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ラテン語の格言 (12) 「苦難を越えて星へ行こう」

Per aspera ad astra.
 (苦難を越えて星へ行こう)
 ※今ではNASAの標語になっています

「苦難を越えて星へ行こう」という言葉は、それが語られた当時は、単語の語呂合わせに過ぎませんでしたが、今では、味わいのある標語になっています。これは、未知の領域への挑戦を意味し、技術的、財政的、肉体的な障壁を乗り越える冒険を感じさせます。また、人生の旅の比喩としても理解できます。困難を克服することで、私たちは高い次元の理解と成長を遂げることができます。さらに、この言葉は人類の集団的進歩を象徴し、異なる枠組みを超えて共通の目標に向かって協力することの重要性を表現しています。そして、これは永遠の好奇心と探究心の表れでもあります。目指す「星」は、新しい発見と可能性を意味し、絶えず変化し成長する人類の精神を象徴しています。

Qui rogat, non errat.
 (質問をする人は間違っていない)

Stultum est timere quod vitare non potes.
 (避けられないものなら心配しないほうがいい)

Deliberando saepe perit occasio.
 (熟考し過ぎたために好機が逃げることもある)

Non mihi, non tibi, sed nobis.
 (私のためでも君のためでもなく、私たちのために)

Jucundi acti labores.
 (仕事を成し遂げたときの嬉しさは格別)

Si fractum non sit, noli id reficere.
 (壊れていない物は直さないほうが良い)
 ※点検するのは良いと思います

Mutato nomine de te fabula narratur.
 (人物の名前を変えれば その物語はあなたのこと)
 ※どの物語ですか

Scio cur summae inter se dissentiant ! Numeris Romanis utor.
 (なぜ計算が合わない!? ローマ数字を使っているからさ)
 ※その後、I, V, X などのローマ数字は計算には使われなくなり、
  1, 2, 3 などのアラビア数字が普及した。

Libenter homines id quod volunt credunt.
 (人は望むことを喜んで信じる)
 ※ちょっと待て、信じる前に考えろ

(2010年4月26日から5月9日)


苦難を越えて星へ行こう

続き
ラテン語の格言 (13) 「変更できないのならその計画は間違っている」


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