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生理と占星術

今日はかなり繊細な話をしよう。
今、生理二日目。生理って、辛い。
腹は痛いし、体調は崩すし、腰が辛すぎて動けない。

昨日、この漫画で、「自分の体に男性と交わるための性器が生まれつき付いているのが辛い。」と書いてあるのを読んだ。
そんな風に考えたことがなかったので、これを読んだときビックリしてしまった。

生理は、命の痛みを思い出させてくれる。
アストラル体の状態を表現するのも、生理の役割だと思う。もしかしたら低い次元ではあるけど。

元々生理がかなり重い方だから、中学生のときから病院にお世話になっていた。
はじめは「もういっそ子宮なんて無くて良い」と泣き出すぐらい嫌いだった。高校生のときも、あまりにも生理が重くて、下痢もひどいし、痛み止が聞かない上に鬱病患っている状態だったから、昼休みにトイレで死に被って、何度かフラフラしながら早退したことがある。あの時の、意識が朦朧として冷や汗が出てきて、(ああ、もう家に付く前に死ぬんじゃないかな)という感覚は本当に恐怖、恐ろしいものだった。
何より、自分は男子たちと同じように活動できない現実に、腹が立った。小学生六年の時は夜遅くまで男子に混じってドッジボールをしていたし、彼らはもしかしたら私に気を遣っていたかもしれないけど、私自身は女の子と遊ぶときよりも存分に自分の身体能力を発揮できるし、遠慮し無くて良いから本当に心地が良かった。それなのに、中学生になって生理が来て、自分は彼らと同じだと思っていた幻想を崩されたのが悲しくてたまらなかった。でも、生理で自分の弱さを自覚させられた以上、それより先に進む勇気は湧かなかった。

しかし、生理はしっかり向き合って休めば、悪くないものだ。生理の感覚は心の感覚と波長を同じくしていると思う。
私は普段から男性っぽい性格をしている自覚がある。男性っぽいというより、活動的な火星のエネルギーを思う存分使っているし、それを行動や思考の軸にしている自覚があるといって良いかもしれない。時々、本当にどうして女性に生まれてきたのか分からなくなる。
そんなとき、生理が来ると、とたんに火星のエネルギーは使えなくなる。火星のエネルギーを放っておくと内面に向かって事故を起こすので、生理中に火星のエネルギーは絶対に使ってはいけないのだ。
そうすると、自分の中の金星の部分…愛玩具としての性のあり方をはっきり自覚させられる。

金星の解釈は様々だが、私は金星は小惑星リリスと対比して考えるのが良いと思う。
小惑星リリスは、火星と対等だ。それは創造的なエネルギーであり、男性と対等に創造的な性のあり方を誓う女性像を示す。
だが、金星は月に近い。基本的に受け身であり、火星のエネルギーを受け取る機能を持っている。
金星のエネルギーが強い人が外見が美しいのは分かりやすい例だ。この世的な波動の高いエネルギーを受け取る力が強い人間は、その分だけ己を美しく保つことが出来るし、周囲もまたそのような人に惹かれやすい。
そしてこれは、受け身としてのメスの部分…月とは違い、「自分である」感覚としてのメスの部分だ。
月は自分ではないから取り扱うのは難しいが、金星は出し入れが可能な機能だと言える。
何となく、冒頭の漫画の言葉は金星の匂いがする。火星っぽい私には…分からないわけではないけど、あまり無い思考だ。普段からあまり金星を意識しないせいかもしれない。金星を使うこと自体、私には天王星(中性になった気分)的な感覚があるのだ。

普段火星っぽい私が金星を自覚するというのは、悪いことではない。性のバランスを取り戻し、己本来の立ち位置に戻るという意味では、土星的な機能もあるかもしれない。同時に、冥王星的な蠍座の司る生命感覚を意識することになる。そこに在るのは究極の安定だ。


結論

生理のときには謎に精神が安定しているのは、いつもより性バランスが整っているからなのだろうと思う。生理は悪くない…土星的、教訓的な生理を受け入れようとしない自分の偏った性バランスのあり方に問題があるのだろう。
受け身である女性性は正直辛い(カッコ悪いもん)けど、それを受け入れた上で小惑星リリスの女性的創造性の喜びを使えるようになれば、自ずと太陽に近づける気がする。








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