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スイミーを読んで、未来のチームを考える

なんか最近、いろんな人に「スイミー」の話してる。

子どもと図書館に本を借りに行った時に久々にスイミー読んで、これは!と気づくことがあったから。

次の法人ってどういう形なんだろうと考えていた僕は、
「無数の小さな魚が、一つの大きな魚を模す」このページを見て、
あ、これじゃないかな!って思ったのだ。

僕たちは巨人じゃない。小さい小舟みたいな会社で、ものことづくりを生業とするチームは、小さいチームが多い。
巨大化することでビジネスとして凄い強みを手に入れると同時にできないことも多くなる。かつ僕の年齢でいくと、巨人的な企業体を目指すのもなんか食指が動かない。なんでかわからないけど。速度?自由さ?わからない。

感覚的に思っているのは、これから小魚みたいな小さなチームが信頼というネットワークで相互に連携しあいながら大きなチームを成す状態が良いんじゃないかと思っている。すぐに形状を変えれるし、僕は目をやろう、僕はヒレをやろう、と自分たちの強みを生かした戦い方ができると思うんだ。

ホールディングスでいいじゃんという意見もあるかと思う。
ここで大事なのは資本関係がないということもあると思っている。
鋭利に研ぎ澄まそていこうと各チーム思う中でベクトルの方向はバラバラ。そこに資本関係持ち込むとややこしいことでしかない。できればクリエイションという血液の中で信頼と繋がりとクオリティを交互にやりとりして接続される状態がベストだと思っている。

そして小さいチームが抱える課題は採用のリスク。
採用しても若い子を育てる余裕がない。しかしこれからの時代、ハイブリッドな人材でなければ、その子たちのキャリアアップにならない。なので採用に億劫になる。これすごいわかるなと採用活動中に思った。

採用する余裕が金銭的にあっても時間的な余裕がないと特に新人は満足に育てることができない。みんな新人時代を経て今があるので最初の数年がどれだけ大切かを知っている。だからこそ軽い気持ちで採用できない。

んーーじゃあ、みんなで育てたらいくねーか?と思った。
所属はうちだけど、隣の魚の子も育てる感じ。それはそばにいればできることだなと思った。だったら、このスイミー軍団を同じ場所に集めたら良いんじゃないかと思ったわけ。

で、今作ろうとしてるの、スイミーの巣を。
巨大なサメがきたぞーー(大型案件)となると、みんな集合して大きなチームになる。見たことない変な生き物きたぞー(チャレンジ案件)ときたら、それに太刀打ちできる魚たちでチームを成す。

場所としてもそうだけど、東京にも福岡にもいろんな街にもスイミーの巣があり、離れた巣通しでも繋がり合いがある。それってシェアオフィスじゃない?ってなるかもしれないけど、なんか違うんだな。小さいものづくりのチームってシェアオフィスあんまり好きじゃないと思う。愚連隊的というか、マインドとしては独立してるから、シェアしても酒を飲むテーブルくらいで十分だと思うんだよ。まさしくうちがそうなんだけど。

まさかビジネス書でもなく、子どもと読んでいた絵本でヒントをもらえると思ってなかったのでここでシェアしておく。そう思うわーって同業がいたら嬉しい。スイミーやろうぜ。

いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。