朝鮮学校は朝鮮学校が高校無償化の対象外であることに対しコリア国際学園を引き合いに出し「朝鮮学校が対象外なのは差別だ」と主張しています。朝鮮学校がコリア国際学園に合わせるのではなく、コリア国際学園が朝鮮学校に合わせるべきだと思います。コリア国際学園も高校無償化の対象から外すべきです。
文科省の一役人が一役人のお気持ち、思想でコリア国際学園の高校無償化を認可した。行政を歪めたのは前川喜平氏ではないでしょうか。
行政が歪められた！！！
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