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身体に悪いことは髪にも悪い?注意したい2つの生活習慣

『お酒とタバコは身体に悪い』という話はよく聞きますよね。
では『お酒やタバコは髪や頭皮に悪い』のでしょうか?

今回は、髪のためにも注意したい2つの生活習慣とその理由についてご紹介します。

①過度な飲酒

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適度な飲酒については髪にとって問題ないとされています。
ですが、度を越えた量を飲んでしまうと髪にとって悪影響を及ぼすことがあります。

ここからは、なぜ過度の飲酒が良くないかを説明していきます。

アルコールを分解するために髪の成長を助ける成分が使われる
主に使われる髪の成長を助ける成分は、以下の3つです。

亜鉛
髪の毛が伸びてくる周期を正しく保つために必要な成分です。
亜鉛が適度に摂取されていれば、髪の毛は安定したスピードで伸びていくので、薄毛が起こりにくくなります。逆に、亜鉛が適度に摂取されていないと周期が乱れ、髪の毛が弱くなりやすく、抜け毛が増えるようになると言われています。
アミノ酸
髪の毛を頑丈にし、抜けにくくするために不可欠な成分です。
アミノ酸が足りていない弱い髪の毛は、わずかな頭皮環境の変化に耐えられず、すぐに失われる恐れが出てきます。また、髪の毛が抜けてしまう事で、頭皮が乾燥など外部からの刺激にも左右されやすくなるでしょう。
ビタミンA
髪を構成するタンパク質を生み出すために大切な成分で
また、健康な細胞を作って頭皮を強くするためにも欠かせません。

過度な飲酒は有害物質が分解されにくくなる
アルコールを摂取すると、肝臓で『アルコール(エタノール)』が分解され、有毒物質『アセトアルデヒド』となり、さらに分解されると最終的に人体な無害な『酢酸』という成分になって体内に吸収されていきます。

しかし、飲酒量が多いとアルコールの分解が上手くいかず、『アセトアルデヒド』のまま体内に残ってしまうと言われています。

明確な結論ではないものの、『アセトアルデヒド』は脱毛ホルモンといわれる『ジヒドロテストステロン』と結びつき、薄毛の進行を早めるかもしれないという研究データや、
『アセトアルデヒド』が増加すると『ジヒドロテストステロン』も増加するという研究データもあることから、もしも本当ならば薄毛への影響は少なくないといえるでしょう。

お酒に含まれる糖質が頭皮環境を悪化させる
ビールや発泡酒、日本酒といった日本人によく飲まれているお酒には糖質が多く含まれています。

糖質は、皮脂分泌を多く促すと言われています。もちろん頭皮も体の一部なので例外はありません。

皮脂の分泌が多くなりすぎると毛穴をふさぎ、髪の毛の成長の邪魔になってしまったり皮膚炎の原因となる菌を増殖させてしまうと言われています。

睡眠が浅くなる

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先ほども出てきた有毒成分『アセトアルデヒド』は身体にとって以下の悪影響を促すと言われています。

睡眠の阻害
利尿作用
いびき
血行不良

結果的に眠りが浅くなり疲労感を引きずったまま目を覚ましてしまうと、髪の成長を助ける若返りホルモンといわれるIGF-1の分泌が少なくなってしまいます。結果的に髪にとって良くない影響を与えてしまう事があります。

②喫煙

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タバコに含まれる有害物質は種類が多く、髪にも少なからず影響を与えると考えられています。
タバコの成分の中でも、特に薄毛に関係があるとされている成分は『ニコチン』です。

ここでは『ニコチン』が髪に与える悪影響について説明します。

血管収縮作用があるため、全身の血流が悪くなる
血流が滞ると、頭皮以外の部分でも酸欠や栄養不足の状態になり、栄養素の奪い合いになります。
生命維持には直接関係のない髪への栄養が他へ回ることになるため、
生命維持に関係ない髪への栄養が回ってこず、髪の成長が遅れたり、髪自体が作られなくなったりします。

髪を作るときに欠かせないビタミンCを破壊する
せっかく食事に気を使っても、吸収したビタミンCを『ニコチン』によって破壊してしまったのでは髪は作られにくくなってしまいます。

自律神経に作用する
『ニコチン』の作用で交感神経が優位になると、頭皮の発汗量や皮脂の分泌量が増加します。

他にも、皮脂が過剰に分泌されると、毛穴を詰まりやすくなったり湿疹ができやすくなったりして頭皮環境が悪くなることが挙げられます。

まとめ

全然知られていませんが、過度な飲酒と喫煙が髪にとってこんなにも悪影響を及ぼしています。

お酒とタバコは依存性が強いとも言われていて、なかなかすぐにやめたり量を減らしたりするのは難しいと思いますが、未来の髪のために少しでも良いことを始めていきましょう。

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