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【自己紹介】XDC Networkとは?

皆さんこんにちは。SBI XDC Network APACの加藤千裕です。
グローバルに行われるXDC Networkの活動を皆様により知って頂く為に、こちらのnoteで情報発信を行なっていきたいと思いますので、宜しくお願いします。
とは言え、自己紹介が未だでしたので、今回の投稿で改めてXDC Networkの概要と、弊社SBI XDC Network APACが担う役割を簡単に説明させて頂きたいと思います。


XDC Network概要

XDC Network(旧XinFin Network)は、高速・高性能・低コスト・高セキュリティを併せ持つLayer1のパブリックブロックチェーンプラットフォームで、貿易金融や海外送金など、ビジネス環境・企業向けに設計されています。XDCと言うネイティブトークン(仮想通貨)も発行しており、ブロックチェーン技術と暗号資産技術を掛け合わせる事で、取引記録の保持、データの交換、資産の移転をより効率的かつ安全に行う事が出来るエコシステムを提供しています。これにより私達はスムーズなインフラ開発と金融取引を促進し、世界規模での経済的進歩と繁栄への貢献を目指しています。また、法人および個人の皆様に対してもXDCトークンの流通させる機会を提供することで、XDC Networkのミッションへの参画や貿易金融への投資機会を提供しております。

XDC Networkの技術的な特徴

  • ハイブリッドブロックチェーン
    1つ目の特徴は、パブリックブロックチェーンの透明性とプライベートネットワークの速度と安全性を組み合わせたハイブリッドブロックチェーンプラットフォームだと言うことです。これにより、ユーザーはセキュリティを損なう事なく、迅速でスムーズな取引を行うことが出来ます。

  • スマートコントラクト
    2つ目の特徴はEthereum仮想マシン(EVM)互換のLayer1のブロックチェーンであると言うことです。EVMで動作するスマートコントラクトや分散型アプリケーションがXDC Network上でもそのまま動作する事となり、自動化された契約や取引の実行を可能たらしめています。

  • ISO20022準拠の海外送金システム
    現在、世界各国の金融機関で利用されている外国送金フォーマット(SWIFT)では、2025年11月までに新フォーマットである国際標準規格ISO20022への完全移行が求められています。XDC Networkでは既にこのISO20022に準拠し、貿易金融・海外送金の効率化に取組んでいます。

  • DPoSコンセンサスメカニズム
    XDC NetworkではDistributed Proof of Stake (DPoS)をコンセンサスメカニズムとして採用しています。DPoSでは、選ばれた少数のノードがブロックを生成するため、処理速度が速く、外部からの攻撃への耐性を兼ね備えています。

XDC Networkの活用ケース

上記の様な技術的特徴を持つXDC Networkがどの様に活用され、どの様に社会に貢献し得るのか。こちらについては、次回以降の投稿で詳細に説明していきたいと思いますが、足元の注力分野は主に以下の2点。

  • RWAトークン化
    債券やプライベートエクイティなどの実世界の資産(RWAs)をブロックチェーン上で分割し、流動を高めることで全世界的なアクセスが可能となり新たな投資機会が生み出されています。XDC Networkでは、米国財務省債券やベンチャーキャピタルファンドの一部のトークン化に取り組み、5兆ドルもの潜在市場への進出を図っています。

  • 貿易金融の効率化
    ブロックチェーン技術を用い、船荷証券といった貿易文書の電子化や貿易資産のトークン化を行う事で、貿易に係る各種手続きの時間を短縮。これまで金融機関が提供してきた信用取引に代わる貿易金融としての決済サービスを提供する事により、約2兆円にも及ぶと言われている貿易金融の需給ギャップの縮小に挑んでいます。


SBI XDC Network APACの役割

XDC Networkが備える革新的なソリューションをAPAC地域に展開するため、SBIグループと手を取り設立されたJ/VがSBI XDC Network APACです。
 世界中で活動するXDC Networkの中にあってSBI XDC Network APACが果たすべき役割は大きく分けて以下の3つ。

  • パブリックチェーンXDC Networkの利用拡大
    XDC Network上で展開する、レイヤー2プロダクトを開発しようとする企業・団体等との連携及び支援を行い、XDC Networkの利用事例の一層の拡大を図ります。今後、日本語等、各国の言語による支援体制も徐々に構築していきます。

  • 貿易金融効率化に向けた連携先の拡大
     貿易文書電子化ソリューションを提供する、XDC Trade Network社(本社シンガポール)と共に、ソリューション利用者、世界貿易に関連する企業・団体との連携をSBIグループの持つグローバルネットワークも駆使し、拡大していきます。

  • XDCの認知向上・利用促進
    日本国内のみならずAPAC地域内におけるイベント等を通じたXDCの認知向上、新規にXDCの取り扱いを検討する暗号資産交換所等への支援を通じたXDCの利用促進を一層高めていきます。

簡単に纏めると、XDC Networkの社会実装に向けた実働部隊&広報部隊という事ですね。先ずはXDC認知向上のため、こちらのnoteでも情報配信を続けたいと思いますので、よろしくお願いします。

次回予告

XDC Networkの特徴である貿易金融にフォーカスを当てながら、貿易金融の効率化に向けたグループの取組み及び業界動向を何回かシリーズに分けてコラム形式で連載していきたいと思いますので、お楽しみに。

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