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【堺シュライクス】ついに出たホームラン!

元気がない

東大阪市にある花園セントラルスタジアムに行った。06ブルズ対堺シュライクスのオープン戦を見るためだ。

堺シュライクス、ここまでオープン戦4連敗。
ミスや失策から大量失点につながるケースが結構ある。

こればかりはしばらくは仕方がないところがある。最初から以心伝心して完璧に始まるチームなんてない。05年の楽天もオリックスもチームとして機能し始めたのは夏以降だったし、17年の和歌山ファイティングバーズも然り。お互いがお互いを理解しないとなかなかミスは減らない。それが野球の奥深い点の一つだ。

ただ、それ以前に、なんだか元気がない。

オープン戦初戦では試合前に結構笑顔も見られたが、なんとなく、みんな表情が固い。声も小さい。
花園セントラルスタジアムはベンチから頻繁に選手がスタンドに出入りするのだが、その時もなんか暗いしうつむきがちの選手が多い。

直後行われたブルズのシートノック。とにかく声がでかい。もちろん声の大小でなにかが決まるわけではないし、声が大きかったら野球が急に上手くなるわけではない。

だが昨年のスタメンがほぼ残留しているブルズ。新入団選手が入る隙はものすごく小さい。少しでも入り込みたい、アピールしたい!という欲は嫌が応にも伝わってくる。

プレー中も声での連携が絶え間なく行われる。例えば牽制が来るかどうか。リードはどの辺まで取るべきなのか。ランナー1人の感覚で補えないところを、声で補える。これはなかなか大きい所だ。

ブルズのこういう所はいいなぁと思う。監督が変わってもこの姿勢が続くなら、今年ブルズは本当に優勝を狙えるんじゃないかなぁと思う。

ブルズが点を取るとますます声は大きくなる。ペースがそこで握られていった。

話をシュライクスに戻す。

スタメンが結構入れ替わった。

(SHINJIは多分掲載ギリギリのフォントだろうなぁ。。。)

※ちなみに佐藤蓮、佐藤将については、登録名を変更したとのこと。

打撃好調の辻田が4番に。

試合の展開としては3回までにエラーを絡めて12失点。
エラーやミスでできた隙をブルズが逃さない。基本的にはどの打順でも塁に出たら走って行く。そして打てる球を思いっきり振り抜くその繰り返しだ。

そうなるとベンチの空気がやはり暗くなる。安田とHIROTOの声ぐらいしかはっきり聞こえてこない。

何か起爆剤が欲しい。でも誰かが何かやらないと状況は変わらない。

吉田の好投とついに出た一発

厚主の後を関口が投げ、4回から吉田亘輝がマウンドへ。

前回登板は2回3失点だったが、この日は先頭を出しても動じない。
長打を打たれても落ち着いて打ち取った。

(力投する吉田)

5回を4安打1失点。3回までに12点を取った打線と思えないほどブルズの打線が沈黙する。

そしてついにその好投に打線が応えた。 

丹羽竜次がライトスタンドへ2ランホームランを放つ。

チーム結成初のホームランであり、かつ、チーム26イニングぶりの得点だった。

「バッティングカウントだったので、思いっきりフルスイングしてやろうと思った」と試合後に語ってくれた。

丹羽といえば。2ヶ月前、1月15日に雪の中花園セントラルスタジアムでトライアウトを受けていた。広角に飛ばす凄いスイングをする選手がいるなぁと思っていたら、それが丹羽だった。つい2ヶ月前だったんだなぁ。やってきたことが報われて本当に良かった。ここからどんどん調子を上げていってほしい。

熾烈を極める内野手のポジション争いから抜け出す一打になりそうだ。

(夏凪代表に「サインペン持ってない?」って聞かれて渡したらこれに書いてました。第1号の記念ボール)

8回には松本聡もタイムリー。

(センター前へのタイムリー!)

8回表、吉田がこの日初となる三者凡退イニングを作り、戻ってきた。
7回、失点した後藤江コーチからアドバイスを受けていた。

(吉田のこの表情が手応えを物語る)

ベンチも明るくなった。「よっしゃ、どんどん返すよ!」「10点取って上田(優斗)さんに回すよ!」

結局9回は1人もランナーを出せず試合は終わった。だが、4回以降、明らかに何かが変わった。

まだまだ野手も投手も結果を求めるあまり、焦ってるなぁと思うところも多々ある。これも新チームだからこそなんだろうなと思う。

勝っているところは正直見たい。でも焦って結果が出なくなることの方がよっぽど良くない。

オープン戦は残り2試合。より実戦に即した采配を試していくことになると思う。前を向いて明るく。あの雰囲気で1回から戦えますように。

(試合後、投手陣、野手陣、バイト組に分かれて練習。バイト行く奴ははよいけー!と大西監督)

開幕戦まであと半月

さて、開幕戦となる3月31日。もうちょっとですね。

簡単に花園セントラルスタジアムについて

駐車場側から。右奥に見えるのが花園ラグビー場

三塁側から。トイレは一塁側三塁側にそれぞれ。身障者用トイレもあります。

ジュースなどの自販機はありますが、食べ物を売っているところはないので、事前に用意しておきましょう。

更衣室がスタンド上部にあるので、選手が頻繁にグラウンドから上がってきます。トイレに行ったらたまに鉢合わせます。

こっちも一旦スタンドに上がってから柵を乗り越えて坂道ダッシュをするHIROTO。ごめん、流石に試合中のアップでここ走ってる選手は見たことない。(一緒のタイミングで交代した平岡はスタンドの上を走っていた)

で、写真撮る人もそうでない人も先に考えておかないといけないのは、網がかなりゴツい&高いです。どこが見やすいかは正直人それぞれですが、カメラ持っている人は前の方を要確保ですかね。

余談


選手交代を竹本審判に伝える大西監督。花園セントラルスタジアムはグラウンドに電話があり、そこから本部室に交代を伝えるシステム。

試合中に厚主にアドバイスを送る藤江コーチと試合後に神原の悩みを聞く大西監督。悩む時期。どうか報われますように。

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