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【温泉】湯原温泉「砂湯」(岡山県真庭市)

今日ご紹介する温泉は、岡山県真庭市の湯原温泉にある、天然の露天風呂「砂湯」。2023年5月にこちらに遊びに行ったときのお話だ。

湯原温泉は、湯原ダムの下流に位置し、川沿いに広がる温泉地。アルカリ性の泉質で湯量が多いことで知られる。こちらの「砂湯」は、湯原温泉街のシンボル的存在で、川底から湧き出る温泉による、天然の大露天風呂だ。「砂噴き場」とも呼ばれているらしい。地元の方の協力により、24時間無料で開放されている。

「真庭観光Web」さんより借用

写真のとおり、目隠しのない露天風呂で、混浴だ。女性にはハードルが高そうだが、女性用の簡易脱衣所もあるし、湯あみ着やバスタオルもOKだ。

私は、このとき、妙齢の女性たちと、グループで訪れていた。私は、できればみんなで一緒に湯浴みを楽しみたいと思い、大きめのバスタオルを人数分、持参してきていた。しかし、このアイデアは大変不評で、たとえバスタオル巻きだとしても、混浴は絶対イヤだ、というのが最初の反応だった。しかし、勇気あるひとりの女性が、私と一緒に挑戦してくれることになった。

遠くから砂湯エリアを眺めると、結構、たくさんの先客がいるようだ。

入り口近くに、入浴の心得が掲示されていた。

こちらが、砂湯への入り口。混浴NGの女性たちは、ここで待っていてくれるという。

いざ、近づいてみると・・・。

裸のおじさんが多いこと! 目のやり場に困る。見ないふりをして、女性用脱衣所をめがけて進む。脱衣所に入り、扉を閉め、服を脱ぎ、持参した大きめのバスタオルに身を包む。そして、いざ、出陣!

3つある露天エリアのうち、ひとつに、湯浴み着の中年女性ふたりが入浴しているのが目に入った。ありがたい! そこなら入りやすい。さっそく、そちらにお邪魔することにした。

透明のつるっとしたお湯に身を包み、一息つく。

はぁ・・・。

お湯はややぬるいが、開放的で気持ちいい。

しかし、裸のおじさんたちがいるので、どうにも落ち着かない。目線を上げて、ダムのほうを見つめる。

入浴客は、おじさんもおばさんも親切で、「こんにちは」とか「あちらの湯のほうが温かいよ」などと話しかけてくれる。とてもありがたい。

しかし、私の連れの表情が、だんだん硬くなってきた。どうやら、自分が見られることよりも、男性の裸が目に入ってしまうのが気になるらしい。そして、私に顔を向け、目で、早く出たいと訴えてきた。ものすごい目力だ。

ううむ・・・。今、入ったばっかりなのになぁ・・・。

仕方なく、数分で早々に退散することにした。ゆっくりお湯に浸かれなくて残念だが、私ひとりでは到底、ここに来る勇気は出なかっただろう。この貴重な砂湯を体験できただけで良しとしよう。同行者のみんな、ありがとう!

なお、「真庭観光WEB」さんのサイトによると、女性には、湯あみ着のレンタルもあるそうだ。また、タオル巻き、水着の利用も可だが、下着や着衣をつけての入浴は不可とのこと。なお、男性も、タオルを巻いて隠して入浴してほしい、と書かれていた。私たちが訪問した際には、男性たちは、タオルを巻いていなかったようだったが・・・。(※入浴条件やマナー等については、常に最新の情報をご確認ください。)

いいお湯でした。お世話になりました!

こちらの温泉についての「真庭観光WEB」さんのサイトはこちら。

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