最近ふと気になった新卒採用WEB記事の言葉、「オヤカク」。
初耳で、1度聞いただけではいまいちピンとこなかった。なんのこっちゃ。

読み進めていくと
どうやら新卒採用において、
企業側が内定辞退を防ぐために親の意向を確認することらしい。
「(入社に関しての)親の確認」=略して「オヤカク」かあ…と理解。

なんでも最近、内定を辞退する理由に親の反対を挙げる学生さんが絶えないようで、その対策らしい。

企業によっては親子参加の会社説明会を開催したり、内定通知書を親にも出したり、親向けの内定同意書を作成したりするとのこと。

十数年前、私が新卒の就活をしたときには、
そんな流れは全くなかったので、正直驚いた。
今は親御さんへの配慮も必要だなんて、大変。

「オヤカク」に関しては
賛否両論、色々な考え方があると思う。
確かに親御さんはより安心するのかもしれない。

ただ個人的にはどうなんだろう…
どうにも記事を読んだ後の違和感が拭えなかった。

就職するのは親ではなくて、あくまで本人。

大切な自分の人生の選択を
親に委ねてしまってよいの？と疑問に思う。

最終的には、本人自身が本当に納得して決めるのが何よりも大事なのではないかな。

そうしたら
もしも何か仕事で大変なことがあったり、
嫌なことがあったとき、
環境を変えるために転職しよう！とたとえ思ったとしても、「今の職場を選択したのは自分自身なのだから」と決して後悔しないと思う)

もちろん親や周りの方の意見も大事。
「そういう考えもあるんだね」ときちんと聴いて一旦受け止める。

でも、他でもない自分の人生なのだから、
やっぱり最終的な決断をするのは本人だ。

思い返してみると就活のときは、
両親に「ここは止めなさい」とか「ここを受けなさい」とか、あれこれ言われたことはなかった。

その代わり私が就活のことで何か話したいときは、
その都度耳を傾けてくれたように思う。

内定を頂くまで人一倍回り道をしたし、時間もかかったけれど、きちんと自分で納得して就活を終えられた。

結局は紆余曲折あって、
最初の病院は辞めたけれど後悔はしていない。
それはそれで、必要な経験だったんだと思う。

いずれにしても、最後は学生さん自身がしっかり納得して入社を決断してほしいなあと切に願う。