ニシヘヒガシヘ
ねむーい身体をひとまず新幹線に乗っけて、京都へ戻る弾丸東京出張。明日も西で朝が早い。そそくさと帰京の道。
久しぶりの東京は往路含めて滞在時間がイコールな上に半分は呑んでいた。どこにいても飲みたい人がいるのは幸せなことだ。
作るパートが異なる3人で語るのは、これからのことや漫画のことや東と西の違いのこと。たった2年しかいなかった東京は相変わらずの人の多さで京都がのどかな速度だということを差分で理解する。
新幹線から見える景色は真っ暗で
ぼうっと考え事をする。
少し寝ようと思っても勇んでタイピングする働き者のタイピング音がうるさく寝付けず。
貴様のエンターキーを静岡の暗闇に捨て去ってしまおうかという闇より深い憎悪を抑え込む。
大きな会社でいつもと変わらぬテンションで打ち合わせをしていた。担当の方の電話がなり、お客様のものと思われる500円玉が受付のソファに落ちていましたと連絡が入る。
あ、それ俺やわってかえりにみんなでもらいに行く。
自分で落とした500円玉なのにこうやってもらい直すともらったみたいな不思議。偽りのお得感。優しい人に拾ってもらった。ありがとう。
真っ暗な夜を切り裂いて間も無く京都。
このまま布団に運んでもらえたらなと考えながら、お金拾ってもらったことや、この願望も小学生みたいだなと思う。
まぁ、それでいいや。
疲れて爆睡するサラリーマンとともに今日は閉店。
お疲れ様。
いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。