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【温泉】草津温泉「奈良屋」(群馬県草津町)

今日ご紹介する温泉は、草津温泉の老舗旅館「奈良屋」さん。こちらに日帰り入浴に訪れたときのお話だ。

「奈良屋」さんは、創業明治10年の、草津温泉を代表する老舗旅館だ。こちらの旅館には、草津温泉で唯一、「湯守」と呼ばれる職人さんがいらっしゃる。お湯をきっちりと管理し、お湯の調整をしていらっしゃるということだ。

こちらのお宿は、老舗であり大人気なので、予約が大変取りにくいようだ。特に週末は、満室のことが多い。そして、料金もお高めだ。私が検索した際には、平日でも、2人1室でひとり1泊3万円〜、ひとり旅だと1泊4万円程度だということだった。

その点、日帰り入浴であれば、1200円の料金で楽しめるということだった。温泉タオルもついてのお値段であり、リーズナブルだ。

ただし、日帰り入浴の受付時間は、12:30-14:00という限られた時間帯のみなので、注意が必要だ。14:00以降は、宿泊客専用となる。

こちらが、お宿の外観。伝統的な和風建築だ。

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こちらが、ロビー。落ち着いた印象だ。

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館内に入る。豪華な調度品が上品に飾られている。

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廊下を進み、階段を下りる。

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こちらが、この日の女湯「花の湯」の入り口。

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温泉分析書。白旗源泉を使用しており、泉質は、酸性・含硫黄ーアルミニウムー硫酸塩・塩化物温泉

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十分な広さがあり、清潔な脱衣所。なんと、この日は、一番乗りだったようだ。

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わくわくしながら、温泉への扉へ向かう。

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こちらが、内湯。広い湯船に、源泉が惜しみなくかけ流されている。

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こちらが、露天風呂。岩で囲まれていて、風情がある。

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別アングルから。

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その奥にある、石でできた桶のようなお風呂。

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温泉の色は、写真のとおり、ほのかに白い。白くて細かい湯の花が舞っている。お湯の肌触りは、なんともまろやかだ。源泉である白旗の湯を、一晩寝かしていて、湯守さんが、温度を41-42度に保っているという。あたりに漂う硫黄の香りも、どぎつくなく、官能的にすら感じる。まさに、極上のお湯だ。

しばらく至福のひとときを過ごした後は、館内のソファエリアで休憩をさせていただいた。

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能画家である飯塚正賢画伯の画廊エリアで、美しい能画をも鑑賞することができた。

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また、廊下には、入浴案内も掲げられていた。「強酸性であらゆるばい菌がたちまち死滅する」「不老長寿」「美人になる」など、すばらしい効能だ。

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草津温泉というと共同浴場めぐりが有名で、それはそれで楽しいが、熱すぎて湯もみが必要だったり、混んでいたり、脱衣所が狭かったりして、ゆっくりと楽しめない場合も多い。

その点、こちらの「奈良屋」さんでの湯浴みは、湯守さんたちが熟練の技で調整してくれている極上のお湯を、ゆっくりと静かに堪能できるものだった。草津旅行での貴重なひとときとなった。

素晴らしいお湯でした。ありがとうございました!

こちらの施設の公式サイトは、こちら。

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