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【#恋の思い出企画 〜乗せられる大阪人〜】

僕は老人ホームで働いている。

いつもは敏腕ケアマネとして、
ケアマネ業務を疎かにしながら
現場にふらふら出ていっては、
入居者さんの困りごとを
どうにかマシにしようと奮闘している。

ほんとはケアマネ業務がしたいのに仕方なく…。
ニコニコしながら現場で感じた
気付きやほんわかをお届けしている。


んだけども今日は何やら…
楽しそうな企画にお呼ばれしまして。



元々の企画はみおいち様。



ノー友のふるやのもりさんが書かれて、
 


共感できるアイテム、
ポケベルや固定電話しかない時代は
「わかるぅ〜!!」だったので
ニヤニヤ読ませていただいていた。


さらにコッシーさんも続いて書かれた。


普段から読みながらフフッとさせてくれる
コッシーさんの文章に引き込まれつつ、

告白にいたる気持ちの焦りみたいなものに、
甘酸っぱいやないか…とキュンキュンし、
#38歳のおっさんがキュンキュン


恋か…いつからだろうか。
もう、忘れちまったよ…
もう、思い出さないと思い出せないぜ…




と、よくわからない心情に浸りながら
コメ欄を見ると、






むむっ?( ̄+ー ̄)

やはり振られたら乗るのが大阪人。

銃で撃たれたら「ぐわぁ…!」っていう。

パスを受けたら全力でシュートする。

たこ焼き器がもちろんある。

お好み焼きがあったらひっくり返す。

#そんな大阪人が好き
#実際はそんな人ばっかりじゃないよ




ふるやのもりさんとコッシーさんが書いてて、
しかもパスが来てたらシュート打たねば!w
ということで。
乗っからせていただきます!






前置きはこの辺にし、

今日、仕事中も
パソコンの前で眉間に皺を寄せて
ケアプランを考えているふりをしながら
必死で思い出した、僕の初恋の記憶です。















僕の初恋は
中学一年生の頃、


同じクラスになった、Tさん。


Tさんは、小学校も同じで、
なんと六年間同じクラスだった。

班活動で一緒に遊びにいったこともある。

仲は特別良くもなく、悪くもなく。
小学校の頃は、なんとも思ってなかった。



うちの中学は、
近くの小学校二つから生徒が集まる。

当時は一学年に7クラスあり、
仲のいい子とは
あまり同じクラスにならなかった。




そんな中、Tさんと同じクラスになり、

「またおんなじやん!」


と言ってくれた笑顔が、すごく可愛かった。



その時は、
ほんとにその時までは
なんとも思ってなかった。


…のに、

七年間もおんなじクラスだったのかぁ…


とか、

おんなじクラスになったことを
嬉しそうにしてくれたなぁ…


とか。


今思い出すと、それだけで?
だけども…そう、それだけで。


僕の恋が、走り出していた。
#あんちゃん








もう、一度気になっちゃうと
何をしてても気になる。


授業中も、Tさんが友達と喋ってる時も
ボーッと見てしまう。
#うんうん


確か僕は自分のシャーペンのペン部分に
Tさんの写真を入れてた。
#うん


Tさんの家の近くを
うろついた記憶もある。
#うーん


ええ、今のご時世だったら多分、
いや、結構な確率でアウトでしょうね。
#寛容な時代でよかった








僕は中学生時代ラグビー部で。

今でこそ標準体重に寄ってきたけど、
当時はヒョロヒョロで、
試合でタックルに行っては
跳ね飛ばされて病院行ってたなぁ。
#ひと試合に一回
#ミツバチタックル


Tさんはソフトテニス部で、
たまたまコートの外に飛んできたボールを
拾って手渡しすることができた時、
むちゃくちゃ嬉しかった。

…ので、ラグビー部では、
校舎の周りをランニングする
練習メニューがあったんだけど、
校舎の外れにある
ソフトテニスのコートの前を通りたくて、
外周を何周も何周もしてた。


すると顧問の先生が、
「みんなねずみを見習え!」と
外周が基本コースになったのはいい思い出。
#クラブの他の方々はとばっちり
#同期が不純







時が経つにつれどんどんと
Tさんへの好きの気持ちが高まってしまい、

もう、気持ちを伝えたくて
仕方なくなってしまった。





当時から、
今でも親友のMという男がいる。

MはTさんとも仲が良く、
もちろんTさんのことも相談していた。

その時も、Mの家で
Tさんの話をしていたら、

多分、いけると思うんだ。
電話して、告白しようぜ。


という流れになった。
#唐突
#根拠は



しかし今思い出すと、
当時固定電話しかない時代。

親が出たらどうするのか?
…なんてことは頭にはない。

電話だ!
電話するんだ!
この思いを伝えるのは今だ!

うおおおおおおおお!




勢いのまま、
Tさんの家に電話をかけた。
#これMが悪いんじゃね


プルルルル…


プルルルル…


ガチャ

「はいTです。」



本人。






正直何を言ったかは覚えてない。

確か、

「突然ごめん。」
「好きだ。」
「付き合ってほしい。」
「返事はいつでもいい。」

みたいなことを言って電話を切ったと思う。

電話が終わったあと、やり切った感で
Mとハイタッチしたのは覚えてるw
#いや答えまだだからね







しかし返事の場面も、記憶が朧げで…


…確か、直接じゃなくて、
M伝いに結果を聞いたはず。



結果だけはしっかりおぼえてて、
振られたのだけは確実。
#コーラを飲んだらゲップが出るくらい


強がって、
なんでもない風を装った気がするw





その後もMとTさんは今まで通り遊ぶので、
Mから最近のTさん情報が入ってくるのが

…すごくうっとおしかったw

僕はMさんとはまともに話すことも
できなくなってるっていうのに…






しかしその後、更なる悲劇が僕を襲う。

M情報によると、
Tさんが同級生と付き合ったというのだ。
#Mまじ黙れよ


Mと同じ野球部のYくん。
あまり話したことはないが、
僕のイメージは、
物静かな人であまり目立つタイプではなかった。






失意の中のある日、

下校中に忘れ物に気づいた僕が
踵を返し学校に向かうと、
遠くからTさんが
こちらに向かってきているのが見えた。


これはチャンスだ!

フラれてからなんとなく
話しかけにくくなってたので

ここで話すことができれば、
また普通に話したりできるかも…
と思い、ルンルンで向かう。


しかし近づくにつれ、
Tさんの笑顔がひきつっているような…?
もう嫌われちゃったかな…?
と思いながらも、

「よお。」「忘れ物しちゃってさ。」

と声をかける。

Tさんは

「そ、そうなんだ。へぇ〜。じゃ、じゃあね。」

と。

嫌われてる…感じじゃないけど、
やっぱり自分が振った男に対しては
気を遣うわなぁ…なんて思って学校に向かうと、


さらに向こうから、
Yくんがバツの悪そうな顔で歩いてきていた。



あ…。









悟ったなぁ。




一緒に帰るんだけども、
学校出る時から一緒だったら茶化されるから、
しばらく行ってから合流のパターンね?

















うらやましいやないかーーーー!!!!




















僕はその後、
中学2年生で転校する。



結果も惨敗、
その上転校もしちゃったので
完全なる終わりを迎えた、僕の初恋。

 


…にはさらに続きがあって。




僕は転校してからも、
Mとはよく遊んでいた。

転校してしばらく、
友達がなかなか出来なかった僕。
Mのおかげで青春を乗り切れたのは間違いない。





Mを介して、
1年ぶりぐらいにあったTさんは

茶髪でタバコを吸ってた。
#あれっ



Yくんが不良路線になり、
その影響でTさんも…
#しかもまたそれが可愛いと来たもんだ


傷口に塩、
という諺を覚えたのが
この時だったとかなかったとか。  
#なかったな





成人してからも、
Tさんとは何回か会う機会があって
今では確か、二人の男の子のお母さん。

シングルだけど、
子育て頑張ってるって言ってたなぁ。





若気の至りって、あるよね。

言ってる僕も小学校の時に
Mと隠れてタバコ吸ってたしw

Mの家に泊まりに行って、
髪の毛金髪に染めて家に帰って
親父にムッチャどつかれたなぁw
#やっぱMが一番悪いんじゃね?




いやー。

色々思い出して、楽しかったです。

久しぶりにMと飲みに行きたくなりました。


初恋関係なくなりましたが…


みおいち様、
ふるやのもりさん、
コッシーさん。

楽しい企画、
ありがとうございました。


























ちょっと!

書いてから気づいたけど!

ふるやのもりさんもコッシーさんも
初恋実っとるやないかい!

僕だけが玉砕しとるやないかい!


なんか、

ずるいぞーーーー!!!!!








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