#129「キャリア自律」(キャリコンサロン編集部)
10月も半ば、急にひんやりしてきました。やっぱり、季節は流れているのですね。体調管理に努めたいです。さて、今回のお題は「キャリア自律」
キャリア自律って
産業・組織心理学会では以上のように定義されています。
キャリア自律(Career Autonomy)は、個々の職業やキャリアにおいて、自己決定権や独立性を持ち、自分の職業的な方向性や目標を自己で設定し、達成する能力を指します。キャリア自律を持つ人は、自分のキャリアについての意思決定において、外部の制約や他者の影響を最小限に抑え、自分自身が主導権を握ることができます。
自律と自立
自律(Autonomy)
自律は、個人や組織が自分たち自身の意志や判断に基づいて行動し、外部の制約や指示に左右されない能力を指します。
自立(Independence):
自立は、個人や組織が外部の支援や依存をせず、自分たち自身で生計を立てる能力や状態を指します。経済的な自立(自分自身で収入を得ること)、社会的な自立(他者からの依存を減らすこと)、あるいは感情的な自立(他者の影響を受けにくい精神的な強さ)など、さまざまな側面を持っています。
キャリア自律
これまでは企業内での実務や研修でキャリアが形成されていくものと認識されていて、企業主導の異動・昇進に任せていました。しかし、キャリア自律の考え方は、個人が自分の職業やキャリアにおいて、自己決定権を持ち、独自の職業的な方向性や目標を設定し、達成することに重きが置かれています。
自分のキャリアを他人任せ(企業任せ)にするのではなく自らの意思や継続的な学習によって積極的に形成することが求められているのです。
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