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グッバイ東京【2020/9/17】

引越しをすることにした。

夫氏が会社へ出勤しなくても良くなるかもしれないというので、それならば東京を離れるのもありだろうと夫婦で話し合った結果、引越しをすることになった。

問題は、どこに住むかということ。
転勤などの理由ではないので、言ってしまえばどこに住んだって大丈夫なのだ。
だから、余計に頭を抱えている。

結婚してからのこの10年間、ずっと東京に住んでいた。
東京は生活に便利だし、楽しいイベントにもたくさん参加出来た。
友人も東京近辺の人が多いし、思い出は数え切れない。

けれど今、東京を離れることに少しも未練はない。

それは、コロナ禍で生活が一変したことが大きな理由だろう。
こういう状況になってはじめて、東京じゃなくても生きていける選択肢を見つけられた。
東京に住むことのメリットをさほど感じられなくなってきているのだ。
「家」を拠点にして外にあまり出ない生活ならば、都心でも郊外でもさほど関係ない。

夫婦揃って栃木県出身なので、そろそろ田舎暮しが恋しくなってきたというのもあるかもしれない。
あとは、息子氏を取り巻く環境について考えたとき、自然と触れ合う機会の多い土地で育って欲しいという想いが強くなってきたというのもある。
それらはどちらもわたしが俳句をやっている影響が大きいとも考えられる。

そう、今のわたしは俳句をメインに活動しているので、正直なところどこに住んでいたって構わないのだ。
どこに居たって俳句は詠める。
それならば、のんびりと郊外で暮らすのも悪くはない。

今住んでいる都内のマンションは購入していて、ローンもまだ残っていると思う(ちゃんと把握していない)のだが、引越し先は一戸建てを検討していて、もしかしたら「土地を買って家を建てる」ということをするかもしれない。
人生何事も経験だと思うので、夫氏がそうしたいのであれば、それもありかなと思っている。

他にも細かい理由は色々ある。
家族3人では今の家は狭い、とか。
そういう事情も積もり積もって、コロナに後押しされた形で引越しを決めた。

とはいえ、息子氏の小学校入学までは東京で暮らすつもりなので、まだ猶予はある。
今のうちに行きたいところに行って、会いたい人には会っておきたい。
こんな状況下なのでなかなか気軽には難しいとは思うが、後悔はないようにしておきたい。

そんな想いから今日は早速、少し遠出をして旧古河庭園で吟行をしてきた。
秋薔薇はまだ早すぎてひとつも咲いていなかったけれど、色々な発見があり、吟行の良さを改めて感じた。

引越し先は関東圏からは出ないつもりなので、頑張れば都内への吟行も可能だが、この気軽さでは出掛けられなくなるだろう。
とか言いつつも、これからは子育ても落ち着いてくるだろうし、遠路はるばる東京に通うかもしれない。
結社の句会は東京なので、最低でも月2回は東京に行く予定ではあるし。

しかし前述のように、まだ移住先は決まっていない。
引越しの時期まであと1年以上あるのだが、今年の冬頃にはある程度決めておきたい。
家を建てるのであれば、尚更早いほうがいいだろう。
まずは、第一候補地にこの4連休で足を運んでみようと思っている。

しばらくは様々な情報収集に忙しい日々になりそうだ。
さて、どうなることやら。


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