J1第25節 vs浦和

勝利を手に入れるって大変だ…

スターティングメンバー

リザーブ:GK富居、DFフレイレ、MF菊地、MF梅崎、MF鈴木冬、MF古林、FW指宿

(前半まとめ)
“蝶のように舞い、蜂の如く刺した”興梠の一撃。
同点に追いつく機会をモノに出来なかったベルマーレ。

試合はいきなり動く。開始3分に浦和は素早い展開からの攻撃でベルマーレ陣内に攻め込み、最後は興梠慎三がJリーグ史上初となる8年連続二桁得点の大記録を達成した。

興梠の得点を奪う巧さ(ゴールへの道筋をつくったり、ラストパスを引き出したり)にクローズアップされがちな場面ではあるが、開始直後に浦和が大きく仕掛けたのは戦略上の作戦だったようにも捉えられる。
浦和レッズ自体がここ数試合の公式戦で勝てていないという現状、そしてベルマーレは勝利を収めた試合があるにしても失点が少なくない、という現状を浦和視点から照らし合わせてみたら、あのような先制点を奪う、というプランに行き着いたのだろう。
相手を左右に揺さぶりながらも、目的地の最終地点は興梠慎三に定めた上で、興梠の良さを思いっきり発揮させてたった一撃で相手を沈める。
大槻組長、なかなかのやり手ですな(笑)

一方、ベルマーレは失点はしたものの、バタバタしていた空気感は一切なく、試合が始まってフワッとした空気をすかさず浦和に突っ込まれた、という感じだった。
しかし、1点入れられて気持ちが入ったのか、その後はボールを持つ時間が必然的に長くなって、決定機をつくれるようにはなった。が、いかんせんゴールネットが揺らせない。

このあたりが、ベルマーレと浦和の“細かくて見過ごされそうだけど、実はそれが大きな差”、という能力の違いだった。
今後、ベルマーレがより上の順位を目指すなら、決めるところは決める、イージーなミスをより減らしていく、という部分を徹底しないと、昨年のように残留争いを強いられることになってしまうだろう。

(後半まとめ)
・梅崎投入で雰囲気もスコアも変えてみせたベルマーレ。
交代パターンも増やせるようになれば…

後半13分にベルマーレが松田天馬に変えて浦和レッズと縁もゆかりもある梅崎司を投入してからは、スタジアムとピッチの空気感がガラリと変わった。
コンディションが上がってきたこともあってか、ワンプレーごとのキレは凄まじく、同点弾につながる仕掛けを見せ、盟友西川周作との駆け引きも制して、対浦和戦2年連続ゴールを決めてみせた。
今は松田天馬と野田隆之介がシャドーの位置で充実感溢れるプレーを見せていて、梅崎、菊地俊介、山田直輝の3人が控えているという、ベルマーレのクラブ規模を考えたらかなり豪華な顔ぶれとなっている。
(これに現在負傷中のクリスランが戻ってくればさらに相手への脅威は増すだろう。)

そして、直近の数試合の交代カード3枚の切り方は、シャドーの選手2人と、右サイドの選手1人を変える、というパターンが続いている。
鳥栖戦で途中出場したクリスランの負傷というアクシデントがあった以外は、ほぼ全員が戦略的な流れの中で試合に投入出来ているので、そこから闘い方の幅が広がっていけば、自ずと勝利を得られる機会は多くなってくるはずだ。
前述の3人以外の選手(秋元、山根、坂、大野、未月、金子、杉岡、山﨑)はアクシデントがない限り、変わることはまずない選手たちだから。笑

日が経っちゃうと、書けることも限られてきちゃうね!笑
また次節お会いしましょう!!



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