はじめに

私の信条は「車なしで旅行する！」です。
免許はあれどもほぼペーパーな私は、電車とバスを駆使した移動手段で
一人旅をしています。

車がないからってあきらめていませんか？
公共交通機関だけでも、旅は楽しめますよ！
ぜひ、参考にしてみてくださいね。

今回の旅の目的

・日本三大夜景のひとつ、稲佐山からの夜景を見る
・石丸行堂本店さんでオリジナルインクをGET
・グラバー園散歩
・レトロ喫茶でティータイム
・長崎ご当地グルメを堪能
・大浦天主堂で隠れキリシタンについて学ぶ
・祈念坂で写真を撮る
・ブーゲンハウス嬉野でブーゲンビリアを鑑賞

旅の行程

1日目：大阪→長崎
2日目：長崎→嬉野
3日目：嬉野→博多→大阪

1日目：長崎

関西空港

Peachでお安く飛行機が取れたけど、フライトは15時発。
午前中は自宅でゆっくり準備して、お昼過ぎに関空へ出発。
出発時間の約1時間前に到着。
昨年12月の鹿児島旅行ぶりの関空だなーと思いながら、プロントでお茶。
定刻通りに飛行機出発！

やっぱり離陸の瞬間は苦手。
あの独特の浮遊感。ジェットコースターも苦手なもので。

稲佐山展望台

定刻通り長崎空港に到着。空港バスで長崎市内へ。
安心と安定のアパホテルにチェックインし、荷物を預ける。

空港からのバスが少し遅れていたため、予定より1本遅れの稲佐山行きのバスに飛び乗る。

ロープウェイ最寄りの停留所で降りるが、GoogleMAP様に
めっちゃ暗い裏道を通るよう推奨され…街灯が少ない中、スマホライトの灯りを頼りに乗り場まで歩く。

無事、乗り場に到着。クリスマスツリーがお出迎えしてくれた。

人数制限ギリギリでロープウェイに乗れた！
5分ほどの空中散歩ののち、頂上駅へ到着。
小雨だったから、綺麗に見えるか心配だったけど…宝石箱みたいな夜景！

じっくり夜景を楽しみたかったが、夕食の予約時間が迫っている。
10分ほどの滞在で下山。でもしっかり目に焼き付けました！

コバチ

思案橋までバスで移動し、予約していた「コバチ」さんへ。
実はこちらのほかにも候補の居酒屋さんはあったのですが、どこも予約を
断られてしまいまして…。
入店すると、ちょうど週末ということもあり店内は満席。
予約しておいてよかったー！
長崎の繁華街はここ思案橋なので、飲み歩きをしたい方は
この周辺で宿を取るのがおすすめ。

肉団子スープが、冷えた体に染み渡る。
飛鸞 Classicは、長崎県内限定流通酒。

この二品は小鉢料理。どちらも350円というお安さ。

長崎県産の豚肉。脂が全然しつこくなくておいしい！

地方あるある、野菜が美味しい。肉味噌は作り置きじゃなくて、出来立て！
野菜の美味しさが引き立つ甘辛い味。

本当は路面電車でホテルに戻るつもりだったけど、酔い覚ましがてら徒歩で帰ることに。
アーケードのイルミネーションが綺麗。12月だもんね。

2日目：長崎・嬉野温泉

ホテル出発・路面電車・祈りの三角ゾーン

前日どれだけ飲んでいようが、いつも通りの時間に目が覚める。
二度寝するのはもったいないし…と、8時半にホテルを出発！
路面電車の一日乗車券(￥700)を使います。

モバイル乗車券は、ジョルダンというアプリで購入可能。
チケットをなくす心配がなくて安心だけど、紙で残したい派の私…。
長崎市内の主要な観光スポットは、ほぼこの路面電車で回ることができます。
車なしの旅行者に優しい街ですね。

石橋駅で下車し、随所に立っている案内板通りに坂を上ります。
本当は、石橋駅のひとつ前の大浦天主堂駅で降りるのが正規ルートのはず。
しかし、この石橋駅下車ルートおすすめです。
以下の隠れた観光スポットに行けるから！

坂を上って、まずは祈りの三角ゾーンへ。
神社・寺院・教会がひとつの場所から見える、日本で唯一の場所だそう。
（真ん中の緑の三角屋根が教会）

祈念坂・大浦展望公園

祈りの三角ゾーンから道なりに進むと、長くて急な上り坂に出ます。
これが祈念坂。冬でも、頂上まで登りきるころには汗が出てくるほど。
夏だったらどうなるやら…(震え)

登り切ったところから左に進むと、大浦展望公園があります。
とてもいい眺め！天気が良くて最高です。
早起きしたおかげで人もおらず、ゆっくり景色を見ることができました。

大浦天主堂・グラバー園

祈念坂を降りて、大浦天主堂へ。
今回の旅の目的のひとつです。

教会内は撮影禁止でしたが、ステンドグラスが朝日にキラキラ光ってとても綺麗でした。
隠れキリシタンについて学べる展示もあり。
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン」が世界文化遺産に指定されていることは知っていたのですが、具体的にどういうことなのか？恥ずかしながら知らなかったんですよね。
以下、少しですが学んだことです。

・大浦天主堂は日本最古のゴシック様式の教会。国宝指定されている。
・約250年もの間、指導者（神父さん）なしにキリスト教を守り続けてきたことは世界中でも例がない。
・信仰がバレたら殺されるので、仏像をマリア様に見立てていた。
色々と学びがありました。

園内は広いので、じっくり見て回ると結構時間かかります。
少し歩き疲れたので、「自由亭喫茶室」でお茶することに。

レトロな雰囲気で素敵！

カステラは長崎堂のものだそう。セイロン茶葉のミルクティーと共に。
この紅茶めっちゃおいしかった！温めたミルクだったのも嬉しいポイント。
カステラは優しい甘さ。紅茶との相性抜群。
レトロ喫茶でお茶するミッション達成！

オランダ坂・吉宗浜町本店

グラバー園を出て、10分ほど歩いたところにオランダ坂があります。
観光名所のはず…なんですが、観光客はおらず。時間が早いから？

長崎では、出島に住むオランダ人の影響で東洋人以外の人をまとめて
「オランダさん」と呼んでいたそうです。
今でいう「外人さん」みたいなニュアンスかな？
「オランダさんが通る坂」を総称して「オランダ坂」と呼んでいたため、
昔は「オランダ坂」がたくさんあったそう。

オランダ坂を堪能して、路面電車で浜町アーケード街に向かいます。
長崎出身の方に「ぜひ食べて！」とおすすめされた茶碗蒸しを食べに来ました。

11時半前だったせいか、待つことなくすんなり案内してもらえました。
2Fの広いお座敷に通してもらったのですが、部屋に入った瞬間に
濃厚なお出汁の香りが漂ってきます。圧倒される…。
注文してから1分くらいで料理が運ばれてきたのにもビックリ！
香りに違わぬおいしさ！今まで食べた茶碗蒸しの中で一番かも！
銀杏とうなぎが入ってて嬉しい。
私は一人でしたが、隅の席に案内してもらえたので良かったです。
今度誰かと来たときは、卓袱料理も食べてみたいな。

石丸文行堂・眼鏡橋

インク好きとしては外せなかった、石丸文行堂さん。
数多くのオリジナルインクが色見本付きで並んでいて、
一日中過ごせそう…と思ってしまう。
欲しい色ありすぎてめちゃくちゃ迷ったのですが、
淡い色合いに惚れてしまった「夢みるパープル」を購入！
更に、店頭で一目ぼれしてしまった花柄の「ペンカフ」も一緒にお買い上げ。
大満足のお買い物になりました。

次にてくてく歩いてたどり着いたのは、眼鏡橋！
眼鏡みたいになってる写真が上手く撮れず；
ハートストーンも無事見つけられました。
写真撮ってるカップル可愛かったなー。

原爆資料館・平和公園

路面電車でホテルへ戻ります。
荷物を回収して、再び路面電車で原爆資料館駅下車。
正直、一人で受け止められるか不安で行くの迷っていました。
原爆が投下された時刻で止まった時計や、ぼろぼろに崩れた建物、
生々しい写真など、ショッキングなものも多かったです。
でも、だからこそ、こんなことは二度とあってはならないのだと、
強く思いました。

ここまででだいたい6時間くらいで周ることができました。
平和公園から乗り換え検索をすると、14時台の新幹線にギリギリ乗れそう！
路面電車長崎駅から新幹線ホームまでダッシュ！

嬉野温泉・ブーゲンハウス嬉野

西九州新幹線「かもめ」に乗って25分。嬉野温泉駅に到着です。
駅前の広場からバスに乗って、本日のお宿へ向かいます。

光陽閣さんです。一人でも宿泊可能ということで、ありがたや～。
素泊まりですが、チェックイン時に旅館周辺の飲食店マップを渡してくださいました。
お店のおすすめポイントなども書かれており、至れり尽くせり。
地元の居酒屋さんに行きたい私としては、めっちゃ嬉しかったです！
では、早速お部屋へ！

8畳の広々としたお部屋！こちらのお宿は全室リバービューで、
大きな窓から塩田川の美しい景色が見えます。
鏡台が置いてあるのも嬉しいポイント！ヘアアイロンなども貸していただけました。ありがたい！

ホテルで一息ついて、時間もあるし…と明日行くはずだった「ブーゲンハウス嬉野」へ向かいます。

宿から10分ほど歩いて、到着しました！

こちらは国内最大級のブーゲンビリア温室。
一年を通して25種類以上のブーゲンビリアが咲き誇ります。
私は「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」に出てくる「ギルベルト・ブーゲンビリア少佐」の影響で「本物のブーゲンビリアが見たい！」と思いこちらに来た次第です。

暖かい温室内で、ブーゲンビリアの世界を満喫しました！
丁寧に手入れされたブーゲンビリアは本当に綺麗で感動。
販売もされているようです。来れてよかった！

やきとり戦国

夜から友人とオンラインで話す約束をしていたので、早めに夕食を食べたい…と思い、ホテルから一番近くて17:00からやっているこちらのお店へ。
カウンターでしっぽり一人飲み。

焼き鳥は目の前で焼いてくださりました。ジューシー！

ゆでたての枝豆！素材の味が引き立って美味しい！

嬉野温泉の名物だそう。
私が知ってる湯豆腐と違う…クリーミィでとろける感じ！
一緒に出してくださったタレにつけるといくらでも食べられそう！
こんなん女性全員好きでしょ！(偏見)

シメまで完璧。体重のことはもう気にしない！(泣)

温泉

食事を終えてホテルへ帰還。
楽しみにしていた温泉へ！18:30ごろだったのですが、他の宿泊者の方は皆お食事の時間だったようで貸し切り状態！
トロトロの温泉…これが美肌の湯か。
ずっと浸かっていたくなる、癒しの湯でした。
翌日までお肌すべすべ！

3日目：博多

本来は唐津に行って唐津城と虹の松原を見ようと思っていたのですが…
嬉野からバスと電車で3時間弱かかるうえ、体調があまり良くないので断念。
翌日は仕事なので、早めに帰宅するべく博多へ向かうことに。
こういう急な予定変更ができるところが、一人旅のいいところでもあります。
博多を通過するだけではもったいないので…前回博多に行ったときに食べられなかった博多ラーメンを食べよう！と思いつきました。
ホテルから嬉野温泉駅まで車で送っていただき、新幹線と特急を乗り継いで博多へ。

博多らーめん　shinshin

博多駅直結の博多デイトス店へ。博多めん街道の中にあります。
11時くらいに着いたので、あんまり並んでないかなーと思っていたら…長蛇の列！
何分待つかわからないけど…ここまで来てあきらめるのは嫌だし、回転も速そうだから待つことに。
40分くらい待って、入店できました。

ラーメンは細麺派な私、歓喜！
注文時に麺の固さを聞いてくださいました。固めで！とオーダー。
博多ってとんこつスープだから、濃厚なのかな？と思っていたら…意外とあっさりしたスープ。
これは飲んだ後に食べたくなる味！美味しかったー！

念願の博多ラーメンを食べられたし、大満足！
少し早いですが、12時台の新幹線で帰宅します。
大満足の旅でした！