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【毎日note422日目】焦らず腐らず挑む。

「毎日会社に行く」ということがどう考えてもできなくて、朝も起きれないし、行ったら行ったで、ろくに役に立っていないのに、死んだように疲れ果ててしまい、土日はずっと寝てなきゃ月曜日からまた頑張れない…というのが私で( ̄▽ ̄;)💦💦

そういうポンコツ具合が笑えないくらいひどくて、結局社会に適応できず。

選択肢がなくなってしまい、夫に依存しつつのフリーランスの道を選んだのですが、こちらもこちらでまあポンコツの私には厳しい道です。


会社だと、「こういう時はこうするのよ」「マナーを身につけた方が良いから研修に行きなさい(会社負担で)」「(何かやらかしても上司が)次から気をつけよう。次はこういう所を注意したら良い」と、色々指摘してもらえる上、健康診断にも行かせてもらえていたのですが。(今考えるとめっちゃ有り難き話や…)


フリーランスで何かやらかしても(自分でなにをやらかしたのかわからん時すらある😂😂)、ほぼ誰も注意してくれないどころか、


「今回限りということで…」


と、仕事をスパーーンと切られます。


で、その後はもう二度とお声がかからないです。


めちゃくちゃ理不尽なことをされても、怒りをぶつけるところがないし、立場の弱いフリーランスは、表沙汰にすることもできない。グッと呑み込んできたこともすごく多い。


全責任は自分にあるし、ある意味会社員より不自由なこともあるなと思います。

でも基本的に文章を綴るのは大好きなので、いくら書いても書いても書き足りなくて、毎日noteを更新しているほどで( ̄▽ ̄;)💦


仕事も、色々制限のある中で、「読んで下さる方がどうやったら、のめり込めるような楽しい文章が書けるかな??」と工夫を凝らし、考えながら作業をするのは楽しくて楽しくてしょうがない。

それに、時々読者の方から感想を頂けると、狂喜乱舞するほど有難くて嬉しいので、私は仕事が何とか続けられているのだろうなと思います。


先日、ダ・ヴィンチニュースにてレビューを書かせて頂いた『それでもしますか、お葬式?』1巻(岡井ハルコ・三奈仁胡/集英社)というマンガも、グレーな部分もある仕事に疑念を抱きながらも、自問自答を繰り返しつつ、お客さまのために必死に仕事をする葬儀社新米社員のマンガでした。

(↑ダ・ヴィンチニュースのレビューは上のリンクで読めます。良かったら…!)


本作は、葬儀会社の新米営業社員・向井朝子の物語です。

葬儀社に就職したものの、高齢多死社会の到来で、業者間の競走は激化。


攻めの営業でなければ生き残れなくなってしまい、上司たちはサクラを使ったイベントを開催します。

「戒名はお宅らでテキトーにつけといて」と葬儀社に役割を押し付ける僧侶もおり、朝子は葬儀の必要性にどんどん懐疑的になっていきます。



しかし、彼女はどんな環境であり、折れずに自分のできる仕事をしようと、残された遺族のために奔走します。

「孤独死した姉の葬儀をあげるお金が無い」と警察の遺体安置室で涙を流す女性に、朝子は「うちはボランティアじゃない!」と上司に怒られつつも、あるアイデアを取り入れて、格安の葬儀プランを提案するのですがーーー!?



本作は、葬儀の必要性や裏側が勉強になるのはもちろん、やりがいばかりではなく、時には良心が痛むことですら行わなければならない仕事において、朝子は、常に自問自答を繰り返し、自分に出来ることをコツコツとこなしているその姿勢が印象的でした。


ろくに仕事をしてない私に言われるとイラッとする方もおられると思いますが(ごめんなさい)、仕事って、やりがいばかりじゃないですよね。

むしろ正直、しんどくてやるせないことの方が多いこともあって、生活のために、思ってもないことを言わなければならなかったり、ノルマ達成のために、良心が痛む方法をとらなきゃいけないこともあると思うのです。

でも、それでも、自分の中の一番大切な信念を見失わず、学びながら考えながら、自分の出来ることを探して奔走する。


そうすれば、鬱屈とした世界にも、光が差すこともあるのかな…と信じたくなるマンガでした。



腐らずに頑張るのって本当にしんどいのですが、自分の仕事にほんの少しでも意味があるのなら、誰かの明日の希望に繋がることもあるのなら、たとえ失敗に終わった仕事だって、その成果を貴重なデータとして大切に扱って、必ず次に繋げるようにして、あきらめずに頑張ろうと思ったのでありました。


(土曜日の有料note、新たにご購読頂いた方々、本当に本当にありがとうございます😭😭😭😭)


さゆ

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