読書日記(2024.2.21) 吉本隆明1968
ブックオフの100円コーナーにあったので購入。積ん読だったが、幸田露伴の小説を読みたくて探していたら、本の山から出てきたので、30ページほど読んだ。
著者の鹿島茂氏がいかに学生時代に吉本隆明という思想家に影響を受けたかが詳しく描かれている。
私は、批評を柄谷行人から読みはじめてしまい、柄谷氏が吉本をボロクソに言っていたので、バカにして読みもしなかった。
しかし、中年さしかかって、人並みに人生の苦しさを味わってから、生活人としての基盤から自らの思想を組み立てていた吉本隆明